吉備津の桜開花宣言をします。20日に28,29日が吉備津の桜の開花予想だとしましたが、今朝、吉備津神社の私の標準木を見てみましたが。花びらが今にもほころびそうでしたが、まだ、花は開いてはいませんでした。
「今朝はちょっと冷えるから明日かな」
と思い、吉備津彦命のご稜へ、草餅用の蓬を摘みに登りました。山腹辺りで摘みます。香立つみずみずしい蓬が、瞬く間に、用意した袋一杯になります。
行き帰りは「細谷川の 音のさやけさ」を聞きながら遊歩道を通ります。柔らかな春の日差しが谷川一帯を覆っている大木の間から漏れて、落葉の中に吸い込まれるように薄々と遠慮しながら地上を這うように注いでいます。そのわずかな日の光を周りの橡などの大木が茂らない今とばかりに貪り取るように、もみじ等の小さな木々は早々とその若芽を差し出して薄みどりの世界をあちらこちらに広げています。
谷を降りていく風と、小さな木々とせせらぎが入り混じって、早春にしか見せない景色を目の前に展開してくれています。ゆっくりゆっくりと、この季節しかない時間を楽しみながら上り下りします。
鶯の声はやかましいぐらいに周りの木々の中から聞こえてきます。さえずりだなんてとんでもありません。そこら中が鶯の声で一杯です。
なんとも贅沢な私だけの春でしょう。
谷川の 瀬音のうちに 桜咲く
昨日の風と 今日の空とで
鶯の 声する梢 入り混じり
空に弥生の 色を奏でる
そんな辺りの風を全身に受けてゆっくりとお山を下ります。
今朝見た桜はと、再び、吉備津神社に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/0a/abdedd8c2c0d93a055d97c750d01a759.jpg)
すると、今朝ほどは、まだかなと思われていた木の枝に一輪ですが花をつけているではありませんか。ほんの一時しか時は過ぎてはいないのですが、桜の木は、もう十分に開花の準備を整えたのでしょう、ちゃんと一輪ですが誇らしげに咲いているではありませんか。自然って本当に偉大ですね。風も気温も日差しも何も昨日とも、今朝とも変わっていません。でも、時を待っていたのでしょう、咲くのです。時を知っているのです。と、思って、神社一帯の桜の木々を見ました。どの木にも今朝にない景色が見えるではありませんか。
これも私だけの楽しみに、今日は幸福なる日になりそうです。
「今朝はちょっと冷えるから明日かな」
と思い、吉備津彦命のご稜へ、草餅用の蓬を摘みに登りました。山腹辺りで摘みます。香立つみずみずしい蓬が、瞬く間に、用意した袋一杯になります。
行き帰りは「細谷川の 音のさやけさ」を聞きながら遊歩道を通ります。柔らかな春の日差しが谷川一帯を覆っている大木の間から漏れて、落葉の中に吸い込まれるように薄々と遠慮しながら地上を這うように注いでいます。そのわずかな日の光を周りの橡などの大木が茂らない今とばかりに貪り取るように、もみじ等の小さな木々は早々とその若芽を差し出して薄みどりの世界をあちらこちらに広げています。
谷を降りていく風と、小さな木々とせせらぎが入り混じって、早春にしか見せない景色を目の前に展開してくれています。ゆっくりゆっくりと、この季節しかない時間を楽しみながら上り下りします。
鶯の声はやかましいぐらいに周りの木々の中から聞こえてきます。さえずりだなんてとんでもありません。そこら中が鶯の声で一杯です。
なんとも贅沢な私だけの春でしょう。
谷川の 瀬音のうちに 桜咲く
昨日の風と 今日の空とで
鶯の 声する梢 入り混じり
空に弥生の 色を奏でる
そんな辺りの風を全身に受けてゆっくりとお山を下ります。
今朝見た桜はと、再び、吉備津神社に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/0a/abdedd8c2c0d93a055d97c750d01a759.jpg)
すると、今朝ほどは、まだかなと思われていた木の枝に一輪ですが花をつけているではありませんか。ほんの一時しか時は過ぎてはいないのですが、桜の木は、もう十分に開花の準備を整えたのでしょう、ちゃんと一輪ですが誇らしげに咲いているではありませんか。自然って本当に偉大ですね。風も気温も日差しも何も昨日とも、今朝とも変わっていません。でも、時を待っていたのでしょう、咲くのです。時を知っているのです。と、思って、神社一帯の桜の木々を見ました。どの木にも今朝にない景色が見えるではありませんか。
これも私だけの楽しみに、今日は幸福なる日になりそうです。