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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

赤いシリーズ

2022年06月21日 | 生物生産科
赤い○○という言い方をよく耳にします。
最初に思い浮かぶのは「赤いダイヤ」。
これはアズキのこと。確かにアズキは高額で取引されます。
昔、名農で開催していた農産物品評会でも1パック1000円以上でした。
次は「赤い宝石」。こちらはこのサクランボ。
やはり高級品です。サクランボは冷蔵庫に入れると痛むので常温保存。
とはいっても薄い皮なので鮮度が落ちやすく
日持ちしにくいのも高値の理由だと思います。
そういえばこの箱のふたについているイラスト。
サクランボにまたがった可愛い魔女さんですが知っていますか。
こちらは南部町のサクランボのシンボルマーク。
南部町が初めて町おこしとしてサクランボ祭りを開催した際
全国公募して決まったものです。確か県外の方の作品だったはずです。
なぜならこの公募に当時の名農も応募して入賞していたので
よく覚えているのです。何十年も前の話です。
また現在、環境システム科2年生が栽培している二十日大根も
赤くて可愛いのですが、こちらは赤い○○という愛称はないようです。
さてそういえば昔、赤いシリーズというのもありました。
こちらは食べ物ではありません。
ご存知ですか?
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自宅訪問

2022年06月12日 | 生物生産科
これは現在のリンゴ。開花結実したばかりの頃、
果実が5個ぐらいついていたはずですが、今はなぜか2個だけ。
おそらく結実しなかった花が自然に落ちてしまったのか、
小さな果実を摘み取る摘果作業が行われた後なのかもしれません。
さて先日、テレビ局から課題研究の写真がほしいと依頼されました。
そこでここ数年の環境班の写真を提供しました。
今月末に地球環境大賞を受賞した団体を紹介するテレビ番組が
BSで放送されますが、確か受賞したのは10団体ほど。
1時間番組なので1団体おそよ5分。そこで沖縄での活動とともに
写真が紹介されると思われます。噂では沖縄で活動しているフローラが
番組のオープニングを飾るとの情報もあり楽しみにしています。
さて現在、農業高校の研究活動であるプロジェクト学習は
課題研究という授業の中で行われています。
しかしかつてのプロジェクト活動は、自分の家で行うのが当たり前でした。
なぜならみんな農家の後継者。先生はその授業になると
家で待機している生徒宅を訪問して栽培指導をしたといいます。
実験室で活動する環境研究班など当時ではありえなかったようです。
ところが農家が減少した今、このように学校が研究の舞台となりました。
初めて勤めた時は、活動が家から学校に移行した頃。
したがって名農以外の全国の農業高校では、
まだ家で行うプロジェクトの形態も残っており
家で行う研究をホームプロジェクト、学校で行うのはスクールプロジェクトと
ちゃんと使い分けていました。農業がまだまだ元気で、
学校と地域が一体となって農業後継者を育てていた頃の学習スタイルです。
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アズキの思い出

2022年06月07日 | 生物生産科
生物工学実験室でたくさんのアズキを見つけました。
これを見て思い出したのが農産物品評会。
昔、どの農業高校でも生徒が自分の家で栽培した農産物を
文化祭の時に持ち寄り、体育館に並べて
展示販売する農産物品評会を行っていました。
名農でも一人で10点以上も出品する生徒がたくさんいて、
全校では千点もの農産物が出品されるほど大盛況の企画でした。
売り上げた金額は後日出品者に返されますが、当然みんなお小遣い。
だから生徒にも人気があったのかもしれません。
確かこのアズキやクルミ、銀杏は毎年高値でした。
また全校生徒が出品するので、農産物の調整のため
文化祭の前々日は午前中で帰って準備したものです。
当時、農業科、現在の生物生産科で水稲と畑作を担当をしていたので
たくさんのアズキなどをベテランの先生方とともに
文化祭前日に品質などを評価して賞をつけていたのを思い出します。
最初は難しくて判断できませんでしたが、よく見ると粒の大きさ、
粒揃い、さらにシワのあるなしなどかなり違うことがわかってきました。
こんな全校あげての企画ができたのは生徒のほとんどが農家だったから。
しかし次第に農家が減少してくると、この企画は継続不可能。
今は名農も隣の農業高校でも行われなくなりました。
高校を卒業したらクラスのほとんどの生徒が担い手となっていた時代の話。
現在、地域で頑張っている農家の多くがその頃の生徒たちです。
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名農100均ショップ

2022年05月15日 | 生物生産科
野菜苗販売初日の朝、地球環境大賞に関する地元新聞の取材を受けました。
もう新聞に掲載されたのでご覧になった方もいるかもしれません。
取材が終わるとどうもグラウンドの野菜苗販売が気になるようで
さっそくそちらの取材も行ったようです。
気がつくと別の地元新聞社の記者さんも来場しています。
名久井農業高校の苗販売は南部町の風物詩。
少しですが日常が戻ってきたような気がします。
さてこれは野菜苗販売の大きな看板。どうやら価格リストのようです。
これを見て感心したことがひとつあります。
なんと価格が全部100円。メロンだってキュウリだってみんな1鉢100円。
名農100円ショップです。
確かコロナ前は100円や120円など種類によって価格が違っていました。
いつだって混むのは会計。いかに密を避けよどみなく流すかがコロナ禍の鉄則。
そこでワンコインに統一し、お客様も会計を担当する生徒たちも
スムーズに処理できるようにしたようです。
コロナは私たちに知恵を出せといっています。
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伝家の宝刀

2022年05月14日 | 生物生産科
野菜班が先日のテレビ出演で用意した小道具がこれ。
ご存知「南部太ねぎ」です。
野菜班といえば昔、農業クラブ全国大会で最優秀を受賞した「食用菊」を思い出します。
忘れもしない長野大会。初めて文部大臣がいらっしゃった大会です。
来場されたのは、その後、総理大臣になられた森大臣。
最優秀を受賞した名農のプロジェクト発表に感激され、
翌年文部大臣賞が設けられたのは当時は有名な話。
歴史を変えるとはさすが野菜班です。
彼らの最近の話題は、なんといってもこの「南部太ねぎ」。
消えかかっていた在来種を復活させたストーリーは多くの人を感動させました。
さらに昨年からは同じく在来種の「糠塚きゅうり」に注目。
今までも何度か「糠塚きゅうり」の普及にチャレンジした研究班がいましたが
なぜかスポットライトが当たる前に自然消滅することが多かったので
ぜひ今年はなんとか頑張って欲しいと思います。
それにしても太くて立派なネギです。
お話ではこれは採種用に栽培しているものらしく、もう葱坊主がついています。
来月には採種作業が行われるとのことです。
おそらくテレビを見た方は美味しそうなネギに注目されたのではないでしょうか。
やはり農業高校は農産物が主役。
伝家の宝刀「南部太ねぎ」の登場でピリッとしまったように感じます。
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