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またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

Welcome to The ROCK!!

2005-03-06 | 映画
昨晩ザ・ロックの放映があったので、万端整えてソファに陣取る。
久しぶりだが、やっぱり面白い。

先日観たスネーク・アイズで、ド派手な服を着たチンピラ警官を
演じていた、へたれ顔のニコラス・ケイジが、ここでは化学兵器
の専門家だ。もっとも製作はこちらの方が先なのだが。

実戦はさっぱりのはずなのに、「このプレッシャがたまらんぜ」
と叫びながらイイ働きをしている。普段丸腰で研究室にいるのに
傭兵チームをなぎ倒すなんてありえんダロ!

序盤、ガラスケース内でテロ目的で送られてきた人形を処理
する場面で、彼はいざとなると腹の据わる男だと描かれている
わけだが、話が進むにつれ、あの間延びして目だけ大きい顔が
だんだん二枚目に見えてくるから面白い。

エド・ハリスの憂いをおびた青い瞳もよい。

ハメル准将の主張もわかるが、長く軍にいたならあのようなテロを
起こして駆け引きしてみたところで、政府の取る対応なんて彼自身
知り抜いていたであろうに…。行動を起こすことに意義があったのかな。

傭兵たちが血に飢えた狂犬みたいになる場面は怖かった。

私にとってはターミネーター以来のマイケル・ビーン。
彼くらい兵隊役がぴったりくる俳優もいないだろう。
今回もあっさりやられてしまった。そういうキャラなんだな。

さて豪華な俳優陣の中で、私が一番の楽しみにしていた彼、
ショーン・コネリー。世界一のセクシーハゲ。

登場した瞬間からものすごい存在感があり、彼から目を
離すことができない。インディ・ジョーンズでも現役の男
だったけれど、今回も醸し出されるフェロモンに衰えはない。

冷静沈着、むしろ訥々と仕事をこなしていくそのタフさ、
「英国諜報部員は世界一優秀だ」の言葉を体現してくれる。

炎の壁をくぐり抜け、「Welcome to The ROCK.」と登場する
シーンが大好き。若山弦蔵の吹き替えも勿論よい。

最後まで飽きさせず、楽しめる映画だった。