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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

名農でも売っていない苗

2025年05月15日 | 環境システム科
こちらはJr.。予備実験も終わり、
今月下旬からは本試験に入る計画です。
そのためにやることは実験用の植物栽培。
今日は名久井農業高校の人気イベントの「野菜苗販売」。
いろいろな葉菜類、果菜類、さらに花壇苗を販売しているので
時短になるから買ってくればいいだろうと思われるかもしれませんが
彼女が鉢にまいているのは二十日大根とこかぶの種子。
根菜類です。根を食べる野菜は移植禁止。
だから野菜苗販売でも大根やカブの苗は販売していないのです。
理由は根が痛むから。つまり自ら育てないと実験できないというわけです。
発芽してくるまで1週間。このところ気温が思ったより上がらないので
気長に待つことになりそうです。
今日から野菜苗販売。小規模高の名農では
全校生徒で販売にあたります。
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個別練習でトライ

2025年05月14日 | 環境システム科
こちらは今の土肥実験室。
いつもであれば一生懸命研究している時期ですが
今年はなぜか発表練習にも取り組んでいます。
なぜなら昨年暮れにJr.とチームを作り応募していた大会で予選を通過。
今月下旬に発表会に出場することになったのです。
それも2タイトル応募したらどちらも通過。
つまり1つの大会で2回発表者として同じメンバーで登場するのです。
嬉しいのですがとんでもない事態になりました。
今回課せられたミッションは1つのタイトルは原稿ありですが、もうひとつはなし。
決められたストーリーを自分たちでアレンジしながら4名のメンバーが
リレーしながら口頭発表するスタイルにトライすることになりました。
もちろん時間制限はあります。そこで放課後になると
メンバー分のパソコンが準備され、各自このように練習をしているのです。
みんな集まっているのに練習は個別。面白い風景です。
そして最後はみんな集まって通し稽古。
しかしそれでも、まだうまくいきません。FLORAがもがいています。
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おーい出てこい

2025年05月13日 | 環境システム科
先月下旬にプラスチックコップの中に鹿沼土を充填し
イチジクの剪定枝を植えました。
果たして芽が出てくるのかと不安でしたが
水を張ったトレイに並べて、ほったらかしにしておいたら
なんと薄緑色の若芽が出てきました。
そもそもイチジクは芽が動く早春に剪定するもの。
それをそのまま挿し穂にすればいいだけなので簡単です。
予定では葉が展開してきたらコップから出して
鉢植えにするのですが、気になるのは根。
ちゃんと出てきて、切らずに取り出せるかです。
いつもの環境班の活動とはまったく違う取り組みですが
やはり生き物を相手にするのが農業の醍醐味。
早く大きくして皆さんにお裾分けしたいものです。
あるは1年生の農作業支援活動。地域の農家に行って
丸1日プロから農作業のノウハウを学ぶ貴重なイベントです。
初めての農業の現場に立つ1年生。農業と南部町の魅力を感じてください!
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アキノキリンソウ、お前もか

2025年05月12日 | 環境システム科
植物で農薬を泡にする研究に取り組んでいるFLORAの3年生。
今まで定番のムクロジ、サイカチを使って泡沫化してきましたが
昨年度の暮れ、セイタカアワダチソウでも十分ちみな泡になることを発見。
駆除対象の外来種なので、環境保全にも貢献できると大喜びでした。
不思議なもので、こうなると好奇心が湧き出すもので
また新しい植物を探してきました。
それがアキノキリンソウです。なぜならセイタカアワダチソウは
アキノキリンソウ属。同じ仲間だからきっと泡立つはずだとロックオン。
試してみると、ご覧のようにやはり泡立つではありませんか。
こちらは駆除対象ではありませんが、秋になると河原で
黄色の花を咲かせる植物。このように身近なところに
泡立つ植物はたくさんあるようです。
世界には植物を洗剤代わりに使う民族がたくさんいるとのこと。
2020年の三和土は日本家屋の土間、2022年のキャピラリーバリアは
古墳の技術。FLORAが先人の知恵に再び光を与えています。
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理由はデジタル疲れ

2025年05月12日 | 環境システム科
今、若者の間で静かにフィルムカメラが再人気になっているそうです。
誰が撮ってもそこそこいい写真が撮れ、
フィルムと違って予算を気にせず、何回も撮り直しできるので
絶対デジタルカメラが便利だと思うのですが、なぜでしょう。
どうやら簡単に撮影して、さらに修正もできるというデジタルの便利さが
逆に個性をなくさせ、さらには一瞬を切り取る写真の価値や写真への感情を
薄れさせたのが理由だといわれています。
つまりボタン一つでなんでもできちゃう時代だからこそ
手間をかけて渾身の1枚を撮影することに魅力を感じたようです。
さてこのカメラは40年も前のNikon FE。もちろんフィルムカメラです。
かつて毎日のように農場で研究活動を記録したり
農業クラブのプロジェクト発表の図表撮影で大活躍してくれた相棒ですが
風雨に耐えて頑張ったこともあり、今はもうボロボロです。お疲れ様でした。
さてフィルムカメラに変わってデジタルカメラが大人気のように思えますが
実は、生産台数がなんとピーク時の10分の1まで減少したようです。
こちらの理由はスマホ。もう写真専用カメラは必要なくなったようです。
キャノンは高級一眼レフ開発から撤退すると宣言。
おそらくニコンも同じ道を歩くかもしれません。こんな寂しい話題の中で、
若者によるフィルムカメラの再認識は嬉しいニュースです。
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