花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ドラえもんのポケット

2020年02月17日 | 研究
たかが課題研究のひとつの班でも、10年も活動していると
知らないうちに、いろいろなものが集まってきます。
ここはハンターズの本拠地である馴化温室ですが
引き出しや書庫には、フローラ時代からのいろいろな物品が入っており
校舎に戻らなくても、大概のことはここで済ませられるようになりました。
それを知っているのか時々、他の研究班が物品借用にやってきます。
広い農場の中にあるドラえもんのポケット。
困った時はお互い様。できるだけ希望に応えています。
さてちょっと手間のかかる実験をすることになったハンターズ。
この温室で行えば何の不自由もなくできるのですが
ご存知のとおり、ここは窓が閉まらない極寒の地。
今また扉は凍って開かなくなっています。
実験には水を使います。そこで凍ることのない
学校の土肥実験室で行うことになりました。
とはいってもさまざまな物品が必要です。
何から運び出せばいいか困ってしまいます。
コメント

これが欲しかったんです

2020年02月17日 | 研究
1週間ほど前の週末、新生環境班のハンターズは
環境省等が主催する全国高校生の環境活動の発表会に参戦していました。
全国8ブロックで行われた予選を勝ち抜いた16チームは
それぞれユニークで有意義な環境活動を披露しましたが、
それに比べ、ハンターズはまだ活動して1年も経っていない発展途上チームです。
さらに先代のフローラ時代から派手な演出を好まない環境班は
発表の華やかさにおいては、間違いなく最下位でした。
入賞は上位4校の他に、特別賞2校。
たった6チーム、出場校の4分の1しか受賞できないのです。
かつてフローラが初出場した時は、上位入賞を逃し賞状1枚だけで帰還。
ところが昨年はフローラとバブルボーイズの合同チームが参戦し
見事、特別賞を受賞しました。この賞は副賞の盾がもらえるので
先日、卒業するバブルボーイズのメンバーはじゃんけんしながら分けていました。
さていよいよ結果発表です。開けてみるとなんと全国3位!
これはさすがに予想外。ハンターズも一瞬、びっくりしましたが
東北大会とは違い、今回は慌てるこちなくステージ上の人となりました。
地味な名農の入賞を予想した他校の生徒たちは絶対いなかったはず。
でも審査員は、まっすぐ環境問題対策に取り組む姿勢や
それによって生まれた成果を自然に伝える彼らを素直に評価してくださったのだと思います。
ハンターズ結成以来、初めていただいた記念すべき盾。これが欲しかったんです。
気がつくと15時すぎ。白木でできた盾を大切に抱えて
急いで北国行きの新幹線に飛び乗ったハンターズです。
コメント