大学は前期試験の季節を迎えます。
学部掲示板の前では、学生さんたちが日程を確認しています。
もっとも、私は昨日に研究発表2本を終えまして、試験はありません。
向こう2週間は、ノンビリと読書に集中したいと思っています。
(^^;;
なかなかブログを更新できず、ご心配をおかけしています。
私は元気にやっております。
3ヶ月ほど無我夢中で勉強してきた現時点での状況をご報告いたします。
大学院での生活は充実しています。
専攻によって異なるのですが、修士課程の一年目の私は、週に8コマの法律系の演習と語学2コマをこなしています。
演習では、国内外の判例や学術書を輪読したり、当番制で研究発表したりします。
かつて学部生であった時には、「及第点ならば、最悪でも赤点にならなければいいや」というような勉強の姿勢でした。
しかし今は、100点、150点、200点と、限りなく上を目指すような感じでいます。
また、銀行マン時代は、関係法令を調べて、合法と違法の境界を手際よく確定して、その中で業務を行うという感じで六法に接していました。。
しかし今は、その合法と違法の境界はどのような経緯で決められたのか、境界を見直す必要はないのか、他国と比較してどうなのか等々、同じ条文を見るときの目線がガラリと変わりました。
30年以上の銀行マン生活での経験のおかげで、条文を見て直ぐに実例が思い浮かぶことも少なくありません。
多くの場合、経験が理解の助けになります。
ただ、それが先入観念になってしまうと、かえって勉強の妨げになりかねないと、そうならないようにしなければ、とも感じます。
今朝は、参院選の期日前投票を済ませてから大学に行きました。
現行の選挙制度では、棄権票は第一党に投票したことと同じ効果を持ちます。
「棄権も、一つの意思表示の方法だ」というのは間違いです。
暑い日が続きますが、皆さま、投票所へ!