2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2124ページ
ナイス数:73ナイス
銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)の感想
みをつくしに比べるとどうしても分かりやすい展開にはなるが、脇役がいい味を出している。もう少し主人公とヒロインに魅力があればと思うが、よくまとまっている。佳作といった感じ。(☆☆☆☆☆)
読了日:11月2日 著者:高田郁
書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)の感想
1巻では主人公たちに共感しにくかったが、2巻では過度なキャラ立てもなく心地よく読めた。1巻でもそうだが、ストーリー的な起伏よりも日常の書店の些細なエピソードの積み重ねが面白く、2巻ではそれがより前面に出たように感じる。続刊も期待したいね。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:11月8日 著者:碧野圭
金融の世界史: バブルと戦争と株式市場 (新潮選書)の感想
文章は読みやすく、西洋一辺倒ではなく視野も広い。金融や経済に関しては門外漢なので、知らない単語があったりはしたけれど、この分野についてもっと知りたいと思わせる内容だった。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:11月9日 著者:板谷敏彦
パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から (幻冬舎文庫)の感想
キャラ立てや会話のやりとりは相変わらず絶妙。ラノベ書いたら人気出そうなのにね。『昨日まで不思議の校舎』に続いて、なんでミステリにしちゃったのかと思うことしばし。第4話の犯人に対しては、なんでおめおめと生きていられるのって言いたくなる。殺意を持ち、それを実行することの重さを考えれば、ライトミステリであってもアレはないだろう。こんなのを読むと、「これだからゆとり世代は」なんて感じてしまうのは年のせいだけか?(☆☆☆)
読了日:11月16日 著者:似鳥鶏
大日本サムライガール 5 (星海社FICTIONS)の感想
順風すぎて、ぬるい状況はいいんだけど、日毬が話の軸から外れてしまって、展開的には停滞した印象が残った。それを打破するような次巻への引きだけど、伏線の張り方とかはもう少しどうにかして欲しい感じだ。面白いんだけど、羽月莉音を知るだけに、もっと上を求めてしまうんだよねえw(☆☆☆☆☆)
読了日:11月20日 著者:至道流星
香川戦記 (イースト新書)の感想
ドルトムント時代の香川のプレイはほぼ全て視聴した。それだけに読んでいて懐かしい気分にはなる。しかし、それも過去のことだ。香川が去り、私はドルトムントのファンになった。マンUの香川を見るより、ドルトムントのサッカーに魅了された。再びそこに香川が戻ることはないかもしれないが、ドルトムントが世界に勇躍するまさにその時に香川がいたという証が本書と言えるだろう。(☆☆☆☆)
読了日:11月28日 著者:キッカー
読書メーター
今年も残り1ヶ月。ここまで78冊。年間100冊にも届きそうにない。読書メーターに登録して、250冊→150冊→142冊→90冊と年々減少している。今年は90冊さえ厳しい。ライトノベルを読む量が減っている影響もあるとはいえ、もう少しなんとかしたいものだ。
米澤穂信に対してはゼロ年代的主人公の性格でイライラしたが、似鳥鶏に対してはミステリの枠組みに関して大きな引っ掛かりを感じる。ミステリは「情」と「理」のバランスが重要なジャンルだと思っているが、似鳥作品では「理」がほとんど崩壊しつつあるように思ってしまう。ライトノベルだと「理」がなくても構わないので、そっちに行って欲しいくらいだがそうもいかないんだろうね。
2013年10月に読んだ本
2013年9月に読んだ本
2013年8月に読んだ本
2013年7月に読んだ本
2013年6月に読んだ本
2013年5月に読んだ本
2013年4月に読んだ本
2013年3月に読んだ本
2013年2月に読んだ本
2013年1月に読んだ本
2012年に読んだ本
2011年に読んだ本
2013年11月に読んだコミック
『きんいろモザイク』2-3巻(原 悠衣)
『ダイヤのA』37-38巻(寺嶋 裕二)
『侵略!イカ娘』15巻(安部 真弘)
『ラストイニング』38-39巻(中原 裕)
『あさひなぐ』9巻(こざき 亜衣)
『銀の匙 Silver Spoon』9巻(荒川 弘)
『パーツのぱ』7-8巻(藤堂 あきと)
『ゆゆ式』2-5巻(三上 小又)
『大東京トイボックス』10巻(うめ)
『大東京トイボックスSP』(うめ)
17冊。読みたいものはまだまだあるが、積んであるものを一部解消。
『大東京トイボックス』は全10巻で完結。『東京トイボックス』から続く、ゲーム製作現場を舞台としたコミック。クリエイターの苦悩といったテーマから、うまくテーマをずらしてしっかりと完結させた点は評価できる。表現の自由のような「分かりやすい」テーマ設定は一般向けエンタメとしては適切。ただ、もっとマニアックに、面白いものを作るための苦悩、歓喜、挫折などを熱く描いて欲しかった気もする。『ブラック・ジャック創作話~手塚治虫の仕事場から~』がそんな感じだけど、それをフィクションでいま描くのは難しいとは分かるけど。
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2124ページ
ナイス数:73ナイス

みをつくしに比べるとどうしても分かりやすい展開にはなるが、脇役がいい味を出している。もう少し主人公とヒロインに魅力があればと思うが、よくまとまっている。佳作といった感じ。(☆☆☆☆☆)
読了日:11月2日 著者:高田郁

1巻では主人公たちに共感しにくかったが、2巻では過度なキャラ立てもなく心地よく読めた。1巻でもそうだが、ストーリー的な起伏よりも日常の書店の些細なエピソードの積み重ねが面白く、2巻ではそれがより前面に出たように感じる。続刊も期待したいね。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:11月8日 著者:碧野圭

文章は読みやすく、西洋一辺倒ではなく視野も広い。金融や経済に関しては門外漢なので、知らない単語があったりはしたけれど、この分野についてもっと知りたいと思わせる内容だった。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:11月9日 著者:板谷敏彦

キャラ立てや会話のやりとりは相変わらず絶妙。ラノベ書いたら人気出そうなのにね。『昨日まで不思議の校舎』に続いて、なんでミステリにしちゃったのかと思うことしばし。第4話の犯人に対しては、なんでおめおめと生きていられるのって言いたくなる。殺意を持ち、それを実行することの重さを考えれば、ライトミステリであってもアレはないだろう。こんなのを読むと、「これだからゆとり世代は」なんて感じてしまうのは年のせいだけか?(☆☆☆)
読了日:11月16日 著者:似鳥鶏

順風すぎて、ぬるい状況はいいんだけど、日毬が話の軸から外れてしまって、展開的には停滞した印象が残った。それを打破するような次巻への引きだけど、伏線の張り方とかはもう少しどうにかして欲しい感じだ。面白いんだけど、羽月莉音を知るだけに、もっと上を求めてしまうんだよねえw(☆☆☆☆☆)
読了日:11月20日 著者:至道流星

ドルトムント時代の香川のプレイはほぼ全て視聴した。それだけに読んでいて懐かしい気分にはなる。しかし、それも過去のことだ。香川が去り、私はドルトムントのファンになった。マンUの香川を見るより、ドルトムントのサッカーに魅了された。再びそこに香川が戻ることはないかもしれないが、ドルトムントが世界に勇躍するまさにその時に香川がいたという証が本書と言えるだろう。(☆☆☆☆)
読了日:11月28日 著者:キッカー
読書メーター
今年も残り1ヶ月。ここまで78冊。年間100冊にも届きそうにない。読書メーターに登録して、250冊→150冊→142冊→90冊と年々減少している。今年は90冊さえ厳しい。ライトノベルを読む量が減っている影響もあるとはいえ、もう少しなんとかしたいものだ。
米澤穂信に対してはゼロ年代的主人公の性格でイライラしたが、似鳥鶏に対してはミステリの枠組みに関して大きな引っ掛かりを感じる。ミステリは「情」と「理」のバランスが重要なジャンルだと思っているが、似鳥作品では「理」がほとんど崩壊しつつあるように思ってしまう。ライトノベルだと「理」がなくても構わないので、そっちに行って欲しいくらいだがそうもいかないんだろうね。
2013年10月に読んだ本
2013年9月に読んだ本
2013年8月に読んだ本
2013年7月に読んだ本
2013年6月に読んだ本
2013年5月に読んだ本
2013年4月に読んだ本
2013年3月に読んだ本
2013年2月に読んだ本
2013年1月に読んだ本
2012年に読んだ本
2011年に読んだ本
2013年11月に読んだコミック
『きんいろモザイク』2-3巻(原 悠衣)
『ダイヤのA』37-38巻(寺嶋 裕二)
『侵略!イカ娘』15巻(安部 真弘)
『ラストイニング』38-39巻(中原 裕)
『あさひなぐ』9巻(こざき 亜衣)
『銀の匙 Silver Spoon』9巻(荒川 弘)
『パーツのぱ』7-8巻(藤堂 あきと)
『ゆゆ式』2-5巻(三上 小又)
『大東京トイボックス』10巻(うめ)
『大東京トイボックスSP』(うめ)
17冊。読みたいものはまだまだあるが、積んであるものを一部解消。
『大東京トイボックス』は全10巻で完結。『東京トイボックス』から続く、ゲーム製作現場を舞台としたコミック。クリエイターの苦悩といったテーマから、うまくテーマをずらしてしっかりと完結させた点は評価できる。表現の自由のような「分かりやすい」テーマ設定は一般向けエンタメとしては適切。ただ、もっとマニアックに、面白いものを作るための苦悩、歓喜、挫折などを熱く描いて欲しかった気もする。『ブラック・ジャック創作話~手塚治虫の仕事場から~』がそんな感じだけど、それをフィクションでいま描くのは難しいとは分かるけど。