私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

祠の中の古い板切れ

2008-03-24 20:43:42 | Weblog
 向畑の山神様には祠が2つあります。左側が右側より造りといい大きさといい中にある調度品といい、少々立派に出来ています。
 嘉永元年奉納の金属製のご幣があるのは左側の祠です。大阪の「おせん」さんが何のために、わざわざこんな辺鄙な、しかも吉備津様ではない、吉備津の向畑の吹けば飛ぶような、ちっぽけな山神様にこんなご幣を奉ったのかは、今となっては知る由もありません。
 「足立」という文字も気になります。「おせんさん」18歳になって始めて足が立つようになったとも思われません。また、「無夫」と読めるような気がする文字も何を意味しているのかも分りません。
 考えれば考えるほど分りません。
 さて、もう一方のやや小さめな貧弱な祠を開け中をのぞきます。其処の壁にくっつくように、一枚の1尺半と1尺ばかりの古っぽい板切れが立てかけてありました。その板を取り外します。その後ろには、冬眠中でしょうか「やもり」2、30匹グロデスクに固まってうごめいていました。
 取り出した板をみると、やもりが固まっていた辺りの表側に、何やら怪しげな記号でもない絵でもない、これ又意味の全く分らない墨で書かれた符号みたいなものが書き込まれています。
 
 又、よくみると、この板切れの中央の部分に、今は錆び付いてぼろぼとになっていますが、一本の釘がこの板にへばりつくようにしてくっ付いています。全く不思議な絵柄です。ねこの中に入っている赤子の顔のようでもあり、左右に伸びている紐のようなもの何を意味するやら、立ち上る煙のようなものは果たしていかなる物か。陰陽師が描く何かのまじないの符号か。中央にある釘は何でしょうかね。
 
 あなたならどう解き明かしますか?「おせん」さんとこの絵とは関係があるのでしょうか。