「練習どおり やれ」
明治大学ラグビー部の名監督であった北島忠治さんは、いつもこのように指示して選手たちを試合に送り出したそうです。
その意味するところを噛み砕いてみると、こんな感じでしょうか。
「練習どおりやれ。それができれば、お前たちは勝てるはずだ」
「もし、それでも負けたならば相手の実力が一枚上手だったと潔く認めよう」
「大勝負だからといって、急に特別なことをやろうとするな。」
もちろん、このような境地に達するためには、素質のある選手を揃えて、かつ、普段の練習をよほど充実させていなければなりません。
八幡山の明大グラウンドでは「最後まで諦めるな」「躊躇せず突進せよ」「勇猛果敢たれ」「全速力でプレーせよ」などの合言葉のもと、全国から集った精鋭たちによって常に学生王者を目指した練習が行なわれていました。
さて、今季の早稲田の野球部。
キャンプ、オープン戦を通じて、遊撃守備のメンバー練習は、後藤、松永、宇高、佐野、松本、濱という顔ぶれの入れ替わりで行なわれてきました。
「練習どおりやれ」という北島さんの言葉を野球にあてはめるのは必ずしも適切ではないのかも知れませんが、昨日の早慶二回戦では、キャンプから遊撃の練習を積み重ねてきた選手の一人に遊撃のポジションを託していただきたかったなあ。
私たちファンの居場所はネット裏。
「ネットの向こう側のことは、監督と選手たちに託す。」というのが応援の鉄則だと分かっているんですが。
また、入学当時、遊撃の守備練習でたびたび負傷していた“前歴”が大石くんにはありますから、昨日も横っ飛びで打球を捌いた後、しきりに右肩を気にしている姿を見て、ヒヤリとさせられました。
だから、負傷のリスクを回避しつつ大石くんの打力を活かそうとするのであれば、一塁守備が精一杯のチャレンジなのではないかと素人目に思いました。
ともあれ、現代の大学野球で二刀流をサラリとやってのける並外れた能力を有する大石くんには、ただただ感心するばかり。
本職の遊撃手、そして他の投手陣の皆さん、
秋は、こんな心配をしないように、よろしく頼みますよ。
明治大学ラグビー部の名監督であった北島忠治さんは、いつもこのように指示して選手たちを試合に送り出したそうです。
その意味するところを噛み砕いてみると、こんな感じでしょうか。
「練習どおりやれ。それができれば、お前たちは勝てるはずだ」
「もし、それでも負けたならば相手の実力が一枚上手だったと潔く認めよう」
「大勝負だからといって、急に特別なことをやろうとするな。」
もちろん、このような境地に達するためには、素質のある選手を揃えて、かつ、普段の練習をよほど充実させていなければなりません。
八幡山の明大グラウンドでは「最後まで諦めるな」「躊躇せず突進せよ」「勇猛果敢たれ」「全速力でプレーせよ」などの合言葉のもと、全国から集った精鋭たちによって常に学生王者を目指した練習が行なわれていました。
さて、今季の早稲田の野球部。
キャンプ、オープン戦を通じて、遊撃守備のメンバー練習は、後藤、松永、宇高、佐野、松本、濱という顔ぶれの入れ替わりで行なわれてきました。
「練習どおりやれ」という北島さんの言葉を野球にあてはめるのは必ずしも適切ではないのかも知れませんが、昨日の早慶二回戦では、キャンプから遊撃の練習を積み重ねてきた選手の一人に遊撃のポジションを託していただきたかったなあ。
私たちファンの居場所はネット裏。
「ネットの向こう側のことは、監督と選手たちに託す。」というのが応援の鉄則だと分かっているんですが。
また、入学当時、遊撃の守備練習でたびたび負傷していた“前歴”が大石くんにはありますから、昨日も横っ飛びで打球を捌いた後、しきりに右肩を気にしている姿を見て、ヒヤリとさせられました。
だから、負傷のリスクを回避しつつ大石くんの打力を活かそうとするのであれば、一塁守備が精一杯のチャレンジなのではないかと素人目に思いました。
ともあれ、現代の大学野球で二刀流をサラリとやってのける並外れた能力を有する大石くんには、ただただ感心するばかり。
本職の遊撃手、そして他の投手陣の皆さん、
秋は、こんな心配をしないように、よろしく頼みますよ。
最初は考えていました。
ところで先輩の鳥谷は高校時代には遊撃と投手も経験していていました。経験のない遊撃手はモノになるまで結構かかり
そうな気がします。そしてプロでは横浜-広島の石井選手のような投手から遊撃転向
の成功例があり可能かもしれませんが大学では時間が限られていますので難しい
気がします。
ただ、一年生の時にはショートとセンターの練習もしていましたが、彼のセンターからのバックホームは、それこそ地を這うような異次元の球が来るのです。
あれを見たら、野手をやらせたくなる監督の気持ちも理解できるんです。
いずれにしても、ちゃんと練習して、そのポジションに相応しい体を作ってからプレーしなければ。
素質に頼るだけでは、故障して取り返しのつかない事態となりかねません。
大石君に関して、応武監督は「ショートの練習は1週間前からおこなっていた」、「打撃を活かしたいし、本当は3番を打たせたい」、「将来のことを考えると野手のほうがいい」、「秋以降のことは本人と話し合って決める」とのことでした。
一方で大石君は投手一本で行きたいとの意向のようです。
今回に関しては、監督の「強権発動」的な起用と思われます。
コンバートに関しては、当事者が納得しないと成功しないと西武の黄金時代の監督だった森さんがおっしゃっています。その例として秋山氏(現ソフトバンク監督、サードからセンターへコンバート)などの例を挙げています。森監督は時間をかけて本人の適正、チーム事情などを説明しコンバートの必要性を本人に直接説明し納得してもらったそうです。
同じ練習をするのでも、いやいやするのと積極的にするのでは、結果は大きく異なってくることでしょう。また、周りに与える影響も異なってくるでしょう。
特に、投手出身者は投手へのこだわりが強いと聞きます。
大石君が今後どのポジションで野球を続けるのか分かりませんが、早稲田大学野球部はプロではありませんので、目先の勝利を優先するよりも、大石君の今後の野球人生にとって何が一番よい道なのかをじっくりと考えて結論を出してほしいものです。
大石君の話しからははずれますが、大学野球は教育の一環でもあるのですから、チームの勝利も重要ですが、個々の部員が日々の練習を通して技術や人間性を磨いていくこともそれ以上に重要です。それを背中で示すのが4年生なのですから、もっと4年生を信じて起用した方がチームにとってはプラスになるのではないかと素人の私は考えてしまいます。