外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

Jカーブ効果

2013-11-11 09:15:55 | 社会全般

朝9時に開室となるも、まだ無人の学生読書室の写真です。
先週は、早慶戦と新人戦で大わらわでしたから、今日から気合いを入れ直して勉強です。
(^_^)
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さて、円が下落すると輸入価格が上昇し、輸出代金は減少するために貿易収支は一時的に悪化しますが、しばらくすると円安効果が現れて輸出が増加し、貿易収支の改善が目立ってくる。
これが有名な経済理論「Jカーブ効果」です。

しかし、アベノミクスによるドル円相場の改善から期間が経過すれども、新聞報道等をみる限り、このJカーブ効果が見えてこないのです。

考えられる原因の一つは、長らく続いた円高への対応策として、電子機器や機械の生産拠点の海外シフトが予想以上に進んでいるのではないかという点。
あるいは、多少の円安メリットではカバーできないほど日本の電子機器や一般機械分野の製品の国際競争力が低下しているという見方もできるのかも知れません。

このような状態が改善されないまま越年するようなことになると、外需依存の景気回復への期待が大きく萎んでしまうことになります。

一通りの金融政策を実施してしまいましたから、あとは産業界に製商品の国際競争力改善を、そして政治には構造改革を頑張ってもらうしかありません。

これからの数ヶ月が、今後10年間の日本経済の行方を決定すると思います。

がんばろう日本!

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1 Comments

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Jカーブ (Hiro)
2013-11-11 23:39:52
Jカーブ理論そのものが間違っているということはないでしょうか?
オーストラリアでも1980年代後半オーストラリアドルが大幅に下がった時、しきりとJカーブということが言われていましたが、貿易収支は一向に改善しなかった記憶があります。
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