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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ナガイモの養液栽培

2018年07月02日 | 環境システム科
学科をあげて水耕栽培に取組んでいる環境システム科。
レタスなどの一般的な葉菜類はもちろん、
最近は栽培が難しいといわれる根菜類にも挑戦しています。
努力の結果、昨年はなんとショウガ栽培に成功。
新聞で大きく取り上げられました。
そこで今年は施設園芸班が温室でナガイモの養液栽培にチャレンジしています。
過湿環境では種芋が腐敗してしまうという問題点を
ムカゴで植えること、そして点滴かん水方式で解決。
でもムカゴから育てたら大きくならないのではないかという不安点は
従来のように長く育てないという逆転の発想でクリア。
ナガイモは大きすぎて使いにくいという消費者の悩みを
ジャガイモのようなミニナガイモにすることで
核家族でも余さず使えるよう考えました。
大きく育てないのだから堀取りも簡単。
植物工場での栽培も可能になるかもしれません。
ここまでの発想はユニークでとても期待が持てます。
あとは仮設通りに育つかどうか。
長くないナガイモが誕生する秋が楽しみです。
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フロリバンダローズ

2018年07月01日 | 学校
見事なバラの花だとは思いませんか。
これはバラの分類でフロリバンダ系と呼ばれる品種。
一般にバラは一枝一花つくものですが
この系統は房咲きという複数の花がつくタイプ。
「花を束ねる」、つまり花束というのが
フロリバンダという言葉の意味なのです。
もひとつの分類から見るとこのバラは
クライミングローズと呼ばれるグループに所属します。
木のような姿になるのはブッシュローズ(木立性)、
半木立性はシュラブローズ。
そしてクライミングローズは言葉通り「つるバラ」を意味します。
このようにバラはいくつもの分類法があります。
いかに人々に愛されてきた花なのかがよくわかります。
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寝坊したサトイモ

2018年07月01日 | 研究
4月下旬にサトイモを大きな鉢に植えたフローラJr.の1年生。
しかしいくらたっても芽が出てきません。
チームが人材育成プロジェクトと称して
毎年取り組んでいる1年生への研究指導の一番の特徴は
最後に学会など校外でその成果を発表してもらうこと。
したがって1年生には学会までに間に合うような
研究テーマを設定してもらっています。
このサトイモの研究も促成栽培によって
8月下旬にはある程度のデータが出ると踏んで
取り組んでもらいましたが全く芽が出ません。
おそらく乾燥してしまったのではないかとあきらめ、
Jr.にはサブテーマの研究に取り組んでもらっていました。
鉢を温室に置くと邪魔になるので屋外にほっぽり出されたサトイモ。
なんと先日、見てみると芽が出始めているではありませんか。
今頃目覚めたかとこれにはJr.も驚きました。
しかし今さらもうテーマは戻せないので
このサトイモはできたらJr.に差し上げることにしました。
収穫の秋はまだまだ先ですが、
Jr.にとってはこちらも楽しみながら研究に取り組んでもらっています。
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