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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

イチゴは実じゃない

2016年05月15日 | 環境システム科
環境システム科の立体水耕装置にイチゴが植えられました。
これから初夏にかけてぐんぐん生長し、
美味しい味覚を届けてくれるのを期待して見守りたいと思います!
さて私たちが実だと思って食べているところは実ではありません。
なぜならウメやサクランボなど果実というのは
雌しべの根元の子房が膨らんでできるもので、必ず中に種子ができます。
ところがイチゴの中には種子がありません。
私たちが食べている部分はなんと雌しべや雄しべの土台である
「花床」が膨らんでできたものなのです。
ではイチゴの実はどこにあるのでしょう。
私たちが食べている花床がまだ幼い時、
よく見ると無数の雌しべがついています。
したがってそこに果実ができます。
私たちがイチゴの種子だと思っている表面のツブツブ。
これがイチゴの果実なのです。
ウメのように子房が膨らまないので種子のように見えるのです。
では種子はどこにあるのでしょうか。
もちろん私たちが種子だと思っているツブツブの中にあるのです。
膨らむ場所がひとつずれるだけで
このようなややこしい姿になるようです。

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