外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

「大学野球」春季リーグ決算号

2013-06-20 18:15:01 | 大学野球

週べ増刊「大学野球」春季リーグ決算号は、6月26日に発売予定です。
定価は840円で、既にAmazonでも予約販売が始まっています。

我らが早稲田は、練習と学業を両立するための時間別練習で秋に備えています。

昼間のキャンパスで、教室を移動する部員にたびたび出会います。
また、6限(18:15開始)の教職課程の授業に出席するという部員にも出くわします。

その授業の合間を縫って、東伏見での練習が午後10時ごろまで行われるのですから、大変です。

早稲田キャンパスから東伏見グラウンドへの移動には、徒歩も含めて片道1時間ほどかかります。

体育各部の部員たちが講義の合間にトレーニングできる簡易施設が、早稲田キャンパスの中、例えば校舎の屋上にでもあるといいなあと思ったりします。

ともあれ、7月下旬の前期試験を乗り切るまで、キャンパス間を電車で往き来しながら、選手たちは頑張ります。
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さて、参議院選挙が終わるまで、自民党も民主党も、抱える懸案を先送りしています。

規制緩和や法人税減税への道筋が見えないうちに、日銀の金融緩和策が賞味期限切れとなり始めました。
見立つのは、輸入コスト増加による物価上昇と、国債市場の不安定化という負の側面ばかり・・・

メディアも、もっともっと、規制緩和に向けた議論が活発化するように紙面を割いてくれないものでしょうか。

例えば、林業。
日本で林業といえば、「与作」や「こきりこの唄」という歌からイメージされるような手作業の世界と考えられがちです。

しかし、世界的には情報通信技術の活用が目覚ましく進んでいる分野なのだそうです。

ドイツの林業を例にとると・・・

ブルドーザーをベースにしたような伐採機械の運転席にはディスプレイがあり、そこに事務所から今日はどのような種類、直径、長さの木を何本切れと指令が入ります。

機械は、木を掴むと自動的に直径を測り、伐倒、枝払い、玉切りまで1台で全て行います。
その過程で、機械は直径何ミリ、長さ何センチの木を何本切ったという情報を記憶し、それを事務所に送信するのです。

何台もの機械から届いた情報を集約し、事務所は取引先に対して「注文を受けた材木が揃ったから、トレーラーで期日までに取りに来い」と連絡します。

このような情報通信技術のおかげで、日本と同じ森林面積にも関わらず、ドイツの木材供給量は日本の3倍に達するとか。
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このように近代化された業務内容であれば、日本の若者たちの中からも「林業で働きたい」という希望者が必ず現れるはずです。

長らく日本が得意としてきた近代化は、国際競争を前提とし、競合他国に追いつけ追い越せと官民が努力して実現されてきました。

農林漁業や医療介護の分野においても、出来ないはずがありません。

例えば、ご紹介したような最新機器を国が民間に大量に貸与して、劇的に業界を刷新するなんてことは出来ないものでしょうか。

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林野庁の友人から (hchs21)
2013-07-06 16:40:48
ay1881さま、
遅くなりましたが林業に対するご意見に”我が意を得たり”との思いから、林野庁に勤務する友人(キャリアでそれなりのポストの人間)に紹介したところ、下記返事が返ってきました。ご参考まで。

(引用始め)
林業のことに関心を持って頂き有難いです。
林業は、戦後植えたスギやヒノキ、北海道ではカラマツやトドマツですがこれらが利用できる大きさになりこれからも資源的には充実していきます。
事実、国産材の利用もこれらの植林木が増えておりH14以降は漸増傾向で、資源的には2倍程度の増産は可能です。
しかし、色々な仕組みが出来上がっていないため、特に、輸入材との競争もできない状況も長く続き苦戦しています。
このため、施策的にも林業の生産性の向上やコストダウンを図るため、高性能の林業機械を使える
道づくり(低コストで壊れにくい森林作業道などといっています)、それに伴う機械化、オペレーター養成などの人材育成に力を入れています。
民有林では仕事を出来るだけまとめる集約化ということを森林経営計画という制度を作り森林組合等が中心になって施業プランを提示することを進めています。
伐って植える事ができるよう育林コスト削減のための新たな苗(コンテナ苗)づくりにも挑戦しています。
しかし、林業が成立するには木材の安定的利用が不可欠です。木材流通加工部門も合理的な木材輸送や大規模製材加工場などで外材よりも有利な地域も出てきました。
木材利用推進についても国はもとより多くの地方公共団体が木材利用推進方針を策定し2階建て以下は原則木造、それ以上でも木質化に努めることにしています。
木質バイオマス利用もこれから期待される分野で今まで山に捨てて利用が出来なかった資源を燃料用(熱源や発電)に使うことも始まっています。
木材の総需要量は増えることがない状況下では外材との競争に勝ってとってかわることや木質バイオなど新たな需要を創出することしかありません。

ドイツとは資源状況始めそもそもが違うところがあり同じことは出来ませんが、道や機械化などは参考にする部分も多いことも事実です。
いずれにしろ、現段階は、うまくいっているところ、これからのところ、課題の多いところが、まだら模様にようにあり、総体としていい方向付けをしていくことが必要です。
林業は未来産業と言われた時代もありますが、基盤整備・人材育成・森林に対する謙虚で誠実な対応(無理な伐採は将来の禍根を残します)などを進めることが肝要です。
林業再生などと言っていますが、私は今年は林業再生の実証のため具体的成果を得る年と言っています。
北海道森林管理局のホームページに25年度の主な取り組みを紹介しています。森林・林業再生への取組の紹介もしていますので興味があればご覧ください。
あと、民有林には「緑の雇用」という制度があり、研修費をもらいながら研修を1~2年できることで若手の就業も増えています。
遅まきながら林業もやっと近代化やコスト意識が芽生えてきたというのが率直な現状です。とりあえずご返事します。
(終わり)
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