外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

インカレ水泳

2015-09-07 13:40:13 | スポーツ全般
水泳の全日本インカレで早稲田勢が大活躍しています。

瀬戸大也400個メ制し2冠、渡部香生子も2冠 : スポーツ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


子供の頃、目黒区碑文谷の日本大学水泳部プールが近所だったので、トップスイマーたちの練習風景が身近でした。
神宮プールで行われる大学対抗戦を家族で応援に行った思い出もあります。
昭和30年代のことです。

その頃の古い記憶なのですが、「大学の水泳部員が大学名を出して良いのは、インカレや対校戦だけ。社会人も出場する日本選手権などでは大学名を出さない決まりになっている。」と、学生スポーツ好きの父から説明を受けたのです。

たしかに当時の日本選手権では、日本大学の選手が「桜泳会」、早稲田の選手は「稲泳会」と場内アナウンスされていて、決して「日本大学」「早稲田大学」などとは紹介されませんでした。

そういえば、先日の世界水泳の報道では、瀬戸選手や渡部選手はスイミングスクール所属とされ、大学名は記事にありませんでしたね。
せっかく卒業生の星選手も含めて、金メダリスト3名全員が早稲田なのに。



何十年も昔の父の説明が正しかったのかどうか、確かめようがないのですが、ひょっとしたら水泳の伝統校では昔ながらのこだわりが現在も守られているのかも知れません。

神宮プールの思い出といえば、独特の場内アナウンスも。

「ダイイチノコォース、鈴木くん、早稲田大学。ダイニノコォース、佐藤くん、日本大学。ダイサンノコォース、木村くん………」
ダイイチノコォースと長く伸ばすところがポイントで、決して第1コース、第2コースなどとは紹介されませんでした。

同様に、試合結果の発表においても
「イッチャーク、鈴木くん、早稲田大学。ジカーン、1分5秒3。ニチャーク、佐藤くん、日本大学。ジカーン………」
気持ち良さそうに、「イッチャーク」「ジカーン」と伸ばすと、いかにも水泳大会らしくなります。

一説によると、この独特の口調は戦前の昭和ヒトケタの時期に始まったのだと。
電工掲示板など存在しない時代に、貧弱な場内放送の機器でも選手名などがきちんと観客に伝わるようにとの願いから、始まったのだそうです。

このところ水泳の競技会場にいったことがないのですが、この場内アナウンスが現在も行われているのでしょうか。

味わいがあって、私は大好きです。


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