
ついに、大人への階段を上がりました一人居酒屋初体験。
ほとんどのお店に昼は一人でも入れます。昼間フレンチビストロでコースを食べてグラスワインを飲むくらいのことは大丈夫。
が、夜はコース料理はじめちょっとおしゃれなお店、寿司屋、居酒屋は一人では入りづらく、出張の夜はうどんや、デパ地下やスーパーで何か買って部屋で食べる、というパターンが多いです。
しかし、「折角珍しい土地に行くのだから、その場所ならではのものを食べて、仕事だけでなく楽しもう!」「居酒屋くらい一人で行けなくて精神的に自立していると言えるか!」と一念発起
(後者は論理の飛躍あり川上弘美著「センセイの鞄」を読んで以前そう思いました。テレビ映画では小泉今日子が主人公を演じていて、自然な感じで居酒屋で飲んでいる姿も印象的でした。)
今治に着いた一日目、「世渡」(せと)という焼鳥屋さんへ。美味しくて清潔とウェブでの評判がよく、満席のことも多いと書いてありましたが、開店間もない時だったからか、カウンターにすんなり案内されました。
今治の「焼き鳥」は炭火やコンロで炙り焼きにするのではなく、鉄板の上に鶏肉を置き、さらに上からプレスというこてのようなもので鶏を鉄板に押しつけてカリッと焼き上げたものです。
写真の右上にちょこっと写っていますが、このお店は注文シートに鉛筆でチェックを入れるタイプです。お店側のお勘定も楽ですし、特に一人の時は気楽ないいシステムですね。
この「世渡」は特段ブランド鶏は使っていないとのことでしたが、鶏が新鮮なのでしょう、臭みの無いレバー(きも焼)はじめ、手羽先、せせり、すべてたいへん美味しくいただきました。
こちらの大将はかなりこだわりがある方のようですべての客は、最初に写真の「かわ焼」を食べなくてはなりません。
これは、十分身もついている鶏の皮を鉄板でカリッと焼き、超甘のしょうゆベースのたれをかけたものです。後ろのキャベツはサービス。どんどん追加してくれます。
私は、もともと甘い味付けは苦手なので、同じ鶏皮を焼いてポン酢、青ネギみじん切りをかけた「かわ酢」のほうが好みに合いました。
一人居酒屋。ちょっと緊張しましたが、終わってみると大したことがなく楽しく食事できました。次回の出張もがんばるぞ!
小さな達成感を得て焼鳥屋を出た後、ぶらぶらしていたら、ほとんどシャッターの下りているさびれた商店街に可愛いケーキ屋さん発見!パティスリーLienという店でした。ケーキの紹介はこちら。
次の日も今治で泊まったのですが、この日の昼ごはん、夜ごはんは両方かき氷。登泉堂に2回行きました。後ほど詳しくご紹介。
初日はまだ居酒屋突入!の元気がありましたが、余りの暑さに気力がついえてしまいました。
その次の日は高松へ。朝、宿泊した今治国際ホテルの朝ごはんをしっかりいただいたのであまりおなかがすかず、おやつの時間に訪問先近くのうどんやで(これは外れ)。
ちなみに、今治国際ホテルの和洋ブッフェはなかなか。中庭に面した席に座れたのですが、緑を眺めながらの朝食は解放感があってよかったです。クロワッサンが天然酵母を使ったような生地で、とても美味しかった。今治にいらっしゃるならこのホテルをお勧めします。露天風呂もありました。
(おまけ)
同僚と行った出張グルメ
・鶏の水炊き(福岡)
・ねぎ焼(大阪)
・ひつまぶし(名古屋)遊びに来てくださいましてありがとうございます。”おいしそうだな”と思っていただけたらブログランキングへの投票(ここをひとぽち)お願いします
↓「センセイの鞄」は谷崎潤一郎賞受賞。川上弘美の小説の中では軽やかな読後感のよいもののひとつで私は一番好きです。
世間一般の考えからしたら、奥さんに逃げられた元教師、30代後半の独身独居女性は変わりものなのかもしれませんが、主人公二人の生き方に悲壮感がないのがすてきです。「あわあわと」過ぎた恋に乾杯
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↓柄本明の演技のうまさが光っています。モト冬樹もうまい。芸達者な役者さんの中でキョンキョンも特段浮かずいい味出しています
(演技とも思われない音痴な歌声は、もう歌手を引退したからこそできることかも)。
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