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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

シラスのプリン

2023年12月12日 | 研究
収量調査の結果、培養土ではミニナガイモ、
ナミブ砂漠の砂ではジャガイモのような姿になることを発見したFLORA男子。
土によって形状がこんなにも変わるのかと驚いています。
しかし前回紹介した写真をご覧になればわかるように
中段にあったナガイモは2回りほど小さいのです。
土壌の名前はシラス。魚ではなく鹿児島の白い微粒子の火山灰です。
この地帯は桜島、霧島、開門岳など11もの活火山があり
広大なシラス台地を作っているのは有名。
しかし青森にいると見ることはありません。手に入れたシラスはサラサラ。
これならナガイモも伸びるだろうと期待していました。
するとどうでしょう。収穫しようと掘り返してみるとプリン状態。
保水性がないということでしたが、触るとぷよぷよです。
モンモリロナイトを含んでいるのかもしれません。
プリンに閉じ込められているような状態であれば
下はもちろん横にも思うように成長できません。
おそらくこんな理由で小さなジャガイモ状態になったのだと推測されます。
彼の実験は失敗?かもしれませんが、砂漠の砂は一般の砂とは全く違う触感。
来年はラッキョウでも挑戦してみましょうか。この冬、再考です。
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さすがに寒すぎます

2023年12月12日 | 研究
写真撮影のために11月というのに栽培を始めたFLORA。
野菜は冷涼な気温を好むレタスです。
特に目立つのが根の伸長。お得意の湿気中根が出てきません。
レタスの生育適温は20℃前後。
根の最適温度はもっと低い15℃ですが、
屋外は氷点下になり、土肥実験室でも10℃以下。
さすがのレタスも成長が止まって当たり前です。
そんなことでこの装置もそろそろ片付け。
馴化温室はもう雪の中なので、片付けられませんでしたが
実験室だけはきれいにして新年を迎えたいと思います。
さて本日、修学旅行から帰ってきた2年生のFLORAは
掃除と並行してFFJ検定のためのレポート作りを始める予定です。
他の研究班と違うのは、ほとんどのメンバーが既に成果をまとめているところ。
9月の学会に参加する前には、もうグラフ化もされています。
しかしFFJが求めるレポートは、審査の関係もあるのか、
なぜか極端に枚数が少ないのです。つまり彼らは求める枚数以内にするため、
内容を70%削らなければなりません。写真やグラフの掲載も制限されるFFJレポート。
本当に大切な要点を抜き出してまとめる技術が身につきそうです。
そんな2年生ですが、インフルエンザが蔓延。今日の授業はお休みとなりました。
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