私のカメラ歴は、ヤシカ・エレクトロ35から始まりました。
自分でお金を出して初めて買ったカメラです。
しかし、標準色ではなく、あくまでもブラック(黒色)にこだわりました。
それが如何にもプロ的に見えたからです。(可愛かったね)
このカメラでは仕事先の各地で風景写真や自撮り写真を沢山撮りました。
その内に、いわゆる芸術写真に目が向いてきて、一眼レフがやはり欲しくなり、
選んだのは、アサヒ・ペンタックスSPでした。
それは後になって思うと、あまり理想的なカメラではなかったのですが、
私に色々な撮り方を教えてくれた懐かしいカメラです。
ペンタックスを離れた私は、いよいよニコンへと流れて行くのですが、
そんな中で一度だけ中型カメラを買いました。
それが、アサヒペンタックス6×7です。
あの重量感と、バシャッと響くミラーの反動音が素晴らしかった。
それにしても、カメラがフィルムからデジタルへと圧倒的な進化を遂げ、
もう二度と手に入らなくなってしまったカメラの多い事。
東京光学製の、トプコンREスーパー。
かなり高価な一眼レフでしたが、一度も見かけた事のないカメラでした。
コーワ(興和)SW。レンジファインダーですが、
28ミリの超広角レンズが固定されていた珍しいカメラでした。
現場監督が工事の証拠写真を撮るのに多用されたカメラでした。
マミヤは、こういった独特の中型カメラを作っていましたね。
これらのカメラはそれなりに見かけたものです。
ゼンザブロニカの6×6カメラ。
ハッセルブラッドが高くて買えない中型カメラファンから支持されました。
リコーは今ではコピー機が有名なのかな?
というか同じメーカーだったんだろうか?
あまり見かけないカメラでした。
富士フィルムも昔はカメラを作っていたんですよね。
今はどうなっているのか知りませんが。
ミランダ・・ありましたね~。
でも私は一度も見た事はありませんでした。
オリンパスペン。他のメーカーは何処も手をつけなかった、
ハーフサイズの一眼レフでした。
友人に持っている男がいましたが、36枚撮りが、72枚も撮れるカメラでしたね。
ペトリ。安さが売り物のカメラで、
写真入門の高校生あたりが持っていそうなカメラでした。
大人が持つとチョッと気恥ずかしい思いがしそうでした。
本当に懐かしい。
フィルムが無くなり電子になった時点で、カメラの形態は圧倒的に変わってしまい、
もうこういったカメラは中古店でしか見かけません。
私はカメラマニアではないので、
カメラを収集したり執着したりといった気持ちは無いのですが、
たった1台だけ、今でも欲しいと思うカメラがあります。
スイスの小型映画用カメラの、ボレックスです。
このカメラだけは手に取って触り、頬ずりをしたいくらいです。
新品というのは、多分もう製造していないと思うので、全部中古ですが、
大体の相場で20万円前後みたいです。
でも、それを買ってもただ眺めているだけなんですね。ヤレヤレ。