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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

最後のポスター

2018年08月09日 | 研究
チームはここ数年、希望する1年生に対して
研究の場と発表の場を与える「人材育成プロジェクト」を行っています。
毎年数名の希望者がいて、先輩の指導のもと
簡単な研究に取り組んでもらっています。
発表は近隣で行われる学会がほとんど。
今年も8月下旬に神奈川県で開催される
日本土壌肥料学会で発表することになっています。
いつもはTEAM FLORA PHOTONICS Jr.という名称で出場するのですが
ところが今回のフォーメーションはちょっと違い
TEAM FLORA PHOTONICS + Jr.となりました。
つまりJr.とチームの本体と一緒になって発表するというもの。
なぜなら今年チームは全員で水研究に取り組んでおり、
参加したJr.たちもこの研究を一緒に行ってきたからです。
先日、やっとポスターが完成しました。
ポスターは研究内容を簡単にまとめたもので
研究があって初めて作れる一点物の芸術作品のようなものです。
考えてみるとこれはチームが作る最後のポスター。
少々難しい内容ですが、しっかり理解して臨もうと
先輩から教わりながら練習に取り組んでいます。
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リンゴの名産地!

2018年08月08日 | 
この夏は北国青森県でも35℃前後の気温となりました。
高温が続くと心配になるのがリンゴの着色。
リンゴの代名詞でもある赤の色づきが悪くなってしまうのです。
青森県ではこの対策として近年、黄色いリンゴの栽培をすすめています。
もしかしたら将来、赤いリンゴは
北海道だけが栽培できる時代になるのかもしれません。
さて青森県でリンゴ産地といえば日本海側の津軽地方。
気温の日較差が大きいため品質の良いリンゴが生産できるからです。
では太平洋側では無理なのでしょうか。
そうではありません。盆地という地形の関係から気温が上がるため
名農のある南部町や三戸町近辺は津軽に匹敵するリンゴ産地となっています。
南部町がフルーツの里と呼ばれるのもこの地形の影響です。
そんな南部町にある名久井農業高校が取組んでいるのが
ドローンによるリンゴの人工受粉研究。
初めて行った昨年は大いに話題となりました。
2年目の今年はさらに改良を加え挑戦しています。
聞くところによると昨年以上の好結果。
高齢化の進む全国の果樹産業に貢献する
オンリーワンの技術としてぜひ頑張ってほしいものです。
彼らの今年のドローン研究の結果は
8月下旬に神奈川県で開催される日本土壌肥料学会で発表予定。
どんな結果が報告されるか今から楽しみです。
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TEAM JAPAN!

2018年08月08日 | 研究
チームフローラフォトニクスは8月下旬に
スウェーデンで開催される水研究の国際大会に
日本代表として出場することが決まっています。
日本代表になるといろいろな専門家の先生方が
サポートについてくださいます。
先月もわざわざ来校され慣れない英語発表や
資料作りのアドバイスをして下さいました。
サッカー日本代表にも監督を始め
いろいろなスタッフが帯同しますが
この学術研究大会もまったく同じ。
本大会ではチームJAPANとして総勢7〜8名で
ストックホルムに乗り込む予定です。
大会前、最後の打ち合わせも終わり、あとは本番あるのみ。
3週間後の本番に向けてさらにパフォーマンスを
磨こうと練習に励んでいます。
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秋の女王!

2018年08月07日 | 園芸科学科
まさかと思いましたが
空き家だと思った温室の奥に植物を発見しました。
これぞ秋の女王となる「シクラメン」です。
シクラメンは名農祭で人気の商品。
みなさん温室に来られ、好きなものを選んでいきます。
最近は芳香性シクラメンも開発され
まさしく「シクラメンのかほり」を楽しめるようになりました。
しかし花を楽しむようになったのは近年のこと。
ジャガイモが普及するまでは、
なんと球根(塊茎)のデンプンを食べる食用だったといいます。
毒があるのに大丈夫だったんでしょうか。
さてシクラメンはそもそもあまり暑いのは好みません。
したがって温室のシクラメンもじっと猛暑を凌いでいるようです。
今年の名久井農業高校の文化祭である名農祭は
久しぶりに11月開催となりました。
1日目は11月3日の文化の日。
2日目は4日の日曜日です。
その日まで園芸科学科の皆さんは
心を込めて大切に育てていきます。
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空き家?

2018年08月07日 | 園芸科学科
園芸科学科の本拠地である第2農場にやってました。
ここは草花温室がたくさん建っていて
春はマリーゴールドなど花壇苗がいっぱい並んでいました。
まさに春の女王たちです。
ところがご覧ください。
真夏の今は植物の姿がありません。
あまりの暑さで空き家になっているようです。
人間も植物も小休止といった感じでしょうか。
では名農の温室において冬の女王は誰でしょう。
答えはサイネリア。卒業式を飾る花です。
当然、まだ温室にやって来るには早すぎるようです。
それでは本題、これからやってくる秋の女王は誰か分かりますか。
まさかと思いますが、温室の奥に植物の気配がします。
行ってみましょう。
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