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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

不確実性の時代だから

2025年07月11日 | 学校
先日のニュースで農業を学べる小学校が紹介されていました。
今でも小学校では野菜や花を育てる体験学習はありますが
この学校は農家体験などもっと深く体験して学べるのが特徴。
とんでもない倍率だそうです。
そういえば東京など都会にも農業高校はありますが
こちらはいつも高倍率。コンクリートジャングルの都市だから
緑や動物に癒されたいのだろうと一見思いましたが
実は違うところに人気の理由があるようです。
ご存知のとおり、現代は不確実性の時代。
目まぐるしく社会は変化し、数年前に学んだ机上の知識が
あっという間に時代遅れになってしまうことも日常です。
そんな時代を乗り越えるに必要なのは、自ら考え行動する力。
この力を育てるには経験しかありません。いつまでも親はいません。
子供たちに変化し続ける社会を自らの力で進んでいってもらいたいと願う
親御さんが、今大切なのはさまざまな経験と考え
それができる農業を勧めているようなのです。
農業高校のイメージは相変わらず栽培飼育。しかし実際は環境や食、健康福祉、
商品開発、地域活性、ITなど広範囲。取材で来られた方は皆さん目から鱗。
知らなかったとびっくりされます。
もっともっと農業高校の学びを正しく伝えたいものです。
写真は南部町の名刹法光寺に500年ぶりにハスを咲かせようと
取り組んでいる2017年のFLORA。地域の文化を守る。これも農業の使命です!
体験入学は8月。イメージが覆る体験をしてください!
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FLORA唯一の食材

2025年07月11日 | 学校
FLORAの農場の本拠地である馴化温室。
その脇にあるのが大鉢のブルーベリーです。
毎年、ピートモスを補充し、酸性土壌を維持しながら育てています。
今年は木に絡んだ蔓性植物を春先に除去したので、どの鉢も元気です。
そもそも園芸科学科の研究班が、かなり前に植えたらしいのですが
今は研究班そのものがなくなり、環境研究班が育てているというわけです。
そのブルーベリーがそろそろ収穫時期。校内での販売が近づいています。
予定では来週初めには3年によって決行されるはず。
今年は鳥害もなく最高の出来だと思っていたら、先日、果実を狙う怪しい姿を発見。
それが名農生。おそらく1年生だと思うのですが、数名が近寄って眺めています。
美味しそうだからきっと摘んだと思うのですが、それはそれではOK。
いろいろ頑張っている名農生。大声ではいいませんが
ドキドキしながら盗み食いして構わないのです。
ブルーベリーはFLORA唯一の食べられる作物。
初夏の味覚を味わえるまでもうすぐです。
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