外苑茶房

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上海の和食店

2009-02-17 22:39:41 | ビジネス
一日目の勉強会が終わりました。

昼食でフルコースの中華料理を食べてしまったので、当初の予定を変更して、夕食は日本料理店に行くことにしました。

260元(一元=約13円)という値段の、やけに高価な久保田千寿(720ml)を呑みながら和食メニューを眺めていると、なかなか面白いのです。
例えば、たぬきそば(45元)天ぷらそば(45元)>竹輪チーズ揚げ(40元)〉=白身フライ(40元)=カツ丼(40元)〉げそ唐揚げ(30元)〉カキフライ(25元)という値段。
理由は分かりませんが、天ぷらそばとタヌキそばが同じ値段でだったり、げそ唐揚げがカキフライより高かったりして、日本での価格の感覚と微妙に異なります。
恥ずかしながら中国本土への出張は初めてなので、色々と新鮮であります。


さて、今回の会議への参加者で日本語を話すのは私一人。

最大勢力は中国人(台湾、香港、シンガポールを含む)の7人で、次に米国、英国、韓国が各二人参加しています。
中国人の多くはハーバード大やUCLAなど、アメリカに留学しているとのことで、みんな流暢に英語を話します。
みな聡明で逞しいです。

また、今朝のテレビで英語のニュース番組を視ていたら、日本のGDP減少をトップで、続いてクリントン女史が明治神宮を訪問したことを伝えていました。

キャスターは「トヨタやキャノンの経営者は、雇用削減という強硬策を選択した」
「クリントン女史が最初に訪問したのが日本だったのは、日米関係の重要性を強調するため。訪問した神社が靖国でなく明治神宮で良かった」などと語っていました。

政治経済のグローバル化の進展を痛感しました。


こんなことになるんだったら、学生時代から真面目に英語を勉強しておけばなあと、いつものことですが反省しています。

最後に触れておかねばならないことは、多国籍企業に勤めているない普通の中国の人々が実にフレンドリーなことです。
道ですれ違う人も、料理店の店員さんたちも、みんな優しくサポーティブです。

食事をしているうちに雨が降り出し、ホテルに帰ろうとする私は入口で立ち止っていました。
そうしたら、帰宅しようとする若い店員を別の若い店員さんが呼び戻して、私を傘に入れてホテルまで送ってくれました。
普通の食堂ですから、日本では考えられないことです。

日本国内の世論調査では必ずしも良い結果のでない日中関係ですが、個人レベルで現地の方々と接してみると、良好な関係を築くことが必ずできるはずだと思わずにはいられません。
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