私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

九条家の家紋「下がり藤」

2012-06-09 12:30:39 | Weblog
 九条家とは藤原鎌足を祖とする、所謂、ご摂家のひとつです。御摂家というのは、近衛殿、九条殿、鷹司殿、二条殿、一条殿の五家をいいます。江戸期を通じて公家の勢力は家康による統制(禁中並びに公家諸法度)によってその力は弱められてはいましたが、その格式は天皇家に次ぐものでした。そなん九条家の支配家に置かれた岡田屋です。しかも、其の九条家の家紋を堂々と暖簾に設え、賭博場の入り口に掲げたのである。その暖簾を見て、幕府も賭博という違法行為で、当然御法度になることは確かですが、手足も出せなかったのではないかと想像できます。
 それについて、何処に手をまわして、九条家の家紋の使用が出来るようになったのかは不明ですが、これも推量の域を得ないのですがもしやと云う気がしますので書いてみます。

 それは吉備津神社と大いに関わっているのではないかと思われます。藤井高尚の「松の落ち葉」によると“おのが家藤井氏なることは世々つたえきたる家の書どもにもみえさだかなり。・・・・・かばねを宿弥とかき又大中臣ノ藤井よもかくよしは・・・・。大中臣ノ藤井というはことにてかしこけれどおのが家も天の児屋ノ命を疎神とぞ申べき。”

 と書かれてあります。そして九条家の祖神をたどれば、やはりこの藤井家の祖神と同じ天の児屋根命とあり、その辺りを吹聴することによって此の熊次郎は、何ら藤井家とは縁もゆかりもないのですが九条けに取り入ったのではと想像していますが。お笑いください。

なお、熊次郎が許可を受けて使用した「家紋・下がり藤」です。それとその系図をご覧ください。

        

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