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2013年7月に読んだ本

2013年08月03日 18時11分41秒 | 本と雑誌
2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3704ページ
ナイス数:96ナイス

RDG3  レッドデータガール  夏休みの過ごしかた (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた (カドカワ銀のさじシリーズ)感想
前半はアニメではかなり端折られていた。テンポ的にはそれで良かったとは思うが、唐突な感じはかなりあった。後半はほぼ忠実な作りだったが、複雑な内容だけにセリフだけでは理解しにくいところもあって、文章の強みがはっきり感じられた。(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:7月1日 著者:荻原 規子
RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (カドカワ銀のさじシリーズ)感想
アニメでも丹念に描いていたけれど、やはり小説だと泉水子の内面が細やかに描かれている。深行との距離感もアニメより微妙な感じがあって面白い。生徒会執行部の面々などアニメではほとんど描かれなかったところも楽しく読めた。(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:7月2日 著者:荻原 規子
RDG5  レッドデータガール  学園の一番長い日 (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日 (カドカワ銀のさじシリーズ)感想
シリーズの山場だけにアニメでもしっかり描かれていた。そのイメージを浮かべながら読むことができた。アニメはここまでだっただけに、次の巻を楽しみにしている。そのために読み始めたと言えるものだし。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:7月2日 著者:荻原 規子
RDG6 レッドデータガール    星降る夜に願うこと (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと (カドカワ銀のさじシリーズ)感想
アニメが5巻で終わったのは正解だったね。悪くはないけど焦点がぼけて散漫な感じ。真響たちの活躍の場面もほとんどなかったし。久しぶりに一気に読ませる魅力的なシリーズに出会えたことはとても良かった。(☆☆☆☆)
読了日:7月3日 著者:荻原 規子
ファミコンの思い出ファミコンの思い出感想
ファミコン世代じゃないけれど、微笑ましく読むことができた。取り上げられた各作品についてというより、あくまでも思い出やエピソードが語られ、子供たちにとってファミコンが日常の一部になっていたんだと思わせる感じがいいね。(☆☆☆☆☆)
読了日:7月4日 著者:深田 洋介
「編集手帳」の文章術 (文春新書)「編集手帳」の文章術 (文春新書)感想
ものごころついた頃から毎日、新聞のコラムを読んできた。確かに、文章はうまい。その真髄の一端が語られている。ブログで書きなぐっているだけの身としては、恥じ入りたくなるような指摘もあった。ただタイトル通りに文章術の本である。新聞のコラムだからか、内容はあたりさわりのないものになりがちだ。古さ、堅さが感じられる点も、仕方ないとはいえ少し気になった。(☆☆☆☆☆)
読了日:7月6日 著者:竹内 政明
午後からはワニ日和 (文春文庫)午後からはワニ日和 (文春文庫)感想
動物園が舞台で、そこに働く人々のキャラクター造形はらしくて良かった。問題は、携帯の着信以降の展開があまりに強引で、その後はあまり楽しめなかったこと。鴇先生のキャラクターも浮きているように感じた。日常の謎ではなく、よりミステリ仕立てだけれど、雰囲気と内容が合ってないようにも思った。期待値が高いせいで辛口な感想になってしまうね。(☆☆☆☆)
読了日:7月8日 著者:似鳥 鶏
童子の輪舞曲 僕僕先生童子の輪舞曲 僕僕先生感想
「避雨雙六」は初期のころのにおいがあって短いながらも楽しめた。他はまあ普通。問題作の「福毛」はもっと二次創作っぽいものかと思いきや、現代を舞台にした意味も感じないし、中途半端な印象を受けた。(☆☆☆☆)
読了日:7月12日 著者:仁木 英之
大日本サムライガール 2 (星海社FICTIONS)大日本サムライガール 2 (星海社FICTIONS)感想
いかにも妄想話って感じだけれど、それを現実に落とし込む意思と能力のある者が成功を収めるんだろうね。一般庶民の貞操観念が明治以降だとか、要所要所の社会や経済に対する認識の高さがこの著者の魅力のひとつになっている。ストーリーテラーではないが、ハマると面白い。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:7月18日 著者:至道 流星
ヨハネスブルグの天使たち (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)ヨハネスブルグの天使たち (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)感想
おもしろい?『盤上の夜』はエンターテイメント性が感じられたけれど、こちらは雰囲気だけで楽しめず。帯に名のあがった伊藤計劃は、エンターテイメントにSFをコーティングしたような感じで、エンターテイメント性の強い作家だったんだけどね・・・。エンターテイメントに欠けるSFは読みたいと思わない。(☆☆☆)
読了日:7月19日 著者:宮内 悠介
ふたつめの庭ふたつめの庭感想
100あるべきものを60で語っているような印象を受けた。それが、ご都合主義に感じてしまう要因だろう。子供たちを含め、キャラ立ては非常によくできているだけに惜しい。その中で、主人公にはあまり魅力を感じなかったけれども。(☆☆☆☆)
読了日:7月26日 著者:大崎 梢
珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る (宝島社文庫)感想
1作目のオチがあれで、どう続編にするのかという興味だけで読んだ。1作目がヒットしたからこの程度でも売れるだろうと感じられてしまったのが悲しい。キャラクター頼みで、定型化した関係性はラノベなどでよく見られる図式。ぬるま湯の中の物語には惹かれるものがなかった。(☆☆)
読了日:7月26日 著者:岡崎 琢磨

読書メーター




『ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印』にハマりにハマっていた割には12冊と数は稼げた。ただほとんどは月の前半に読んだもので、ゲームにハマってからは返却期限に追われて読むのがやっとだった。

「レッドデータガール」については、まとめて感想を書こうと思っていた。少女小説の流れを色濃く受け継ぐ作品であり、少女小説や少女マンガにおける「導き役」としてのパートナーの存在の変化が興味深い。ゼロ年代以降、「導き役」にリアリティを求められなくなった印象もあるが、この作品ではある程度等身大な形で描いている。

物語自体は5巻で完結と言える。アニメでは5巻まで描かれた。6巻は主人公とパートナーの少年との関係に決着をつけるために書かれたものだ。それは成功したとは言いがたい。霊力のようなファンタジー以上に、「導き役」という存在はファンタジーとなってしまったのかもしれない。

ラブコメ、特にハーレム系ラブコメの手法はゼロ年代に様々に開発された。その成果はコミックだけでなくライトノベルや一般小説などにまで拡散している。これらは不自然な関係性を、作者と読者が共犯として許すことによってできている。
「タレーラン」もそうした曖昧さの上に続編が書かれた。そこで描かれる物語に説得力があるわけもなく、虚しさばかりが漂っていた。

ダントラ2はクリアはしたものの、全体の半分に到達したかどうかといった感じ。16のキャラクターの平均レベルが50くらいになったところで、全キャラクターのクラスを入れ替えるという荒療治を行った。
キャラクターにはそれぞれひとつユニークスキルというものがあり、それと各クラスとの相性を考えての決断だった。これから先、厳しい戦闘を耐えるには必要と思ったわけだが、そのせいでここ数日は進行できていない。
この夏はこのゲームだけで終わりそうなほどハマっているので、合間になんとか読書を続けたいものだ。

2013年6月に読んだ本
2013年5月に読んだ本
2013年4月に読んだ本
2013年3月に読んだ本
2013年2月に読んだ本
2013年1月に読んだ本
2012年に読んだ本
2011年に読んだ本




2013年7月に読んだコミック

『侵略!イカ娘』14巻(安部 真弘)
『特例措置団体ステラ女学院高等科C3部』1巻(みどりと ももか)
『帰宅部活動記録』1-2巻(くろは)
『苺ましまろ』7巻(ばらスィー)

ゲームをしているしわ寄せが、マンガとアニメに来ている。いろいろと溜まっているのだけれど、いつになったら解消できるだろう。

ステラ女学院は、アニメ1話を見た後に原作を読み、主人公のキャラ付けが変更されているのを知った。人見知りな主人公っていつのアニメだよって感じ。ガルパンのように、サバゲーの部分で見せりゃいいのにね。というわけで2話以降を見てなかったりする。