Additional Time

これは昨年の暮れ、仙台で開催された環境系の大会に出場したJr.の3人。

先輩が風邪をひくなど万が一のために発表練習をしてきましたが

なんとか先輩が発表できそうなので、予定通りPCの補助を行うことになりました。

FLORAがJr.を募集する際に約束するのは、研究と発表の場の提供。

今年は9月にSDGsの発表会があり、Jr.３人とも発表体験ができました。

しかし残念ながらオンライン。校外の発表会に参加する楽しさを

感じてもらうことはできませんでした。そこで最後のチャンスとして

この大会には3年生と一緒に参加してもらったというわけです。

東北の最優秀を受賞するなどドラマティックな経験もしたので

これでJr.はお疲れ様と解散しても良いのですが、それではあんまりです。

なぜなら受賞した研究活動の３分の１はJr.が担当したもの。

つまり彼らがいなければできなかった研究でもあるのです。

こうなると予算はかかりますが、2019年2月、

解散まで1ヶ月となった最後のTEAM FLORA PHOTONICSが

Bubble Boysを引き連れて全国大会に出場したように

今回も全員で最後まで突っ走るしかありません。

全国大会は2月上旬の東京。既にJr.はAdditional Timeに突入していますが

これは女神FLORAからの贈り物。楽しみが延びたと喜ぶべきでしょう。

三色リンゴ

これまた懐かしい写真です。

おそらく園芸科学科最後のあたりだと思われます。

このリンゴは、もちろんTEAM FLORA PHOTONICSの

最大のヒット研究「白いリンゴ」。

確かこの日は、今年の白いリンゴの出来を紹介するため

地元のテレビ局の取材が入っていたはずです。

しかし不思議なことに紅白の他に黄色もあり、これもまた珍しい写真です。

無袋で育てると光をたくさん浴びて真っ赤になります。

そして収穫まで日光を遮ると真っ白のリンゴになります。

しかし遮光が不完全だったり、気温が高くなると黄色くなってしまいます。

でももしこの年、気温が高かったら白くならずみんな黄色になるはずです。

記録が残っていないのでなんともいえませんが、もしかしたら赤がシナスイート。

黄色がシナノゴールド、白がシナノゴールドの白いリンゴという可能性があります。

さて昨年FLORAは何度も地元紙に取材をしてもらいました。

しかし昔は、白いリンゴはもちろん、サクラソウなど

毎年のようにテレビ取材を受けていたものです。テレビ取材が減ったのは

それだけ絵になる農業高校らしいダイナミックな活動が減っている証拠。

確かに昨年もアウトドアではなく、実験室や温室が活動の場でした。

「農学栄えて農業滅ぶ」とは東京農業大学初代学長の横井時敬の言葉。

今年は絵になる活動をしたいものです。