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河童の歌声

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憧れの4×5インチカメラ

2016-05-20 13:17:59 | 写真
16ミリ・ムービーカメラの事を書いたついでに、
スチールカメラ(要するに普通の写真カメラ)の思い出も書いておきます。

私がメインに使っていたカメラは、あの名機で名高いニコンFと、
ニコマートという露出計付きのカメラでした。
その他にも数台のカメラがありましたが、
そんな35ミリカメラとは違った中型カメラを一台持っていました。

それが、アサヒペンタックス6×7。





それは35ミリに比べていかにも大きく重いカメラでしたが、
私は、その描写力と手応えが大好きでした。
大型のレフレックスミラーが(バシャッ)と響く手応えは、何とも言えない感覚が有り、
その、他には無い感覚が好きだったのです。
そして、中型カメラの描写力・・それはとても素晴らしかった。

このカメラですが、何処だったかが故障してメーカー修理になったのですが、
メーカーからの回答は、かなりの修理金額になるとの事でした。
それ以後、私はそのカメラをほったらかしにしました。
あのカメラは、その後どうなったんでしょうね~???オラ知らね~(笑)

6×7サイズより、なお一層の描写力を誇るカメラに4×5インチカメラ(通称シノゴ)があります。
大型という意味では、それ以上の8×10インチ(通称エイトバイテン)もありますが。

4×5インチカメラには有名なドイツのカメラ、
リンホフ・スーパーテヒニカがあります。





その描写力には憧れましたね~。
特に山岳写真では他の追従を許さない、絶対的な美しさがありました。
しかし、リンホフはあまりにも高価で買える筈もなく、
そんな中にも日本製に良いカメラがあったのです。
それは、トプコン・ホースマン。これもかなり有名なカメラです。
それより更に安価なカメラがありました。
ナガオカ製作所の4×5とか、タチハラ製作所の4×5とか。
何れも手作りの木製カメラでした。
とは言っても、やっぱり憧れはリンホフでした。

私は数回借り物の4×5インチ(トプコン)で写真を撮った事がありますが、
なんせ重いし、フィルムが裏表の2枚しか撮れないのです。
それをセットする板が、これまた重い。
さらに4×5インチカメラは、映像が上下逆に映るので、慣れが必要なのです。

アルプスに登山に行って、この4×5インチカメラを見かけた事は、たった一度だけ。
そんな重い物を持って山に登って来るのは、プロしか居ないでしょうね。
それは、憧れではありますが、体力に自信の無い私には所詮、無理だったでしょうね。
20キロ、30キロを背負ってダッシュできる位の体力が無いと無理な世界ですね。

山は無理でも、私は消えゆく日本的な家屋を4×5インチで撮ってみたかった。
でも、憧れは憧れのままだから、今でも憧れなのかな~。


エリカさんに言われてしまいました。
「貴方はカメラの事で色々ウンチクを言ってますが、
その割にはずい分無駄遣いしてきましたね」だってさ・・・
エリカさんと知り合ってから買ったカメラでも5台目。

それ以前は・・・・・?


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