遅ればせながら、私も今日で仕事納めです。
普段は不夜城のように真夜中まで照明が灯る丸の内のオフィスビルも、昨日あたりから薄暗いフロアが目立ちます。
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今週に入って、外国為替相場が不穏な動きをみせるようになってきました。
2011年は、欧州も、米国も、緊縮財政に大きくステップを切る展開となるのは避けられません。
緊縮財政となれば、各国の経済規模は確実に収縮します。
長い間、欧米経済に依存してきた日本にとって、更に厳しい一年となることは間違いないでしょう。
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数少ない明るい話題の一つとして、日立製作所が英国から一兆円規模の鉄道車両の受注に成功と数日前に報じられました。
日本の鉄道事業の強みは、車両そのものの品質もさることながら、その安全かつ正確な運行システム全体だろうと私は思います。
そこに高い付加価値があると思うので、車両輸出にとどまらず、運行システムにおいても日本が役割をたせるような展開になっていくといいですね。
一方、年初には米国への新幹線売り込みも話題になったことがありましたが、私が知る限り、車両設計の思想が日米で大きく異なりますから、どうなんでしょうか。
米国では、衝突事故は起きるものという前提で、強く頑丈な車体を作ります。
一方、日本は、専用線路の設置などを通じて衝突事故の起きない運行環境を整備した上で、車両そのものは徹底的に軽量化するという考え方です。
なんだか、防弾装備を重視したグラマン戦闘機、防弾装備を軽視したゼロ戦という、第二次大戦の時代と同じような設計思想を、現代の鉄道においても感じてしまいます。
米国では、かなりの急勾配を上がる路線もありますし、架線が無くてディーゼル機関車しか走れない区間も多いです。
路面電車や地下鉄などの車両ならばともかく、日本の新幹線タイプの車両をアメリカに売り込むためには、様々な工夫や開発が更に必要になるだろうと個人的には考えています。
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最後に、近ごろ気になる言葉。
それは、『便乗商法』です。
Wikipediaによると、『便乗商法(びんじょうしょうほう)とは、話題になった人物や商品、あるいは大規模なイベントや事件が起こったことに乗じて利益を得ようとする商法。「あやかり商法」と呼ぶこともある。
特に大規模災害が起こった時に情報が乏しい者を対象として多発するとして、自治体などは注意を呼び掛けている。
最近では地上デジタルテレビジョン放送に関する便乗商法が頻繁に行われている。』と、定義されています。
人気抜群のスポーツ選手のご家族、あるいは長く取材を積み重ねてきた専門のスポーツジャーナリストの方々が、本を出版されたりするのは、至極普通なことだと思いますし、ファンがそれを読むのも、言ってみればスポーツを楽しむ一環だと思います。
しかし、年明けには、特定の人気選手にまつわる本を書いたりすることがふさわしくない立場の人まで、彼の人気にあやかって利益を得ようとする気配…。
今からウンザリです。
(><)
普段は不夜城のように真夜中まで照明が灯る丸の内のオフィスビルも、昨日あたりから薄暗いフロアが目立ちます。
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今週に入って、外国為替相場が不穏な動きをみせるようになってきました。
2011年は、欧州も、米国も、緊縮財政に大きくステップを切る展開となるのは避けられません。
緊縮財政となれば、各国の経済規模は確実に収縮します。
長い間、欧米経済に依存してきた日本にとって、更に厳しい一年となることは間違いないでしょう。
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数少ない明るい話題の一つとして、日立製作所が英国から一兆円規模の鉄道車両の受注に成功と数日前に報じられました。
日本の鉄道事業の強みは、車両そのものの品質もさることながら、その安全かつ正確な運行システム全体だろうと私は思います。
そこに高い付加価値があると思うので、車両輸出にとどまらず、運行システムにおいても日本が役割をたせるような展開になっていくといいですね。
一方、年初には米国への新幹線売り込みも話題になったことがありましたが、私が知る限り、車両設計の思想が日米で大きく異なりますから、どうなんでしょうか。
米国では、衝突事故は起きるものという前提で、強く頑丈な車体を作ります。
一方、日本は、専用線路の設置などを通じて衝突事故の起きない運行環境を整備した上で、車両そのものは徹底的に軽量化するという考え方です。
なんだか、防弾装備を重視したグラマン戦闘機、防弾装備を軽視したゼロ戦という、第二次大戦の時代と同じような設計思想を、現代の鉄道においても感じてしまいます。
米国では、かなりの急勾配を上がる路線もありますし、架線が無くてディーゼル機関車しか走れない区間も多いです。
路面電車や地下鉄などの車両ならばともかく、日本の新幹線タイプの車両をアメリカに売り込むためには、様々な工夫や開発が更に必要になるだろうと個人的には考えています。
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最後に、近ごろ気になる言葉。
それは、『便乗商法』です。
Wikipediaによると、『便乗商法(びんじょうしょうほう)とは、話題になった人物や商品、あるいは大規模なイベントや事件が起こったことに乗じて利益を得ようとする商法。「あやかり商法」と呼ぶこともある。
特に大規模災害が起こった時に情報が乏しい者を対象として多発するとして、自治体などは注意を呼び掛けている。
最近では地上デジタルテレビジョン放送に関する便乗商法が頻繁に行われている。』と、定義されています。
人気抜群のスポーツ選手のご家族、あるいは長く取材を積み重ねてきた専門のスポーツジャーナリストの方々が、本を出版されたりするのは、至極普通なことだと思いますし、ファンがそれを読むのも、言ってみればスポーツを楽しむ一環だと思います。
しかし、年明けには、特定の人気選手にまつわる本を書いたりすることがふさわしくない立場の人まで、彼の人気にあやかって利益を得ようとする気配…。
今からウンザリです。
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