外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

立教が慶応から勝ち点

2010-05-10 17:48:19 | 大学野球
慶立三回戦は、立教が3対2で勝ち、慶応から勝ち点をあげました。

ひょっとすると、現時点で一番強いのは立教かも知れません。

昨日の4本塁打、中でも田中宗主将のバックスクリーン右への特大本塁打には度肝を抜かれました。
あの打球は、今の東伏見では見ることのできないものでした。
田中くんは今日も三塁打を放って勝利に貢献したようです。

振り返れば、田中くんが現役受験生の時に、大学受験に関して話したことがありました。

あれから4年。
彼が六大学を代表する強打者に成長してくれて、感無量です。

とにもかくにも、立教のおかげで、勝ち点4での優勝争いとなりました。

明慶戦の行方も気になりますが、早稲田は眼前の敵・法政に勝たない限り、権利落ちになってしまいます。

三回戦までもつれる可能性も考慮すれば、もしも斎藤投手の体調がよほど優れない場合には、好調な福井くんを一回戦に起用する策もないわけではありません。
でも、そこは主将ですから、斎藤くんが加賀美くんに投げ勝って欲しいです。
彼が勝ってこそ、チームに勢いがつくというものです。

きっと早稲田の誇る投手陣が最少失点に抑えてくれると思うので、あとは打撃と守備の頑張りあるのみですね。

ガンバレ早稲田!
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今日の東伏見(5/9 )

2010-05-09 19:34:42 | 大学野球
今日は午前中に東伏見で紅白戦を観て、お昼からは神宮球場に移動して慶立二回戦を観戦しました。

まずは、今日の紅白戦。
ベンチ入りメンバーは、先週よりも少し絞り込まれました。
新人戦に向けた厳しい部内競争が続いています。

ちなみに紅白戦の主審は四年生の白川くん(早実)、塁審は三年生の海東くん(高志)が務めました。

昨日投げた森くん、あるいは一年生の横山くん、小山田くんはベンチ入りせずに裏方。
全力疾走でファールボールを捕って運んだりして、紅白戦をサポートしていました。

〔紅白戦ベンチ入り〕
1渡辺克(1年、鶴丸)、大野瑠(1年、早大学院)、村山(1年、早実)、宋(2年、住吉)
2地引(2年、木更津総合)、吉原(2年、早大学院)
3森(1年、早実)、河村(2年、徳山)、江塚(1年、掛川西)
4福澤(2年、早実)、大野大(1年、早実)、西竹(1年、早大学院)
5徳井(2年、早実)、酒松(2年、中村)、富岡(1年、早大学院)、瀧島(2年、大泉)
6福田(1年、四條畷)、中山(1年、早大本庄)、東條(1年、桐光学園)
7中野(1年、早大本庄)、白澤(1年、神村学園)、玉真(2年、武蔵工大付属)荒谷(2年、桐蔭学園)
8林(2年、早実)、今岡(1年、早大学院)、高橋直(2年、水戸第一)、石塚(2年、早大本庄)、
9若杉(2年、旭野)、八木(2年、早実)、茂木(1年、野沢北)、

〔紅白戦出場選手〕
1渡辺克(1年、鶴丸)→村山(1年、早実)
2吉原(2年、早大学院)→八木(2年、早実)
3江塚(1年、掛川西)→河村(2年、徳山)
4西竹(1年、早大学院)→酒松(2年、中村)
5酒松(2年、中村)→富岡(1年、早大学院)
6福田(1年、四條畷)
7白澤(1年、神村学園)
8林(2年、早実)
9八木(2年、早実)→江塚(1年、掛川西)

1大野瑠(1年、早大学院)→宋(2年、住吉)
2地引(2年、木更津総合)
3森(1年、早実)
4深澤(2年、早実)
5徳井(2年、早実)→瀧島(2年、大泉)
6東條(1年、桐光学園)
7荒谷(2年、桐蔭学園)
8石塚(2年、早大本庄)
9若杉(2年、旭野)

------------------

神宮の慶立二回戦は、『強い慶応』を見極めようと思っていたのですが、予想もしない試合展開となりました。

四本塁打を含む立教の長打攻勢に慶応投手陣が総崩れ。
そして、立教5対2のリードで迎えた五回表の1死満塁のピンチに、今季初登板となる立教の仁平くんが救援して無失点でしのいだことが、今日の勝負の分かれ目。
その裏の攻撃で、長谷川くんの本日2本目の本塁打(3ラン)が飛び出して、勝敗が決したように思います。

ネット裏には、早稲田の小西、小堀の両学生コーチ、西本、冨永らが陣取って、立教が慶応投手陣を打ち崩す様子をつぶさに見て、詳細にデータを収集していました。
きっと、有用な情報が集まったことでしょう。

これで慶応は2敗目を喫しました。
早稲田ファンとしては、先週の明立戦に続いて、立教様々の状況が続いています。

帰り道でお話しした立教OBの方々からは、
『そろそろ、早稲田から何か贈り物が届くのではないかと思っているんですが』
あるいは
『早立戦を、もう一度やりませんか』
などと、声をかけられました。
(;^_^A

いずれにしても、早稲田は勝つのみ。
何としても早法戦に連勝して、早慶戦に臨みたいところです。


写真は、東伏見の第二紺碧寮。
かつてはラグビー部専用の合宿所でしたが、ラグビー部が上井草に移転した後は、スケート部などが共用しています。

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強い慶応

2010-05-08 17:14:57 | 大学野球
今日は、月初の報告書を片付けるために休日出勤していました。

ネット情報で、慶応が立教に先勝したことを知りました。
慶応は、江藤監督を迎えて勢いがありますね。
オープン戦からチーム状態が良いという情報がファンの間で流れていたので、やはり噂どおりだったなという感じです。

今季のリーグ戦の賜杯争いは、投打のバランスが良い慶応が頭一つ抜け出したと言って良いでしょう。

私の記憶に強く残る慶応といえば、志村亮投手(桐蔭学園-慶応大-三井不動産)が在籍した1985年-1988年(昭和60-63年)の頃です。

いかにも慶応ボーイらしい雰囲気を漂わせる志村投手は、四年間で31勝17敗という素晴らしいピッチングを見せ、特に四年生の春の早慶一回戦から秋の立教戦にかけての5試合連続完封勝利は圧巻でした。

一方、その当時の早稲田は、本当に苦しい時代でした。
この四年間の順位は、2-4-4-5-5-3-3-3。

賜杯は遥か彼方の遠い存在で、応援するファンにとっても辛く苦しい時代。
慶応の志村投手には、何度も痛い目にあいました。

志村投手と同じ学年の早稲田の選手といえば、黒木省一郎主将(高鍋高校)。
1学年下に小宮山投手(芝浦工大柏)、2学年下には水口内野手(松山商業)がいました。
写真は、内野ノックを受ける黒木、水口の両選手です。


監督が飯田さんから石井連蔵さんに交代し、安部球場から東伏見に移転したのが、この時期。
そして所沢に人間科学部が新設されて、優れたスポーツ選手の入学先が教育学部体育専修から所沢に移りました。

そう考えると、練習設備の整った東伏見に腰を据えた早稲田の野球部が、新たな栄光の時代に向かってスタートを切る、歴史のターニング・ポイントでしたね。


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波乱の1日

2010-05-07 18:35:39 | ビジネス
昨夜から、世界の金融市場が大荒れ。

資産を投げ売る者、新たに投資する者が錯綜する展開に、目の回るような忙しさの一日でした。

ギリシャの財政危機とユーロ域内における伝播の懸念が、ずっと拭えない状態が続いていました。

ギリシャの短期的な資金繰りへの懸念は多少改善されたものの、ギリシャの財政再建という長期的な問題の解決は、これからです。

また、一国の財政危機が他のユーロ参加国に拡散しないような制度的な枠組みもありません。

そう考えると、これからも今回のように何度か金融市場が揺さぶられることは避けられないと私には思えます。
また、ギリシャと同じく財政悪化に苦しむ日本の国債にも、中長期的には飛び火してくるとささやく市場関係者がいることも、心に留め置いておくべきでしょう。

さて、このような経済不安が続くと、古今東西、公務員あるいは難関資格の取得を目指す若者が増えるものです。

社会科学を学ぶ学生にとっての難関資格といえば、弁護士、公認会計士、不動産鑑定士という三つが思い浮かびます。

この中で、不動産鑑定士は、金融機関の長い歴史の中で培われてきた不動産鑑定評価の手法を基礎として、国家資格となった経緯があります。
したがって、企業内で不動産鑑定士の有資格者が社員として働くことも珍しくなく、それも不動産鑑定業務にとどまらず、不動産に関する専門家として幅広く活動しています。

一方、日本弁護士連合会あるいは日本公認会計士協会は、あくまでも判事・弁護士として、あるいは企業の監査業務を担当する専門家という、資格保有者にのみ排他的に許される業務の視点から、各々の資格の位置づけを考えています。

かたや、産業界のニーズは、企業内で法律や会計のプロとして働く社員が欲しいというもの。
そこには大きな隔たりが残されたままです。

このような懸案が解決されないまま、司法試験や公認会計士の試験制度が改正されたため、合格者が増加しても職に就くことができない“浪人”が増えているのが現状です。

それぞれに言い分があると思います。

しかし、高い志をもって勉強して難関を突破し、これから社会で責任ある仕事をしていこうという若者たちを悲しませるような事態は、社会の大きな損失です。

このようなギャップを一日も早く解消し、彼らに縦横無尽に活躍してもらいたいものだと思います。
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体に良くないDVD

2010-05-06 18:30:11 | 好きなお店
名画、ジャズ・コンサート、スポーツの名試合、落語・漫才…

様々なDVDを買い込んで、休日にストレス発散している私ですが、『これは体に悪いDVDだなあ』と思っているものがあります。

BS-TBSで放映されている番組『吉田類の酒場放浪記』を収録したDVDです。


週に最低一日はアルコール抜きの日を設けることが、健康管理のために大切だと言われています。

その教えを実践しようと、例えば休日に『今日は休肝日にしよう』と固く決心し、ウーロン茶などを飲みながら、名画のDVDを観て、夜を過ごしているとします。

作品を見終わって、長編をもう一本見るのもどうかと思う時に、このDVDをプレーヤーに載せてしまうと、もういけません。

東京の下町を中心に、吉田類さんが、趣きのある大衆酒場を訪問して、売れ筋の肴メニューを突きながら酒を楽しむという番組なんです。

気さくなご主人・女将と会話を交わしながら、お酒の銘柄を選び、ツマミを選びながら、吉田さんは左右の常連客と歓談します。

ウーロン茶を飲みながら、そんな画面を眺めていたら、最初の決意はどこかへ吹き飛んでしまいます。
ボクシングであれば、自らコーナーに身を置いて、さあ殴ってくれというような心境になってしまうのです。

つい先ほどまで『今日は飲まないぞ』と自分自身に言い聞かせていたはずなのに、いつの間にかウーロン茶を片付けて、冷蔵庫から氷を取り出し、ボトルを引っ張り出し、ありあわせのツマミを並べる…

あえなく私の休肝日は、順延となるのでありました。

以前、波が打ち寄せる浜辺の風景を、ナレーションもBGMもなく、ただ延々と流し続けるDVDが大好きだと、海釣りマニアの友人が話していました。
『そんなビデオ、よく金を払ってまで見るもんだね』と、友人をからかったものでした。

でも、私も大きなことは言えません。

『これほど体に悪いDVDはない』
『何と罪深いDVDなんだろうか』
と罵しりながら、何だかんだと、シリーズ第四巻まで買ってしまいました。
(;^_^A
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今日の東伏見(5/5 )

2010-05-05 17:28:01 | 大学野球
今日も午前中は下級生による紅白戦、午後からメンバー練習でした。

紅白戦では、一年生に捕手がいないため、昨日の古山くんに続き、今日は羽鳥くんの三年生捕手がお手伝いしました。

〔紅白戦スタメン〕
1宋(2年、住吉)
2羽鳥(3年、伊奈総合)
3八木(2年、早実)
4大野(1年、早実)
5富岡(1年、早大学院)
6中山(1年、早大本庄)
7白澤(1年、神村学園)
8林(2年、早実)
9江塚(1年、掛川西)

1森大(2年、浦和学院)
2地引(2年、木更津総合)
3森(1年、早実)
4深澤(2年、早実)
5徳井(2年、早実)
6東條(1年、桐光学園)
7荒谷(2年、桐蔭学園)
8高橋直(2年、水戸第一)
9若杉(2年、旭野)


午後からは、昨日と同様に、メンバーによる内外野ノック、投内連携、シート打撃、そして3つの打撃ケージを使った打撃練習が行われました。

今日の午後から、広岡さんがおいでになり、室内に主力投手陣を集めて、数時間をかけて指導をされていました。

また、元・新人監督の海津くん(日本文理高校出身)が登場し、久しぶりに雑談しながら、一緒に練習を見学しました。
現在、彼はマックス佐藤さん(天理高校出身。元・早大監督)が監督をされている城西国際大学でフルタイムのコーチをやっていて、同大学の寮に住み込みだそうです。
他大学の野球部をしてみて、改めて早稲田の練習を見た感想を訊ねたところ、『練習の活気、具体的に言えばメニューとメニューとの間を全力疾走で行なうキビキビ感は、他校が簡単に真似できない早稲田の良き伝統だと思います。』
『ただ今日は、四年生たちに少しヌルさを感じますね。もっと四年生たちが、背中で後輩たちを引っ張らないといけません。』との意見でした。

また、OBの吉澤俊幸さん(日大三高-早大-阪急)も久しぶりに東伏見においでになりました。
私より2学年上の、右のスラッガー。
現在も引き締まった体型で日焼けした顔です。
現役時代と変わらぬ格好良さでした。
吉澤さんに関する過去記事へのリンク

主力メンバーの打撃練習を見ながら、吉澤さんは、現在の早稲田の長距離砲不在を、しきりに残念がっていらっしゃいました。
そして、このブログで以前にご紹介した江川投手とのツーショットの写真に、
『いやあ、サインするのは何年ぶりかなあ』
『ここにサインしちゃうと、江川からもサインをもらわないと、バランスがとれないね』
と笑いながら、サインしてくださいました。

最後に、午前中の紅白戦のベンチ入りメンバーを、私が目視で確認した範囲でお知らせいたします。

〔紅白戦ベンチ入り〕
1森(2年、浦和学院)、宋(2年、住吉)、西本(法政二高)
2地引(2年、木更津総合)、吉原(2年、早大学院)
3森(1年、早実)、河村(2年、徳山)、八木(2年、早実)
4福澤(2年、早実)、大野大(1年、早実)、西竹(1年、早大学院)
5徳井(2年、早実)、酒松(2年、中村)、富岡(1年、早大学院)、瀧島(2年、大泉)
6福田(1年、四條畷)、中山(1年、早大本庄)、足立(1年、明善)、東條(1年、桐光学園)
7中野(1年、早大本庄)、白澤(1年、神村学園)、玉真(2年、武蔵工大付属)
8林(2年、早実)、今岡(1年、早大学院)、高橋直(2年、水戸第一)、
9若杉(2年、旭野)、石塚(2年、早大本庄)、江塚(1年、掛川西)、茂木(1年、野沢北)

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今日の東伏見(5/4 )

2010-05-04 17:05:11 | 大学野球
今日の東伏見は、午前中に下級生による紅白戦、午後にはメンバーによる守備と打撃練習が行われました。

午前9時過ぎに始まった紅白戦は、リーグ戦終了後に行われる六大学新人戦に向けた選手選考の目的を持っているので、出場選手は全力でプレーしていました。

〔紅白戦のスタメン〕
1横山(1年、聖光学園)
2地引(2年、木更津総合)
3森(1年、早実)
4深澤(2年、早実)
5徳井(2年、早実)
6東條(1年、桐光学園)
7荒谷(2年、桐蔭学園)
8高橋直(2年、水戸第一)
9若杉(2年、旭野)

1小山田(1年、古河三高)
2古山(一打席のみ、3年、早実)→吉原(2年、早大学院)
3江塚(1年、掛川西)
4大野大(1年、早実)
5酒松(2年、中村)
6中山(1年、早大本庄)
7白澤(1年、神村学園)
8林(2年、早実)
9八木(2年、早実)


午後一時からは、メンバーによる投内連携、シート打撃、そして3つの打撃ケージを使った打撃練習が行われました。
なお、シート打撃には、三年生の大野、高橋哉至の両投手が登板し、元気の良い投球を披露してくれました。

写真は、朝8時過ぎのアメフト・グラウンド。
朝日の下で、女子ラクロスの試合が行われている光景です。
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早慶対校レガッタの後日談

2010-05-03 17:05:46 | スポーツ全般
早慶対校レガッタの快勝から、二週間が過ぎました。
早慶レガッタ応援記事へのリンク

まず、漕艇部の関係者の方から、当日の応援に駆けつけた早稲田ファンの皆様に対して、次のようなお礼の言葉がありましたので、ここでご紹介します。

『ボート競技は、観戦するのは、決して楽ではない種目だと認識しています』
『それにも関わらず、応援部の諸君のリードの下、あれほど大勢の早稲田ファンに応援に集まっていただき、感謝の言葉もありません』
『宿敵・慶応に勝利を収め、川岸の大応援団からの祝福を受けた時の気持ちを、クルーたちは、"早稲田に入学して以来、あれほど感動したことはありません""早稲田でボートをやって本当に良かった"と、涙を流して喜んでいました』

こんなお礼の言葉をもらったら、来年も応援に行くしかありませんね。
(^^)/▽☆▽\(^^)


さて、あの試合で起きた慶応艇の転覆というハプニングに関して、色々な話が各方面から伝わってきました。

①転覆の原因
慶応艇は、横波にあおられて転覆しました。
レース会場を我が物顔で走り去った何台かの水上バイクの無謀な運転が原因でした。
早稲田艇は、コックスの咄嗟の機転で、川岸に近いエリアに待避して難を逃れました。

②一時間半のレース遅延の原因
>艇内に大量の水が入ったために、慶応クルーは川に飛び込むしかありませんでした。ボートの先端と艇尾には浮きの機能があるため、沈みかけたままクルーが乗り続けると、ボートが真ん中から折れてしまうからなのだそうです。

>川に飛び込んだ慶応クルーを救助したのが、役員艇ではなく、水上警察の救急艇でした。法令により、救急艇に助けられた者は、必ず病院で診察を受けねばならないため、慶応クルーは全員が病院に搬送されてしまいました。

>沈みかけた慶応艇は、オールを装着したままの状態で、スタート地点まで曳航されました。
ボートの構造上、オールを装着する金具の調整がとてもデリケートらしく、曳航する際にはオールを外す必要がありました。
それをしないまま曳航したため、金具のセッティングがすっかりダメになってしまい、その再調整にかなりの時間を要してしまいました。

>慶応は、予備艇を用意していませんでした。
予備艇があれば、クルー達が病院から戻ったら、すぐにレースが再開できたのですが、上記の金具再調整を待たねばなりませんでした。
ちなみに、早稲田は、過去の教訓から、予備艇を用意するのが決まりとなっているそうです。

③綱引きの用意
一時間半にも及ぶレース遅延の間、必死に頑張ってくれた両校の応援団。
あのタイミングで、どこから綱引き用の綱を調達したのか、私は本当に不思議に思っていました。
早大応援部の森将貴主将に聞いてみたところ、まさかの時の予備の演目の1つとして、早稲田の応援部が綱引きを考えついて、事前に競技スポーツセンター(旧・体育局)から綱を借りていたのだそうです。

このような様々な事情が判明してきますと、まずは直接の事故の原因となった横波を発生させた、水上バイクのマナー違反を問題視しなくてはなりません。
不測の事態で力を出し切れなかった慶応は、さぞ無念であったと思います。

その一方で、横波の危険を察知して的確に艇を待避させた早稲田のコックスの機転、予備艇の用意、そして早大応援部の周到な準備などを考えると、早稲田の勝利は堂々と胸を張って良いものであったと、改めて確信した次第です。
(写真は、1艇身半の差をつけて、今や栄光のゴール地点に達しようとする、写真左側の早稲田艇と、それに続く慶応艇)

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東大に連勝して勝ち点

2010-05-02 19:33:38 | 大学野球
早稲田打線に久し振りに火が点いて、14対0と東大に大勝し、二つ目の勝ち点を獲得しました。

早稲田の先発・福井投手は、球威・制球ともに申し分なく、完璧に東大打線を封じ込めました。
最終回に大石投手が登板しましたが、最後まで福井くんで行くことができる充実の投球内容だったと思います。
これだけの得点差となったので、福井くんに完封を狙わせないのであれば、大石くん以外の投手にもチャンスを与えてほしいと、個人的には期待しましたが、これは致し方ありません。

打撃陣では、今日もセンターで先発した渡辺選手を筆頭に、宇高、杉山、後藤らが昨日までのうっぷんを晴らすような当たりを連発し、大量点を奪いました。

また、期待の大型スラッガー江塚内野手(掛川西)が、初打席に痛烈な左翼線二塁打を放つ華々しいデビューを果たし、同じく新人の俊足・白澤外野手(神村学園)も、持ち味の柔らかいバット・コントロールで初打席に左翼に大飛球を放って、それが犠飛となり初打点を記録したのは心強いです。


なお、第二試合では立教が明治に連勝し、賜杯争いが俄然面白くなってきました。
すなわち、法政と慶応との対戦を残す早稲田に、自力優勝の可能性が復活したのです。

今日の立教は、応援パワーにおいても、明治を上回っていました。

さて、主力投手陣の厚みでは、他校に一歩優る早稲田。
渡辺くんをセンターに配する野手の布陣が機能するならば、法政・慶応とも互角に戦うことができると思います。
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東大に先勝

2010-05-01 19:51:48 | 大学野球
本日の早東一回戦は、早稲田が逆転勝ちで先勝しました。

早稲田の先発・斎藤投手は、最終的に完投したとはいうものの、ピッチングの調子は今一つだったと思います。
速球が全く来ていなかったですし、持ち味の低めの変化球にキレがなく、変化球で空振りをとることが、なかなかできませんでした。

東大の各打者は振れていました。
タイミングを外されることなく、きっちりバットを振り抜いていたので、みんな打球が強烈な当たりでした。
あれほど東大打線に簡単に芯で捉えられる斎藤投手を観るのは、初めてだったと思います。

先制点を許した後の一死一三塁、アップアップの状態であった斎藤くんとしては、牽制により一塁走者を刺すことができて、辛うじてピンチを最少失点でしのいだことが大きかった。
あそこでの踏ん張りが、その後の逆転勝ちにつながったように思います。

ただ、今季の東大が良く鍛えられたチームであることも間違いありません。
打線は振れていますし、投手は四死球を滅多に与えず、内野陣の守備も完璧でした。
今季から監督を務める御手洗(みたらい)さんのご指導が、着実に実を結んでいるように感じました。
(写真は、昭和49年に明治から完投勝利をあげた、東大・御手洗投手)

早稲田は、4人の一年生をベンチ入りさせましたが、最後まで彼らに出場チャンスを与えるような試合展開とならず、残念でしたね。

明日の二回戦では、今日タイミングの合っていなかった松永、杉山に快打を期待したいです。
なお、プロ併用日のため、試合開始は10:30ですからお間違いのないように。

最後に、本日のベンチ入りをお知らせします。
投手
斎藤、福井、大石、池下、大野、小山田、

捕手
市丸、杉山、地引、
※白川は背番号40でブルペン捕手

一塁
宇高、桜庭、江塚

二塁
後藤、大野大

三塁
松本、徳井、

遊撃
松永、佐野

外野
山田、川西、佐藤
渡辺、佐々木、
土生、白澤
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