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中国最大の三峡ダム・決壊の危機迫る

2020-06-23 11:41:23 | 日記
「三峡ダム危機」 最悪の場合 中国の4分の1が水没






中国・三峡ダムは長江(揚子江)にかかる、
2009年に完成した中国最大、世界でも有数の巨大ダムです。

最初の発想は1919年、孫文によるものとされています。
その目的は洪水抑制・電力供給・水運改善です。

堤高185メートル(黒部ダムより1メートル低い)
堤長・2310メートル。
貯水量、2930億m³。これは琵琶湖の1、4杯分だそうです。
湖水面積は琵琶湖の1,7倍。
世界最大の水力発電ダム。その発電量は原発16基分。
ダム湖の長さは660キロメートルで、東京~姫路間の距離。







途方もなく、気が遠くなりそうに大きなダムだという事が分かります。
時の首相・李鵬が中心になりダム建設が決定されたのは、1992年でした。
その時の国家主席は江沢民でした。
その年の全人代(全国人民代表大会)中国の最高権力機関・最高立法機関とされています。
そこで山峡ダム建設が正式に決定されました。

しかし、賛成率は67%であり、
毎回、全会一致的な事が多かったのに比べ、
反対者・棄権者が33%も居たという事は異例だったのです。
それだけ山峡ダム建設には問題点が最初から多かったのです。



三峡ダムには、パナマ運河と同じ構造の閘門(こうもん)があります。
船を一旦ドックに入れて、水面を上昇させてダムの行き来をさせるのです。
これによってそれまでは3000トンクラスの船しか行かれなかった、
長江上流の都市、重慶に1万トンクラスの船が行かれる様になりました。

三峡ダム最大の目的は洪水の抑制でした。
それまで長江では昔から洪水被害が絶えなかったのです。
しかし、完成後に洪水は無くなったかと言えばそれは逆でした。
三峡ダムの上流でも下流でも洪水抑制にはならなかったのです。
それどころか、あまりにも大きな自然破壊による為なのか?
地震や地滑り、がけ崩れといった(その因果関係は未解明ですが)
災害が増えてしまったのです。
そして、ダム湖は上流にある重慶市から流れ込む生活排水の為に、
(汚水の肥溜め)と言われているそうです。







三峡ダムの上流には東京の2倍以上の人口3000万人、
世界最大の大都市、重慶市があり、





下流には人口1100万人の、今回のコロナ騒動発祥地と言われる武漢市があり、







そして河口にあるのが人口2400万人の大都会・上海。
もし、三峡ダムが決壊したら、その被害は甚大どころか世界的な規模の惨事となり、
日本も勿論大被害を被る事は間違いありません。
三峡ダムの上流であろうが下流であろうが、
こういった大都会が大変な被害を受け、大惨事の影響は、
その後数十年、あるいは100年に及ぶかもしれません。
新型コロナでも中国からの部品が途絶え、日本中の工場が、
てんやわんやの大騒ぎになった事は、未だ尾を引いているし。

ダム決壊の洪水による死者は数百万人に及ぶでしょうし、
それに関連する被害者数は数億人になるでしょう。
日本人でも、その影響で生活が一変する人は相当な数になるでしょう。



これが最近撮られた人工衛星からの映像です。
2009年完成時には直線だったダムが・・・



2018年には、はっきりと歪み曲がっているのが一目瞭然。
中国政府は人工衛星画像の誤差だとか、
ダムがたわむのは最初から想定内だとか言ってるみたいですが、
大事故を起こした列車をあわててブルトーザーで地下に埋めてしまい、
何事も無かったなどと、言い張る嘘だらけの国家。

もう無理でしょ、もうダメでしょ。
専門家が指摘している様に、三峡ダムが崩壊する前に、
取り壊すしか、大被害、大人災を防ぐ方法はありません。
でも・・きっとやらないね、あの国は。
結局、こういった一大プロジェクトをやると、
時の権力者は(美味しい思いができる)んだよ。
自分の懐が潤って孫子の代まで、いい思いをしていられるんだよ。

だから、己の非を認める様なバカはやりません。

で、このダムが決壊する日はいつになるんでしょうね?
世界中がコロナで青息吐息だというのに、
今、このダムが決壊したら・・何でこんなに嫌な事ばかりなんだろう。





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