新・スクラム

松瀬学さん（修猷館ー早大）の新しい本です。
「新・スクラム 進化する1cmをめぐる攻防」をご紹介します。


W杯でのジャパンの試合で、FWの奮闘には目を見張るものがありました。
プロレスラーのような敵FWを相手に、ジャパンがスクラムやモールを押し込む姿に、思わず喝采をあげた方も多かったでしょう。

この本ではジャパンのスクラム・コーチであったマルク・ダルマゾさん（フランス）に焦点を当てつつ、どのような過程を経てジャパンのFWが進化していったのかを描いています。

「スクラムの1ミリがバックスの1メートル」
「バックスは1m、10mのスペースで勝負する。でも、プロップの勝負はスクラムでは数ミリの世界なのです」
このようなくだりを読むと、ラグビーの奥深さに改めて驚くばかりですね。

	新・スクラム 進化する「1cm」をめぐる攻防
	クリエーター情報なし
	東邦出版

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ラグビー大学選手権 予選2ndステージの初戦、早稲田は天理大学に10対14で敗れてしまいました。
前半10対7
後半 0対7

早大、天理に初黒星…４強進出危うし／大学選手権 - SANSPO.COM（サンスポ）

まだ２試合を残していますが、年越しに向けて いきなり赤信号が点滅し始めてしまいました。

そして、ジュニア（二軍戦リーグ）では二部へ降格。
個人的には、こちらのニュースの方がショックです。

カテゴリー２へ降格。悔しい敗戦 | 早稲田スポーツ

一軍も二軍も全く力を発揮できない深刻な状況が続きます。

輝かしい伝統のある早稲田ラグビーが これではいけません。

替え玉

関東地方でラーメンといえば、永らく早稲田の名店「メルシー」に代表される醤油味が主流でした。


最近は、博多ラーメンに代表される豚骨スープのラーメンも、関東で すっかりお馴染みとなりました。

博多ラーメンが関東に進出してきた当初、新鮮な驚きだったのは替え玉です。
麺を食べ終わったら、麺をお代わりできる。
何を食べるにしても大盛を注文するという若者にとっては実に魅力的。
また、私のように麺硬めを好む者にとっても、常に硬めの麺を食べられる替え玉の仕組みは有り難いです。

もっとも、初めて「替え玉 お願いします。」と店員さんに声をかけた時には、とてもドキドキした記憶があります。
やはり このシステムに慣れていなかったのですね。

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スポーツの世界で「替え玉」となると、これは事件になってしまいます。

1920年（大正9年）の夏の甲子園では、大学野球の投手が高校野球で登板するという事件が起きました。

【高校野球１００年　発掘・事件史】甲子園で大学生が“助っ人”登板　これ以降「１８歳以下」に - ZAKZAK

この野球のケースは助っ人で、厳密には替え玉ではなかったのですが、箱根駅伝では登録された選手ではない者、それも学生に代わって人力車夫が駅伝を走るという、まさしく替え玉事件が起きました。
1925年（大正14年）のことです。

箱根駅伝歴史シリーズ「箱根・・・遙か」第6話|日本大学校友会 神奈川県支部

いずれも ずいぶん昔の出来事ですし、情報化社会の現代に替え玉を使うことは難しいものと思われます。
それでも、こういうことがあり得るから、メンバー表や背番号の入念な確認が今も必要なのですね。

21世紀枠

来春のセンバツに出場する21世紀枠の候補9校が発表されました。

【北海道】
札幌清田＝道４強
【東北】
釜石（岩手）＝県準優勝、東北大会初戦敗退
【関東】
上尾（埼玉）＝県８強
【北信越】
長野（長野）＝県４強
【東海】
宇治山田（三重）＝県８強
【近畿】
長田（兵庫）＝県８強
【中国】
出雲（島根）＝県３位、中国大会８強
【四国】
小豆島（香川）＝県優勝、四国大会初戦敗退
【九州】
八重山（沖縄）＝県優勝、九州大会８強

※９校すべて公立校

各校の紹介、21世紀枠の選考基準などは、こちらの記事に詳しいです。
来春センバツ21世紀枠　地区候補決定！　（森本栄浩）- Yahoo!ニュース

早稲田マンとして多少の縁があるのは長野高校。
法学部の同期で、テレビでも有名になった北村晴男弁護士が長野高校野球部出身です。
早大野球部では、同姓の北村幸典投手（比嘉寿光主将の学年）が長野高校から早稲田にやってきて、卒業後は社会人野球の東邦ガスでもプレーしました。

１人の野球ファンとして、個人的に気になるのは上尾高校です。
上尾高校といえば、私は山崎裕之選手（上尾高校ー東京オリオンズー西武ライオンズ）を思い浮かべます。

山崎裕之 - Wikipedia

学生野球でも、プロ野球でも、渋い二塁手が私の好みです。
守備でも打撃でも、堅実なプレーでチームを統率する山崎選手は、そんな私の理想といえる二塁手の１人でした。

そんな山崎選手の後継者として私が期待するのが、中村奨吾選手（天理高校ー早大ー千葉ロッテ）です。
まだまだプロのスピードに追いつかないところがありますが、まだ一年目。
あの青木宣親選手でさえ、一年目は二軍暮らしでした。

来年以降に中村選手が本領を発揮してくれるはずと大いに期待しています。

ライバルに追いつくために。中村奨吾が克服すべき弱点。～山田哲人と同い年、アウトローが課題～ - Number Mobile

箱根駅伝_監督トークバトル

今年も箱根駅伝 監督トークバトルが行われました。
会場は恵比寿ガーデンプレイス。
大勢のファンが詰めかけました。


このトークバトルは、前回大会における上位５位までのチームから監督が招かれます。
５位の早稲田からも相楽監督が登壇し、海千山千の監督さんたちと対峙しました。


様々な質問に監督さんたちが答えていきます。
「目標順位」
青学：優勝、駒沢：3位以内、東洋：優勝、明治：４位、早稲田：優勝

「重視する区間」
青学：５区、駒沢：５区、東洋：５区、明治：５区、早稲田：１区

他にも、「注目選手」「チームの強み」等々、興味深い質問が続きました。

また、現在の大学生たちが東京五輪の頃に年齢的に旬を迎えます。そこで、学生のうちから五輪での活躍を目的に据え、適切な目標設定により計画的に強化していく必要があると監督さんたちが異口同音におっしゃるのが心強かったです。
早稲田の競走部でも、東京五輪を具体的に見据えている選手がいるそうですよ。

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早稲田の相楽監督は実直な人柄が にじみ出る語り口で、とても好感が持てます。

東洋の酒井さんも実直型、明治の西さんは飄々型、駒沢の大八木さんは浪花節型、青学の原さんはリップサービス型といったところでしょうか。

今年の早稲田は「金太郎飴」型のチームだと相楽監督。
まずは１区で先頭集団につけて、往路優勝争いに加わる。
そして復路９区を終える時点で3位以内につけて欲しいところです。

1920年の第1回大会に出場したのは、早稲田、明治、慶應、東京高等師範（現 筑波大学）の４校。
今回のトークバトルに参加した早稲田と明治、そして慶應が「競走部」と名乗るのは、「陸上競技」という日本語が生まれる前に創部されたルーツ校の証です。

この伝統の重みを強みに変えて、ぜひWとMで優勝争いを展開して欲しいですね。

なお、トークバトル当日の様子は、新聞では12月20日の読売新聞 朝刊で、テレビでは12月23日の夜8時からG＋で紹介されるそうです。

箱根駅伝_チームエントリー

箱根駅伝のチームエントリーが発表されました。

関東学生陸上競技連盟

早稲田として期待の選手は一通りエントリーされたと思います。

大エースがいないだけに、１人のミスも許されないレース運びが早稲田優勝の絶対条件。
号砲が鳴るまで一ヶ月を切り、選手たちは故障やインフルエンザの予防に最新の注意を払っていることでしょう。

12月29日の区間エントリーが待たれます。

山田敏貴選手がW受賞

日本野球連盟による2015年度 社会人野球表彰が行われ、山田敏貴選手（早実ー早大ー JX-ENEOS）が首位打者とベストナインのW受賞に輝きました。
おめでとうございます！

社会人野球表彰式 | 日生・藤井「感謝忘れずにプレー」 - 毎日新聞

山田敏貴くんはゴツい体つきなのですが、肩や背中の筋肉がビックリするぐらい柔らかくて、驚いたことがあります。
そして、東日本大震災で支援物資を福島に送ろうとした際、私たちの搬出作業を応援しようとENEOSの合宿所から駆けつけてくれたナイスガイなのです。

これからも社会人野球を代表する選手として活躍してくれると思います。

高校野球監督会

四国で高校野球連盟監督会が発足したと報道されています。

「四国地区高等学校野球連盟監督会発足！」 | ニュース　高校野球関連 | 高校野球ドットコム

記事によれば、小松高校の宇佐美秀文監督（今治西ー早大。岡田彰布主将の学年）も参加しているようです。

そして、この会の発足に四年間に渡って尽力されてきたのが当時 鳴門工業監督だった高橋広さんということ。
さすがですねえ。

なお、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、記事の中の高橋広監督に関する記述のところに「『春夏』東京六大学リーグ戦連覇」とありまして、何とも高校野球担当の人らしいミスであります。
もちろん正しくは『春秋』連覇です。
(^_^;)

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高校の話題といえば、私の母校 都立青山高校にも、かつて定時制が併設されていまして、2008年まで同じ校舎で授業が行われていました。

青高の定時制卒業生で最も有名なのは、恐らく俳優の草刈正雄さんでしょう。
草刈さんは、芸能活動を行うために、地方の高校から青高の定時制に転校されてきました。

私より３つ歳上で、在学期間が重なっています。
「俳優の草刈正雄さんが定時制にいるぞ」と、入学直後に上級生から聞いた記憶があります。

ただ、私たち全日制の生徒が部活動を終えて帰宅の途につく時分に定時制の生徒たちが三々五々登校してくるので、残念ながら接点はありませんでしたね。

草刈さんは、芸能活動と学業を見事に両立されまして、青山高校を卒業した後は、放送大学で勉強を続けられました。

それにしても、学校で一度ぐらい会いたかったです。
きっと俳優さんならではのオーラが漂っていたのでしょうね。

12月8日

12月8日といえば、1941年の この日、真珠湾攻撃が行われて、日本は太平洋戦争に突入していきました。
8月15日の終戦記念日とともに、日本人が戦争と平和を しっかり考える日だと思います。
関連記事へのリンク

いわゆる「最後の早慶戦」に出場し、六大学史上に残る強打者であったお二人、石井藤吉郎さん（水戸商業ー早大）、別当薫さん（甲陽中ー慶大）の戦争体験に関する記事がありました。

【日曜に書く】野球ができる喜びを伝えよ　論説委員・佐野慎輔 - 産経ニュース

日曜日に行われた連盟の祝賀会で六大学野球の歴史を辿るビデオが放映され、その中で戦中・戦後の苦難の時代も紹介されました。

もう二度と選手を戦場に送らない。
それが90年間 学生野球を守り育ててくださった緒先輩への恩返しですね。

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連盟の祝賀会では、昨年まで打撃コーチをお務めになった徳武さんと、久しぶりに ゆっくりお話しさせていただきました。

徳武さんは、４季連続で早稲田から首位打者が出たことを たいそうお喜びでした。

武藤（４年、金沢泉丘）ー茂木（３年、桐蔭学園）ー丸子（４年、広陵）ー重信（４年、早実）と、丸２年間 タイトルを独占したのですから痛快です。

早稲田からは、これまで46人50回の首位打者が生まれています。
そして、３季連続で早稲田が首位打者を生んだことが４度あります。
なお、３季連続で首位打者を出しているのは早稲田だけで、他校は２季連続どまりです。

その意味で、平成27年（2015年）は、早稲田が六大学の新しい歴史を刻んだ年だったのですね。

昭９ ：小島利男（愛知商業）※一季制
昭10春：高須 清（松山商業）
昭10秋：小島利男（愛知商業）

昭14春：南村不可止（市岡中）
昭14秋：小野欣助（八尾中）
昭15春：浅井礼三（成田中）

昭53春：金森栄治（PL学園）
昭53秋：岡田彰布（北陽）
昭54春：有賀佳弘（早実）

平14秋：青木宣親（日向）
平15春：由田慎太郎（桐蔭学園）
平15秋：鳥谷 敬（聖望学園）

ラグビー早明戦_敗れて対抗戦４位に

伝統のラグビー早明戦、勝てば同率２位となる早稲田でした。
しかし、やはり明治の壁は厚く敗戦、４位で対抗戦グループでの戦いを終えました。

執念のモール見せるも、ミスが響き明大に惜敗 | 早稲田スポーツ

昨日は、六大学野球連盟結成90周年の祝賀会から帰宅し、テレビ神奈川の録画中継での観戦でした。

選手の顔ぶれが揃ってきたものの、細かなミスからボール支配を失う点は修正できませんでした。
強いチームとの対戦でのミスは、致命傷となってしまいます。

そしてスクラム。
マイボール・スクラムで あれほどプレッシャーを受けてしまっては、生きたボールをバックスに供給できません。
その結果、試合時間が残り僅かとなっているにも関わらず、時間を要するモール攻撃に拘らざるを得ませんでした。
やはり附属校・系属校出身者に頼らざるを得ないFW第一列では、明治に歯が立ちませんね。

大学選手権における早稲田の試合日程が決まりました。
早稲田はB組に入り、東海大（リーグ戦１位）、天理大（関西）、朝日大（東海北陸・中国四国代表）と戦うことになります。

12月13日（日）：天理大学（花園）
12月20日（日）：朝日大学（秩父宮）
12月27日（日）：東海大学（江戸川）

天理大学も強そうですし、何といってもリーグ戦グループを制した強敵 東海大を相手に早稲田がどこまでやれるか。

年越しの可能性も決してゼロではありません。
まずは気持ちを引き締め直して、アウェイで天理大学を圧倒してもらいたいです。

連盟結成90周年記念祝賀会

東京六大学野球連盟 結成90周年記念祝賀会が、プリンスホテル新高輪で行われました。


2千人近い野球部および応援部関係者とファンが集まりました。
ミスター長嶋茂雄さんもおいでになりました。

長嶋さん以外にも、 多くのOBが。
私が気づいた範囲でも
明治：杉下、土井淳、星野、竹田
法政：山本浩二、田淵、江本、小早川
慶應：渡辺、山下大輔、後藤
立教：川村
早稲田：徳武、野村、谷沢、安田、阿野、八木、開田、和田、清水、比嘉、由田、田中浩康と、神宮の生んだ名選手たちが勢揃い。

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シンポジウムも行われました。
写真左端が司会の大越健介さん（新潟高ー東大）、続いて小早川（PL学園ー法政）、岡村（土佐高ー東大）、川村（厚木高ー立教）、和田（浜田高ー早稲田）、高橋（桐蔭学園ー慶應）、星野（倉敷商ー明治）


大学別の思い出話で、早稲田からは徳武さんと小宮山さんが登場。


三時間に及ぶ祝賀会は、大盛況のうちに終了しました。