二階から残雪が寒々しい景色を窺っていると
何羽か群れた黄色い鳥が、サルスベリの木に来て止まった。
冷たい北風に煽られながらも懸命に、枯れた花柄の中の種を突っついて食べ始めた。
スズメほどの大きさで、初めはメジロかしらと思ったくらいの鮮やかさだ。
時折聞こえる「ピッ、ピピッ、ピッ、ピピッ」という鳴き声がなんともかわいいこの鳥は、マヒワ(真鶸)だと知った。日本には主として冬鳥として渡来するらしい。
オスはとくに体が黄色く、黒い縦斑が背面と脇に散在する。
メスは黄色が弱く,腹面は白っぽい。
そういえば・・今年の元旦の朝、外に出て初めて見たものは
冬鳥「ツグミ」だった。
枯れた地面と同色の鱗模様を見て、
すかさずカメラを取りに戻ったが、案の定飛び立った後だった。
ツグミ(鶇)は、
15年ほど前に住んでいた小田原の家の敷地続きの梅林によく来ていて
そこではじめて知った野鳥だ。
小学生の娘と一緒に双眼鏡を手に、よく鳥観察したが
そのきっかけとなった鳥でもある。
鳩山町では初めての出合い、それも新年最初の来訪者だったのも嬉しい。
幕の内も過ぎましたね、なんとものんびりですが^ ^; 今年もよろしくお願いします。