外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

お墓参り

2015-02-11 19:35:23 | 大学野球
今日の午前中、野球部員たちは安部磯雄先生のお墓をお参りして、必勝を誓いました。

ちなみに、安部先生のお墓は雑司ヶ谷霊園にあります。
早稲田キャンパスから行く場合は、早稲田駅から都電荒川線に乗り、雑司ヶ谷駅で下車して徒歩5分です。
安部先生のお墓

安部先生のお名前を初めて聞いたという新入生も少なくないことでしょう。
今日の墓参で、東伏見にある胸像の意味も理解できたはずです。
こうして彼らも一歩ずつ早稲田マンとなっていきます。


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ところで、ISIL人質殺害事件に関連して、ヨルダンの空軍パイロットがISILの捕虜となったのちに惨殺されるという悲しいニュースがありました。
ISILを極悪非道のモンスターだと断じる意見も数多く耳にします。

その通り、彼らは極悪非道です。
ただ、この報道や意見に接して、私が思い浮かべることがあります。
それは、太平洋戦争末期の日本本土空襲において、墜落して捕虜となった連合国軍の搭乗員に起きた事件です。
POW研究会 POW Research Network Japan | 研究報告 | 本土空襲の墜落米軍機と捕虜飛行士 | 横浜BC級戦犯裁判で裁かれた搭乗員処刑事件


報告書に示された日本軍将兵たちの数々の蛮行はショッキングです。
しかし、それ以上に、日本の一般市民による捕虜への暴行に私は衝撃を受けます。

日露戦争の頃までの日本は、捕虜を丁重に処遇していたと聞きます。
それから太平洋戦争までの間に、日本人は どこで変わってしまったのでしょうか。
戦局が劣勢で追い詰められていたから、ということだけでは片付けられません。
軍人だけを悪者にすることもできません。
全く情けないことです。


「戦後教育で、日本人は骨抜きにされた」
「戦前の日本の道徳教育は立派だった」等という声を耳にすることがあります。
POW報告書を読んだ後でも、胸を張って同じ主張ができるのかどうか……






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