帰省途中の最初の宿は倉敷でしたので、向かったのは岡山後楽園。
江戸時代に岡山藩主池田綱政が建て、静養・接待の場として使われたといわれる歴史的文化財です。
これで日本三大名園は制覇したのですが、何処もなにしろ美しく手入れされていて隙がなく、どこを切り取っても絵葉書のようで面白くないなぁ~と思い始めたころに、ボランティアガイドの方と出会いました。
「一緒にどうですか?」と言われてお話を伺いながら歩いたのですが、いろいろ教えていただくことでその風景や植栽などが生き生きと息づいてきて、知ることの楽しさが分かったような気がしました。
その方が大きな木の下で、乾燥した黄褐色の果実を拾ってくれました。振ってみてと言われて振るとカラカラ乾いた音がします。ムクロジ(無患子)の実でした。この果実の中には黒くて硬い種子が入っていて、これが羽子板の羽根の玉になったり、穴を開けて糸を通し数珠になったりするそうです。
種を取り出した果皮にはサポニンが含まれていて、その界面活性作用で汚れを落とすことが出来るそうですから、要は無添加の石鹸ってことかしら^^; 「種を植えれば芽が出るんじゃない!」と、夫が言いました。そうね~岡山後楽園のムクロジのDNAが鳩山ニュータウンに芽吹くのもいいわねぇ。 ・・・でも、いいの? 大きくなるよ~!!
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