外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

互恵関係

2012-10-18 22:33:38 | 大学野球
天候が不順で、各校が十分に練習できているのか心配になります。
この時期は、新人戦向けの練習も行われるので、室内だけでは苦しいです…

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ところで、尖閣諸島の国有化をきっかけにして、一気に不穏な空気が流れるようになってしまった日中関係。

韓国との間にも竹島問題が存在するわけですが、政治体制の大きく異なる中国との関係の難しさは実に悩ましいです。

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もっとも、境界線を巡って隣地の所有者同士が角を突き合わせることは、日本人社会においても、珍しいことではありません。

都市部のマンションでも、ピアノがうるさい、足音がうるさい、ゴミ出しのルールを守れ等々、揉め事はいくらでもあります。

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このような問題の原因を、相手の出身地、職業、思想、宗教などに求めると、まとまる話もまとまらなくなるもの。

経済面での損得勘定を一致させる仕組みが、雑音を遮るための現実的で賢明な策です。

過去の世界大戦を教訓に、ドイツが再び武力に訴えないようにする仕組みがユーロ経済です。
日中韓についても、経済面での結びつきを一層推進するのが、国境を接する国と無難に過ごしていくための現実的な策だと私は思うのです。

それなのに、例えば自民党の安倍さんは、産業界のリーダーたちとの懇談会で、TPP参加の是非に消極的な見解を示して会談は物別れ。
かたや、民主党の前原さんは、中国に対して一歩も退かないと発言。

こういう政治家たちの見識に、私は全く共感することができません。

言うべきことをきちんと言うことのできる関係を目指すことに異論はありません。
しかし、言いたいことを言っても深刻なケンカにならないように、きちんと舞台装置を作らなければ。

その裏づけのないまま、外交で「毅然とした」態度をとる政治家は、極めて無責任で危険な存在です。

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