私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

後藤松蔭の細谷川を呼んだ漢詩

2013-02-01 18:18:29 | Weblog

 文政2年、岡山藩士で画家でもある「鳥越煙村」は石屏・南圃・松蔭の3人と一緒に細谷川の桜見学に宮内の芸者衆を連れて上りその風景を描いております。(宮内にその絵はあるのだそうです???)。その絵の賛にこの3人が賦しております。この3人ですが、調べてみたのですが、後藤松蔭以外はどのような人物か不明です。

 なお、後藤松蔭ですが、頼山陽の高弟で、吉備津神社の扁額を書いた人の娘婿ですので、宮内と、又、大いに関係がある人なのですが、此の人も、亦、師譲りの幕末の日本における漢詩の名士の一人に数えられています。その人の詩を

   ”松風寂歴和潺湲 酌酒戴訪芳樹間 旧友倘尋春近状 酔来伴鶴左中山”

 どうです。「歴」は「ことごとく」とか[次々に」とか、また「はっきりしている」、又、「倘」は「さまよう」という意味があるようですが、最後の「酔来伴鶴左中山」というのが私にはどうもよく分かりません。例の漢文先生も病院に入っていますので困っています。彼に聞くわけにはいきません。誰か教えてくださいませんか。「鶴左」がわかりません??


最新の画像もっと見る

コメントを投稿