私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

再び「年歳(とし)」ついて

2009-01-03 12:47:12 | Weblog
 昨日、「明けましておめでとう」の起源について話しましたところ、早速、例の緒石塊氏よりお叱りのメールが届きました。
 「田寄せなどという言葉はありゃあせん。正月早々ええかげんにせえ」というのです。続いて
 「年というのは疾(とし)の義で、あっという間に過ぎ去るという意味で、疾(と)く々進みゆくので年(とし)を疾(とし)の義にしたのある。これが本当の年の意味だぞ。覚えておけ。どこからか知れんがええ加減な説を拾いだしてきて、これこそが本当の「年」の意味だなんて堂々と書く馬鹿がどこにおるか。よく心して書け」
 と、悪口雑言を浴びせかけてきます。さらに、緒氏は
 「その証拠として古今集に、こんな歌があるのを知っているか。知らないだろうから教えて進ぜる。
   “とどめあへず むべも〈とし〉とは いわれけり
               しかもつれなく すぐる齢(よわい)か”
 ちいでに、この歌の意味も教えてやるから覚えておけ。
 留めようとしても留められず年が疾しといわれるのはもっともなことだ。自分の意志とは関係がなくつれなく老いてゆく年齢であることだよ、ぐらいの意味だ。わかったか」
 というのです。早速お礼のメールを送っておきました。正月早々いやはや、どんだことでした。
   
 それから吉備津神社の三味線餅つきを見学に行きました。にぎやかなお囃子をバックに、威勢のいい杵の音が新装なったお屋根に響いていました
    
 それから御陵に参拝して、
   
成親の御墓にも詣で東細谷川を下りてきました。

 なお、鏡岩に立ち寄りて一首。

  鏡岩 いざ立ち寄よりて 見てゆかむ
           年経ぬる身の 先のありやと

 これが私の正月3日でした。
 

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