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あこがれの酒場放浪記

2016-03-22 07:03:03 | 日記
吉田類の酒場放浪記 武蔵境駅 「たけちゃん」


吉田類の「酒場放浪記」というのを知ったのは、ユーチューブでした。
それでテレビでも観てみましたが、
確かBSだったかな?で放送されていました。

でも、私はテレビは殆どと言っていいくらいに観ないので、
酒場放浪記は、私はもっぱらパソコンで観ています。

イヤー、いいですね~。
この吉田類という男、親しみやすく、人間性が感じられていいですね~。

私もこんな風に、あちこちの居酒屋を飲み歩いてみたいという、
一種の(あこがれ)みたいな思いがあります。
勝手に行けば・・そうなんですが、
もう今更、この歳で「イヤー、みなさん始めましてカンパーイ」でもないし。

若い頃、生意気に薄汚いあごひげなんぞ生やして、
首からは愛機(ニコンF)なぞぶら下げて、
如何にも食えないカメラマン丸出しで、逆にそれを粋がって・・
そういった時代に、こんな風に居酒屋を飲み歩きたかったと思うんですが、
如何んせん、その時代の私は酒を全然飲まなかったんですね。

友人たちとの付き合いで、時々ビールくらい飲むのが関の山。
あんな不味い物の何が美味しいの?と不思議だったんですから。
(今にすれば、誰しもが信じられらんな~い)と言いますけどね。

友人にYという寅さん大好き男が居ましたが。
ある日、そいつと一緒に、洗足池にボート乗りに行きました。
そこで、今で言う(ホームレス)の汚い男が話しかけてきました。
「にいちゃんよ~、煙草ないか~い」
するとYはこう言ったのです。
「煙草ですか、ハイハイありますからね」と言って、
ホームレスに一本差し出し、ライターで火を点けて、
更にこうも言ったのです。
「煙草切らした時はお互いさまですからね」と。

私はビックリして口をあんぐりと開け、Yの顔をつくづくと眺めたものです。
こいつって一体どんな男なんだろうか?

そいつとは何度か居酒屋に行った事がありますが、
そんな人間性だし、親しみ易く気さくに話しかけられる顔をしていたので、
見ず知らずの人ともすぐに仲良しになるという特技がありました。

それに比べて私は、酒も殆ど飲めないし、
第一、他人から見れば取っ付きにくい、怖い顔な男ですから、
彼のおこぼれで他人と話すくらいしか出来ませんでした。

そういった意味では、吉田類みたいに、
見ず知らずの居酒屋巡りといっても、きっとぎこちないと思うし、
もう妻帯者となってしまった今では、そんな風来坊にもなれず、
「いいな~」っと憧れてしまいます。

こういった下町情緒の、いわゆる小汚い居酒屋では、
男っ気ばかりの方がいいし、
逆になまじっか女っ気など無い方が全然いいんですね。

家に帰っても古女房から邪険にされているのか?
まるで女にモテないので、「女なんて要るか」と開き直っているのか?
純粋に男同士で飲んで話すのが好きなのか?
そういった事ではなく、とにかく居酒屋というムードが好きなのか?
酒の肴が食べたくて来るのか?
なんか、居酒屋っていいんですね~。

自分ちのご近所にそんな居酒屋があったら・・・
すぐに財布の底がついちゃいそ~だけどね。
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