鳩山町「石坂の森」の見晴らしの丘で、
オレンジに黒の紋がまだらのタテハチョウと出会った。
なんだか人懐っこい蝶で、歩く私たちの前や後ろを
行ったり来たりしながら飛び回っていて、
どうも遊ばれているように思えた。
止まって羽を閉じている時は、
枯れ木や枯葉と同化した保護色になる。
羽を開くと表の色がオレンジ色で、黒い模様が点々と鮮やかだった。
早速調べてみたら「ヒオドシチョウ」という名の蝶であるようだ。
戦国時代の武具「緋縅(ひ おどし)」から来ていて
鎧(よろい)に似ていることから名付けられたようだ。と、あった。
「ヒオドシチョウは、
日本ではおもにニレ科のエノキやケヤキなどを食樹として
年1回、初夏にのみ成虫が発生する」とある。
ということは、冬を越した成虫なんだろうな。
羽が傷んでいますものね。
うーん、君たちの一生も長いんだね。