真っ黒な蝶だ! ふわりと視界を過ってモミジの低木に覆いかぶさるように止まった。大きく翅を広げ、じっと休んでいるように見える。
「クロアゲハ?」とっさに声を出したが、ほんとにそうかな? だいたいクロアゲハ(アゲハチョウ科)をきちんと見たことはないから分からないんだけど…。レンズを望遠に変えたカメラを抱え、撮りながら近づいた。
背後からの危険を感じたのか、大きくふわりと羽ばたき、ゆっくり舞うように隣家の庭に渡っていった。その離陸の時に一瞬赤い模様が見えた。クロアゲハは黒一色ではなかったんだ。
黒一色と言えば、最近コウモリが空を飛ぶ姿を見かけている。
最初は庭で、日曜日の午後7時すぎに庭にいた夫から呼ばれて出てみると、10~15匹ほどのコウモリが空を飛ぶ姿があった。めずらしいねって言っていたら、次の日、北坂戸駅に向かう凸版印刷工場脇の路上でもコウモリの大群を見かけた。午後4時前くらいだった。
黒つながりの蝶を7月中旬に撮っていた。
黒い翅に白い3本のスジがはいったような模様のミスジチョウ類のコミスジ(タテハチョウ科)。
翅をゆっくり羽ばたかせて優雅な飛び方をする小型の蝶だった。
おなじみのツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)は常連だ!
カップルであったり、雌同士だったり、とにかく毎日飛んでいる。スッキリした模様の雄(上の写真)。
雌(下の写真)は、黒い縁取りが派手で、雄よりも若干大きい。
それぞれの閉じた翅の模様もなかなかいい。