外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

会議終了

2010-07-06 22:14:51 | ビジネス
会議の全日程を終了し、帰国の途につきます。

今夜は、日本酒が飲みたくなって、日本料理店に繰り出しました。
ただし、お刺身など日本料理は帰国してからの楽しみにとっておくこととして、無国籍系の料理を肴にして菊正宗を楽しみました。

他国のスタッフとは、メールや電話で普段から接点があるのですが、オフサイトで丸二日みっちり話し合うと、素顔も良く分かって、ぐっと仲良くなりました。

例えば、こんな会話です。
私「ワールドカップで、韓国チームは、残念だったね」
韓国A「日本のヘッドコーチのオカダは、良い指導者だ」
私「詳しいね。岡田監督は、同じ大学の一年後輩だ」
韓国A「それは凄いね。日本には勝ってもらいたかった」
私「嬉しいね。アジアの仲間だものね」
韓国B「日本人では、ハヤオ・ミヤザキは天才だと思う」
私「映画監督の宮崎駿のことか?」
韓国B「そうだ。トトロ、ラピュタ、もののけ姫…、彼の作品はDVDで全部揃えた」
韓国A「私も大ファン。ホタルの墓は、大泣きしてしまった」
韓国B「私も泣いた」
ロンドン「韓国人から見て、日本人は韓国人と何処が違うのか」
韓国A「日本人は礼儀正しくて、感情をコントロールする。韓国人には真似ができない」
私「日本人の心のどこかに、サムライの倫理観が残っているのかも知れない」
UAE「サムライの倫理観って?」
私「主人の命令には、文句を言わずに命懸けで従う、失敗したら切腹してしまうような」
韓国B「パッと散るサクラが日本人は好きなんだろ」
ロンドン「映画のラスト・サムライは、日本人の目から見て、良くできているのか?」
私「実物のサムライは19世紀までだから、正直なところ分からない」
韓国A「ミヤモト・ムサシは韓国でも有名だ」
ロンドン「ムサシ?」
私「無敵の剣士で、彼が書き残した書物が、哲学の域に達している」


韓国A「ところで、泊まっているホテルの周辺には、伝統的な町並みが全くないね」
上海「この辺りは、十数年前まで、一面が水田だったところを、国が開発した」
ロンドン「土地を買収されるとき、反対運動は起きなかったのか」
上海「反対なんて、できるわけないだろ」
私「軍隊も出動しかねないかもね」
韓国A「実は私も空軍のミリタリーポリスだった」
私・ロンドン「それは怖いね」


こんな会話を、お酒を飲みながら2時間以上、延々と繰り広げると、お互いが良く理解できます。

上海にはコンビニがたくさん出店しています。


ホテルの斜向かいにあるファミリーマート(全家)に入ったとき、ドアが開くと同時に鳴るオルゴールのような音は日本と同じ。
レジの脇には、肉まんの保温器とオデンの鍋。
おにぎりやサンドイッチの棚も同じですから、お店に入っても、全く違和感がありません。

上海は、本当に現代的な巨大都市です。
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