私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

何にもない普通の秋です

2011-10-07 11:41:47 | Weblog
 もう、だれも振り向きはしないような、ネアンデルタール人のようなものではないかと思われるかも知れませんが、今日は吉備津神社の秋祭りの前夜祭です。
 それこそ何んにもない普通と何ら変わりない、秋の一夜の事のように思われるかもしれませんが、私たちの、それもごく僅かになった老人のというより、ほんの一握りの人にしか感じられない秋の気配を心に留めている者の慰めでしょうか、私は、今宵を、お酒と一緒に、ほのぼのと楽しんでいます。
 まあ、この絵を見てください。何処にでもある風景ではありません。江戸にも京にも、今の日本にはない風景を私の演出で悦に言っています。


       

港湾の測量の要請

2011-10-07 09:50:50 | Weblog
 ビスカイノは徳川家康と駿府城で謁見して後、書面で、次のような要請を行っています。

 その1)
 イスパニア王の支配にあったメキシコからルソン諸島に航行する時、屡々暴風に遭い船が日本の港に退避しなくてはならないことがある。その為にどの港に入れば船の安全を確保できるか調査させてほしい。
 その2)
 その為の船の建造を許可し、其の木材大工等を給してほしい。それを監視する役人も付けてほしい。
 その3)
 ドン・ロドリゴが借りた銀を支払う。また、日本で船を建造するに当たってお金が必要なため、イスパニアから持ってきた商品を売らしてほしい。
 なお、商品の販売に当たっては
 「商品に定価を附せられる事といかなる税も納めることなく自由に販売するを得たり」
 とありますが、これは日本に於ける外国との間に交わされた条約制定の第一号であったのです。しかも、それはいわゆる自由貿易で、関税などの一切の税は懸けないと云う事を歌っております。
 その最後にある文章が又奮っています。

  「右許可を得ば鴻恩に感ずべし」と