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またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

WIG WAM  Japan tour 2007 (渋谷O-EAST)

2007-02-27 | 音楽・ライブレポ
いってきましたShibuya O-East。
体調は最悪だったけれど薬を飲んでドーピング。
鼻炎も頭痛もぴたりととまる。すごいね花粉の薬は…。

道玄坂をのぼり、右に折れてラブホテル街を
抜けていくと、そこにこのライブハウスがある。

場所などについて詳しく解説されているサイトが
あったのでリンクしておこう。→O-East 座席解説

ここのキャパシティは1200人で、
コインロッカーは2箇所にあった。
有料で300円なり。数はけっこう多かった。

上着とバッグをロッカーに叩き込み、キングレコードが
くれたWIG WAMタオルを肩にかけて場所を探す。

と、その前にお手洗いに寄っていくことにした。
個室に入ると壁に
「タバコ、マリファナ禁止」と張り紙がしてある。
ここは日本ですか?

客席フロア後方の段になっているところが空いており、
さりげなくそこをキープ。
1人で来るのは気楽だけれど場所とりが大変なんだな。

背が低い私には視界の確保が最重要課題であり、
今日はこの日のために買ってならしておいた
スケッチャーズで身長は9cmアップしている。

場所プラス靴、で快適にステージを見ることができた。

*

オープニング・アクトはスウェーデンのFATAL SMILE。

今年に入ってから急に前座が決まったので
慌ててCDを買って予習したけれど、
みんなWIG WAM目当てのせいか、
客のノリはいまひとつ。

前方4列目くらいまでは盛り上がっていたけれど、
あとは……という感じ。

私はステージで右側にいた黒いロングヘアの彼が気になった。

あれがMarkus Johanssonか…と思っていたのだが
それは違っていて、
彼の名は「Y」でギタリストであった。
レスポール持ってたのになぜベースと思ったのだろう…

で、彼は写真で見るよりもずっとカッコよかった。

スポーティ似のヴォーカル、H.B. Andersonは
なんとか盛り上げようと努力しているのが見てとれた。
あの堂々としたふるまいはとてもよかった。

ウィグワムみたいな明るさはないけれど、
サビの部分は知らなくても歌えそうな
いい意味での単調さはライブ向きなのではなかろうか。

彼らは自分たちのアルバムから数曲演奏し、
私はノリノリだったが会場全体はくすぶっていたところ、
演目の最後のほうでマザーファッカー連呼の
何かのカバーらしき曲が始まった。

私の知らない曲だったが、急に会場が息を吹き返した。
FATAL SMILEの面々も心なしかイキイキとして見える。
あれはいったい誰のカバーだったんだろう。

カバーが一番盛り上がるというのも
なんだか気の毒だったが、ぜひまた来日してね!

約40分のステージだった。

*

セットチェンジに30分ほどかかり、
観客が焦れだした頃に
伊藤セーソクが舞台袖に登場。

「今日はDVD撮りますのでね! ではウィグワムです」
の言葉に会場が沸き立つ。

そう、この東京公演は
6月4日にDVDとして発売されるのだ。

WIG! WAM!コールが最高潮に達した頃、
WIGWAMANIAが鳴り響き、スモークが立ち込め、
薄い緞帳がさっとあがってメンバー登場!

出だしはROCK MY RIDE。
ド派手な衣装のGlamが見られて嬉しい!
狂喜しながら飛びはね、手をふりあげ、大合唱で
激しく盛り上がったあと、DARE DEVIL HEATへ。

これは歌詞に「Wig Wamania's everywhere」と
いう部分があり、好きな曲なのだが、
それはもう気持ちよく叫んできた。

グラムもその歌詞のときには
それらしい身振りでこたえてくれる。

セットリストははっきり覚えていないけれど、
2ndアルバムWIGWAMANIAからのが多かったかな?

順不同でこのへんをやっていたような…。

GONNA GET YOU SOMEDAY
これは歌詞を一部変えていた。
ティーニーはよくネタにされてますな~。

KILL MY ROCK'N ROLL
これもすごく好きな曲。
歌っていて気分がよい。

OUT OF ME

MINE ALL MINE~A R'N'R GIRL LIKE YOU~MINE ALL MINE
あのイントロがきけて嬉しかった。

TELL ME WHERE TO GO
CRAZY THINGS
Bless The Night
ERECTION
HARD TO BE A ROCK'N' ROLLER

BREAKING ALL THE RULES
グラムの衣装と歌詞のギャップが好き。

NO MORE LIVING ON LIES
この曲に入る前に、
「この中にバンドをやってるやつはいるか?」と
くるのがお約束?

------------------
BYGONE ZONE (Acoustic Version) 
IN MY DREAMS


今回はDVD化することもあってかカバー曲はなし。
グラムはHARD TO BE A ROCK'N' ROLLERの
「サビではない部分」を観客に歌わせようとしていたが
そこは早口で難易度が高いのです!

しめはやっぱりIN MY DREAMS。
これはユーロビジョンコンテストで彼らが
ノルウェー代表として出場し、
国民的英雄になったきっかけである大切な曲なのだ。

カモンカモンカモーン!でコンテストのときのように
Glamが赤い布を垂らしたマイクスタンドを華麗にふりまわす。
私もウィグワムタオルをぶんぶんとふった。
胸が熱くなった。

両手でタオルを広げてバッと掲げたかったけれど、
後ろの人の視線を遮るのは悪いので、遠慮気味に
斜めにあげてみたりして。

日本のファンからプレゼントされた新撰組の法被
(背中に誠と染め抜いてある)
を着たグラムもカッコよかったな~。

MCでもサービス精神旺盛で色々と話してくれたけれど、
悲しいかな私にはヒアリングが難しくて半分くらいしか…。
もう少しゆっくり話してくれたらうれしいな。

Glamのあの素晴らしい歌声には圧倒される。

初めてアルバムジャケットや映像を見たときには
絶句したけれど、実物はとてもステキだった。

終始温厚な笑顔のふわふわブロンドギタリストTeeny、
黒いレザーにウエスタンハットのクールなFlash、
安定したリズムで演奏を支えるお茶目なSporty、
全員大好きです。

ライブ終了は22時少し前くらい。
シャツ1枚でも汗だくだった会場内から一歩でると
冴え冴えとした月が浮かんでいた。

歩きながらもノリノリで歌いだしたくなるくらい、
幸福感でいっぱいになって帰路につく。

次の名古屋にも行きまっせ~。

*

名古屋公演の感想は【こちら】

ウィグワムが2005年に撮ったDVDの感想は【こちら】



WIG WAM / ROCK'N'ROLL REVOLUTION 2005(DVD)

2006-11-27 | 音楽・ライブレポ
8月にyumiko-98さんの
【CDレビュー】Wig Wam『Wig Wamania(ウィグ・ワマニア)』
読んで即買いしたWIG WAMANIA。

これが非常にツボだったので、1stアルバムである
HARD TO BE A ROCK'N'ROLLER...in Tokyoも買い、
先日発売されたライブDVD、
ROCK'N'ROLL REVOLUTION 2005も手に入れた。

DVDは2枚組であり、
1枚目には2005年8月にノルウェーの
モーマルケデでのライブが収められている。

ヨン・フィリング指揮のエストフォル・シンフォニー・オーケストラ
との共演なのだが、音響、画質はやや粗め。

WHITE SNAKEのLIVE IN THE STILL OF THE NIGHT
驚異的に素晴らしい映像&音だったので
比較するのは酷かもしれないが、
これもノルウェーののんびりした味ととらえて楽しむことにする。

いつもに増して気合の入ったメイクをしたグラムは襟元と手首、
裾にぐるりとファーのついた真っ赤なコートを羽織っている。
私はこういうデザインのコート好きだな~。

ごっついレザーパンツにウエスタンハット、サングラスのフラッシュ、
金髪ロン毛に黒いポリス帽(?)のティーニー、
ステキなヅラのスポーティー。

ヴォーカルのグラムは今月22日に37歳になったそうなので、
このライブの時は35歳。
すばらしいのびのある声で観客を圧倒。
こんなふうに歌えたら気持ちいいだろうな~。

演目は1stアルバムの中から15曲。
小さな子から中年の男女まで、和やかにステージに見入っている。
ほのぼのと終了。

*

DVD2枚目はドキュメンタリー2本とスタジオライブのビデオ、
シングルカットされたPVなど。映像、音声は1枚目よりも良い。

実はこれがとても面白かった。
素顔のメンバーたちのステージとのギャップにも驚いたが
ノルウェーの山道を車で移動し続けるしんどさや、
自分でキャリーをひいてホテルに入り
(地方だからなのか出迎えのファンはいない)、
小さなシングルベッドで疲れを癒しつつ
コーヒーを飲んだりと、意外に堅実なところに親しみを覚える。

まるでログハウスのような内装の小さなライブハウスも、
落書きなどなく、きれいに使われていた。

ユーロビジョン・ソング・コンテストに備えてみんなで
ジャグジーにつかりながら、アカペラでコーラスの練習を
しているところなど、美しい歌声にうっとりとした。

個人的には「牛と戯れるグラムさん(メイク済)」も見逃せない。

DVDとしては値段が高めだったが、この2枚組なら満足。
未だ知らない遠い国、ノルウェーの空気をなんとなく
感じることができたのも実によかった。

*

さてウィグワムのアルバムを1st、2ndともに買い、
中にある応募券を2枚合わせてアンケートハガキに
貼って送るとグッズが当たる
「ウィグワマニア増殖キャンペーン」に応募したところ、
キングレコードから大きな白い封筒が届いた。

「厳正なる抽選の結果、
 ウィグ・ワム”スポーティー”タオル
 をお送りします」(原文ママ)

スポーティって!
ドラム担当のスポーティーにかけてあるわけで
大きさは当然スポーツタオルサイズ。
キングレコードさん、ありがとう。
2月の渋谷は必ず参ります。


デトロイト・メタル・シティ

2006-10-11 | 音楽・ライブレポ
ニコラスの生チョコを友人に届けに行くと、
お返しにカバーのかけられたコミックが渡された。

どれどれと表紙をめくり、扉の絵を見てぎょっとする。
こういうタッチは好きじゃない!

そのままその場で返そうかと思ったが、
この友人は以前に映画スクール・オブ・ロック
薦めてくれた人なので、食わず嫌いせずに
借りて帰ることにした。

*

これが面白い。
私はデスメタルは別に好きではないけれど、
こんな感じの下品で邪悪な英語の歌詞は
いつも聴いている音楽にも含まれていたような。

英語なので聞き流していただけか…。

しかしこの作者は妙に詳しいな。
何度も声をあげてゲラゲラと笑ってしまう。

私のお気に入りは社長のメタル仲間のグリとグラ。
一言も発せず、指差して呵々大笑。

グリとグラのモデルはこの人たちなのかな?
ザ・ロード・ウォリアーズ
このプロファイルはコミックの内容と合わせて読むと楽しい。
いったい誰がこんなプロファイルを求めているのか?

*

クラウザーの顔が怖いし、下品で下ネタ満載なので
紳士淑女とお子さんには決してお勧めしないが
デーモン小暮のキャラが好きな人にはウケるかも。

近日2巻が出るそうなので、買うぞ~。


♪ Stormbringer coming ♪

2006-05-26 | 音楽・ライブレポ
YOMIURI ONLINEによると、昨日の午後、北九州市門司区で
「彩雲」が観測されたとのこと。

【吉兆?福岡県上空にパステルカラーの「彩雲」】


これ、Deep Purple のStormbringer とちょっと似てるような。

♪ Ride the rainbow
   Crack the sky  ♪

歌詞はこちら。Stormbringer

ま、Deep Purpleのほうは「嵐をもたらす者」という意味なので
おめでたいことの前兆とされる「瑞雲」とは意味が真逆ですね。

瑞雲はいつか肉眼で見てみたいなあ。


Whitesnake in パシフィコ横浜

2006-05-14 | 音楽・ライブレポ
死ぬ気でとった前から3列目。
モトリーの時は15列目で左寄りだったが、今日はセンターだ。

みなとみらい駅からパシフィコまでの途中にあるコンビニで
ビールを買い、入場前に桟橋で海や船を眺めながらのんびり飲んだ。
なかなかよいものです。

今日はあいにくの曇り。マリーンルージュが「ぷかり桟橋」に入港。


開演まで残り30分になったのでパシフィコの入り口に向かうと、
あまり並んでいる人もおらず、すぐに入れた。

*

中に入ると、モトリーのときに比べてかなりお客が少ない。
物販は相変わらずの大行列とはいえ、あの時ほどではない。

今回は会場内でビールも売っていた。
アサヒスーパードライ350ml缶を、注文すると紙コップに
移してくれて500円。まあ、こんなものでしょう。

ソフトドリンクの自販機も使えるようになっていた。


自分の席に行く。
ひじかけつきのフカフカの椅子に埋もれながら、おとなしく待つ。

17時開演予定…だが始まらない。
AC/DCの All night long が聞こえる。
これ、ここ最近行った全てのライブ前にかかってるような。

12、3分ほど過ぎたところでようやく客電が落ち、
あちこちから雄たけびがあがる。

最前列は男性が多かったなあ。
今日は2階席は締め切って1階のみだったそうで、
そうすると2000人くらい? 日曜の横浜にしては少ないかな。

息を呑んでステージを凝視していると、出てきた! カヴァだ!

セレブらしくきれいに焼いた肌を誇示するかのように
シャツの胸元を大きくあけている。

ブルーグレーかネイビーか、シルクっぽいシャツを着ていた。
これは汗染みが目立つので、カヴァは時々気にしているように見えた。

最初、慣れるまでちょっと音が聞き取りにくかったな。
先日のスタジオコーストがすごく音響よかったのでそう思うのかも。

マイクスタンドを振り上げ、怒涛の勢いで Burn が始まる。
私は感激で動けない。

ようやく目を動かしてダグを見るレブを見る。
新人のユーライアを見る。キーボードの影にいるティモシーと
トミーのフカフカの髪の毛を見る。Whitesnakeだ!

*

目の前5mに David Coverdale ですよ。
眼光炯々として迫力あったなあ。

MCはDVDで出てきた言葉以外は聞き取れなかったけれど
険しい表情と笑顔のギャップが実にいい。

ときどきこちらを指差してくれたような気がするけれど、私の後ろには
ずっと「David!!!」と叫び続けていたタフなノドを持つ女性がいたので
そっちと目が合ってたのかもしれない。

マルコがいないのでコーラスはどうするのかと思っていたら
レブが担当していた。マルコの時のように、互いに一歩もひかず
相手の目に鼻がささりそうな勢いで1本のマイクで歌うわけではなく、
レブはレブらしく自分のマイクで淡々とコーラスしていて笑った。

ユーライアはあまり目立たなかったので、
DVDよりもレブの出番は多かった。

レブはニコニコしてくれて愛想もよかった。
そしてユーライアのピックを勝手に客席に投げていた。

全体にDVDそのままに近いステージだったけれど、
トミーは本当にあのとおりだったことに驚き。

素手で叩きまくるドラムソロ、私には、たなびくフワフワ髪の毛しか
見えなかったが、すごい迫力だった。

そしてドラムソロが終わり、スティックをクロスにして掲げる。
おお~~、見られて満足…。


アンコールはあまり待たせずにすぐ出てきた。
カヴァの手には青いマグカップ。こちらに模様を見せてくれたが
スーパーマンのロゴがついていた。

*

セットリストは名古屋と同じだったらしい。
某所よりコピペ。

BURN (STORMBRINGER)

GUILTY OF LOVE

LOVE AIN'T NO STRANGER

WALKING IN THE SHADOW OF THE BLUES~
LOVE HUNTER~SLOW AN' EASY(Medley)

IS THIS LOVE

READY AN' WILLING

CRYING IN THE RAIN(Incl DRUM SOLO)

AIN'T NO LOVE IN THE HEART OF THE CITY

SLIDE IT IN

GIVE ME ALL YOUR LOVE

HERE I GO AGAIN

~アンコール~

TAKE ME WITH YOU

STILL OF THE NIGHT

*

SLIDE IT IN やってくれて嬉しかったが、私はお約束で
リフレインのところを間違えてしまった。恥ずかしい。

カヴァのマラカスも堪能。
DVDで見るよりも断然カッコよかった!

順番としてどこだったか忘れたが、ダグのソロで
床にギターを置き、押して放り上げてキャッチ!
するはずがギターは落下。

ダグはマイクに戻り「スミマセン…」(日本語で)。
演出だと思うけど笑ってしまった。
ダグは筋肉ムキムキでカッコよかったよ~。

Take Me With Youだったか、カヴァが熱演しているときに
ダグは後ろの暗い場所にさがっていたのだが、胸の前で
小さく拍手していたりと可愛らしい。
けっこう気を使う人なのかな。

Bad Boyこそなかったけれど、今日のライブは満足。
明日の浜松、楽日の東京と視野に入れていたけど、どうしようかな。
ちょいとノドが痛いので、これで打ち止めにするかどうか悩み中。

*

~おまけ~
本日パシフィコ横浜でWSと並行しておこなわれていたもの。



Whitesnake / Live In The Still Of The Night(DVD)

2006-05-10 | 音楽・ライブレポ
Whitesnakeご一行様、ただいま来日中~。
招聘元のクリエイティヴ・マンのページはこちら

Whitesnake(以下WS)は80年代に好きだったバンドの1つ。
彼らのライブに行ったことはないので、
今回初めて臨むことにした。

とはいえ、当時アルバムを2枚持っていた程度であまり詳しくはない。
このDVDを買って初めてカヴァがDeep Purpleに在籍していたことを
知ったくらいなので、必死に予習中なのであった。

*

DVDの内容は、2004年10月20日にロンドン・ハマースミス・アポロで
行われたライブを収録したもの。なんと1曲目はBurnだ。

HMVのサイトでBurnをストリーミング視聴できる。

関係ないけれど、こちらは
1974年4月6日のCALIFORNIA JAMでのBurn

ハマースミスから遡ること30年前なんだね。
20歳そこそこで、ややふっくらしたカヴァは、
最新流行のベルボトムをはいている。

華麗なマイクスタンドさばきがステキ。
そして声にびっくり。今と全然違うじゃん!

ステージが小さくてシンプルで、カメラの台数も少なく
キーボードなんか壊れそうなのが面白い。
ギターの人の声もすごいね。超音波の域ですぞ。

観客がおとなしく見ているのもびっくり。
74年なら、こんな感じなんだろうなあ。

*

さてDavid Coverdale以外のメンバーの入れ替わりが激しいWS。
元ウインガーのレブ・ビーチは音だけなら聞いたことがあるが、
他のメンバーは全員初見だ。

ドキドキしながらDVDスタート!
まず画質と音の良さに圧倒される。

1:Burn ~Stormbringer~

ふわふわ金髪ロン毛カヴァのマイクスタンドさばきは健在。
目つきの鋭さは相変わらずでやはりカッコいい。
Here's the song for you!! と叫んで、あのリフが始まる。

カヴァは昔ポリープの手術をしてから声が高くなったそうだが
年をとるにつれて高くなる声というのもすごいなあ。

ちょっと口をとがらせながら独特の腕のしなりを見せるダグ、
今回はあまり目立たないが実はすごいテクを持つレブ。

正統派(私基準)のカッコいいギタリストであるダグとレブに比べて
なにか動物的な迫力のあるマルコ・メンドゥーサは
肩に「福」とか「愛」とか漢字でタトゥが彫ってあるのだが
右手の甲に「土」とあった…。意味ワカラン。

しかしマルコはコーラス担当でもあり、観客へのアピールも
的確で演奏も太いし、なんだか気になるベーシストだ。

外見は年齢を感じさせるが、密林の帝王のごとく力強いトミー、
バンドを支えてしっかりと演奏している温厚そうなティモシー。

で、この曲はかっこいい。
ものすごくテンションあがるしワクワクする。

うおおおおおと思っていると、途中、いきなりカヴァが大きな
マラカスを両手に登場。

アアオウ!とか叫びつつ足まであげて激しくシャカシャカ。
一瞬笑いそうになるが、これがなかなかよい。
ここまでカッコよくマラカスをふれる男もそうそういまい。

ちなみにこのマラカスはまた後で登場するので、
カヴァは客席にぶん投げたりせず、きちんと片付けるのだった。

途中でDeep PurpleのStormbringerを挟むのだが、
この曲もいい! これが入ったアルバムも欲しい。

2:Bad Boys

この曲も最高!
この時代に好きだったのだが、聴くのは久しぶりというのに
自分が歌詞を覚えていることに驚く。

カヴァに指差されて I saw a Bad Girl! とか言われたい!
しかし昨夜の福岡公演でこの曲はセットリストから外されていたとのこと。
そんな……。横浜では頼みます…。

3:Love Ain't No Stranger

ちょっとしみじみ。知らなくてもサビは歌えそう。

4:Ready An' Willing

かけあいは♪Sweet satisfaction♪

5:Is This Love

洋楽に疎い家人もホワイトスネイクは知っており、
この曲のタイトルも覚えていたので驚いた。

観客から小さな花束を受け取ったカヴァがセクシーな
冗談を言っているようだが、なんといってるのか原文は不明。

こういうしみじみと胸に迫るバラードはカヴァの真骨頂なのかなあ。
観客も大喜びしている。

6:Give Me All Your Love

これも懐かしいなあ。
このへんはまったりしている。

7:Judgement Day

この骨太な音が好き。
しかしこれも昨日のセットリストからは外れていたそうで。

カヴァのところにベース、ギターの3人が演奏しながら
集まってきて、4人で決めポーズ。

またそれぞれの場所に演奏しながら散っていく姿が
まるで船出のようでカッコいい。

8:Snake Dance

冒頭はダグのソロ。彼はいい革パンを履いてますなあ。
やがてマルコ、レブらが出てくるのだが、
マルコは本当にいい声だ。

9:Crying In The Rain

このリフも好き。
カヴァも顔に疲れが見えるが、
老いた獣のような威厳と哀愁、ほどよく枯れた色気があってよい。

途中トミーのドラムソロがある。
カヴァより年上に見えるのだが、なんだか迫力あるね。

10:Ain't No Love In The Heart Of The City

カヴァによるメンバー紹介でレブ・ビーチを
The Lord of the Strings!! と呼ぶのが楽しい。


メンバー全員にミスターをつけて呼びあげるのだが、
マルコのときだけ「セニョール・マルコ・メンドゥーザ」というのがまたよい。

11:Don't Break My Heart Again

ここからマルコがテンガロンハットをかぶっているのだが、
さすがよく似合っていて感心。

12:Fool For Your Loving

13:Here I Go Again

黎明を思わせる前奏に切々と胸に迫るカヴァの歌声。
歌詞の内容もよい。これはライブの定番だそうだから必ず
やってくれるだろうけど、そのときが楽しみで仕方ない。

14:Take Me With You

アンコールなので、いったん下がったカヴァが
大きなマグカップを手に戻ってくる。彼はイギリス人だよね。
中身はやはりミルクティーなんでしょうか。ちょっとなごむ。

本編の余韻とアンコールへの期待が高まるなか、
カヴァはマグカップを置き、大きなマラカスを4つ携えてくる。
マラカスの数、さっきより増えてるよ!

カヴァのマラカスにかぶさるギターが気分を盛り上げてくれるのだが、
ここでなぜかマルコが台の上にたち、肩から斜めにベースを吊ったまま
なんともセクシーな腰の動きを見せる。

テンガロンハットで目鼻は隠れ、こちらからは口元しか見えないのだが、
帽子の影でニヤニヤしながら体は即物的な動きを…。

じっ、実にけしからん!と赤面しながら何度も見た。(笑)
カヴァとのあれこれでマルコがメンバーを外れたのは残念。
このタイミングでそんなこと言い出す自分もどうかとは思いつつ。

曲もノリノリでいい。
途中、それぞれのパートでソロがある。
もちろん、カヴァのマラカスパートもある。楽しい。

15:Still Of The Night

これまたお約束らしいが、私はこれを聞かずして帰れない。
あ~、14日が待ちきれない。

*

今回の来日に備えて買ったCDは以下の3枚。
8~9割はカバーできるかな。

SLIP OF THE TONGUE / Whitesnake
サーペンス・アルバス<白蛇の紋章> / Whitesnake
THE DEFINITIVE COLLECTION / Whitesnake
BURN / Deep Purple


ロック成分解析

2006-04-26 | 音楽・ライブレポ
昨日届いた WHITESNAKE のライブDVDがカッコよくて、
すっかりテンションがあがった。

恥ずかしながら、Burn をカヴァ氏が歌っていた過去を
知らなかったのだが、出だしからいきなりこれよ!

このリフとサビはもちろん聴いたことがあったけれど、
1曲通して聴くのはこれが初めて。

カヴァーデールは年とって声が高くなったのかな?
ちょっとびっくりしたけれどカッコいいので問題なし。

続く曲もほとんど知っている、懐かしいものばかりで嬉しい。
横浜と東京のチケット、手に入れますとも。

*

喜んでいる私に友人からこんなアドレスが送られてきた。

ロック成分解析

「プルコ」でやったところ、いまいち気に入らなかったので
「またたびダイアリ」でやってみた。


ロック成分解析によるまたたびダイアリの解析結果

またたびダイアリの55%は刺青で出来ています
またたびダイアリの31%はメロディックパワーメタルで出来ています
またたびダイアリの8%はデススラッシュで出来ています
またたびダイアリの4%は早弾きで出来ています
またたびダイアリの2%は脂肪で出来ています


メロディックパワーメタルもデススラッシュもよくしらないけど、
最後の行……なんでわかったの?

*

あたふたしている飼い主をよそに、やる気のないガブ。


上に同じくデボン。



The Darkness in 新木場STUDIO COAST

2006-04-22 | 音楽・ライブレポ
「オールスタンディング、1ドリンク」ってなんだろう?と
思いながら日比谷線~有楽町線を乗り継いで到着。

それらしい人たちのあとについていくと、スタジオコーストが現れた。
チケットには番号が書いてあって、
10番単位ごとに呼び出しがかかり、中に入れる。

建物の外に300円の小さなコインロッカーがあり、
場内に入る前にそこに荷物を入れよとのこと。

ロッカーのキーにロッカーの番号は書いていないので、
自分で覚えておかねばならない。
キーは輪っかがついていて、手首にはめられるようになっている。

1ドリンクというのは、チケットの半券を切ってもらうときに
ドリンク代としてクーポンと引き換えに500円払い、ロビーで
ドリンクと交換するというもの。

なのでロッカーに荷物を入れる前に、チケットと500円は
持っていなければならない。

最初からチケット代に入れてくれればいいのにね?

*

ロビーで受け取ったビールを片手に、akistlさん、yumiko-98さんの
アドバイスに従って、やや高くなっている場所に陣取ろうとうろうろするが、
すでにどこも埋まっている。

階段にも人がいる。どっ、どうしよう。

これはもう、モッシュゾーンに行くしかないでしょう。
リッチー寄りの位置はまだ7列くらいだったのでそこで飲みながら待つ。

ときどき後ろを振り返ってみると、けっこう人が入っていた。

18時が近づき、待ちわびているとQUEENの Don't stop me nowがかかり、
みんなで大合唱。私はフルで歌えます。好きな曲なので嬉しかったなあ。

なかなかメンバーが出てこない。
私はあまりステージが見えていないので、
首を左右にぐらぐらさせながら必死にのぞきこむ。

始まった~!
セットリストはよく覚えていないが、yumiko-98さんとこと
だいたい同じだと思う。

ジャスティンも愛嬌たっぷりでよく動き回る。
何度も近くで見られて嬉しかった。ギターもいっぱい弾いてたね。

リッチーのAC/DCはHighway to Hell と Thunder Struck(ちょっとだけ)。
ほんと、噂どおりにリッチー、歌うますぎ!
ヘタするとジャスティンを食ってしまいそうなくらい。

もみくちゃになりながら見えたのはジャスティンとリッチー、たまに
こっちにくるダンだけだった。

しかし非常によかったよ。
けっこうスピーカーの近くにいたけど難聴にもなっていないし
なによりハコが小さいのでステージが近い!

密集しているので、私は人の中に埋まっている状態であり、
肩より上に腕をあげられなかったが、飛んだりゆれたりして楽しかった。

アンコールでジャスティンは1Fフロアの外周を、
ギターを抱えながらグルリと一周していた。
あ~、はじっこいってればよかったわ!

体は疲れたけれど、満足。
一応ケガもせずに楽しんでこられた。きっと明日は筋肉痛~。

ピンポン玉、せっかく買っていったが、とても投げられる状態
ではなかった。これだけは残念だったかも。

ぽよぽよしたジャスティン(声はでてた)、
ソリッドなリッチー(アンコール時に茶色いヅラをかぶっていた)、
あんまり見えなかったダン、
全然見えなかったエド、どうもありがとう。


Bon Jovi ~ Have a nice day tour ~(4/8)

2006-04-09 | 音楽・ライブレポ
BON JOVIのライブに行ったのは、今を遡ること15、6年前になる。
東京ドームでのカウントダウンだった。

このときはCINDERELLA , SKID ROW , QUIRE BOYSが前座についた。

アリーナ中央のステージ寄りという、恵まれた席だったこともあり、
完全燃焼したのであった。彼らも最盛期だったし、私も若かった。

内容は覚えていないけれど、楽しかったということだけは覚えている。

私はその後しばらく音楽から離れており、クロスロードと
今回の新アルバムはなんとか聞いていた。

*

8日のチケットは早々にソールドアウトになったため、
必死で手に入れた1枚は1階3塁側だった。横は通路だったので嬉しい。

バックネットからは外れた位置だったため視界を遮るものはなにもなく、
前後の席には段差があるので爪先立ちの必要もなかった。

しかしさすがドームだけにステージが遠い。
ステージにいる人たちは、肉眼ではほとんど識別できない。

そこでステージ後方に掲げられた幅40m、高さ9mのLEDスクリーンが
活躍するわけだが、これが驚くほど鮮明だった。

ライブ時間の98%はこのスクリーンを見ることになる。
フィルムコンサートってこんな感じなのかねえ。


17時開演なのだが、場外ゲートには黒山の人だかり。
私もぎりぎりに到着したので焦ったが、中に入って
飲み物を買って席に滑り込むと同時に照明が落ちた。
17時20分くらいだったかな。

アリーナ後方から歩いて登場したジョン。
大歓声の中、アリーナ中央通路のなかほどにある簡易ステージで
ギターを抱えてラストマンを熱唱。

ジョンはタイトな黒いレザーのジャケットにジーンズだったかな?
オマケDVDみたいにダンガリーシャツとか着てたらどうしようかと
不安だったが、これはよかった。

また彼の姿をこの目で見ることができて、感激で視界が滲む。

今回のツアーは3週間前にリッチーが左腕を骨折するという
アクシデントがあり、ステージの出来が危ぶまれていたが、
メンバー全員が一生懸命なのが伝わってきた。

観客のノリもすごい。
ドームの音響の悪さは有名だが、ステージからの音よりも
まわりの客のほうがうるさい。(笑)

今回ほとんど予習をしなかったため、知らない曲もいくつかあった。
私はノリノリというより、感慨に耽りながらステージの大画面を
じっと眺めていた。

中盤のMCでのニュージャージ訛り(?)はちょっとびっくりした。
ニュージャージー出身であることを誇りにしている彼らのことで、
ステージではとくに強調しているんだろうけど、音響の悪さも
あいまって何を言ってるのかほとんど聞き取れなかった。

振り付けは80年代のままなんだね。
ジョンはやんちゃで可愛い顔のアイドル扱いをされていたわけだが
(本人はそれについてどう思っていたか知らない)
くるりと振り返ってにっこりキメ顔。轟く歓声。

スクリーンに大写しになるその顔は、若々しく年齢を感じさせない。

しかしジョンは昔の曲だともう声がでないんだね。
完全に1オクターブさげていたり、アルバムではソプラノのところを、
ステージではアルトパートで歌っていたりするので混乱する。

何年も前からそれはもうお約束の事柄らしく、まわりの客は
すかさず曲を理解できているようなのがちょっと悔しい。

リッチーは普段は斜めがけにするところを、ショルダーバッグのように
右肩にストラップをかけて演奏していた。

三角巾は外していたが、ストラップはしばしばずり落ち気味で、
かなり辛そうだった。一応、演奏はできていたので、左手で
弦を押さえるところがアップで映ったりしていた。

アンコールに2回こたえて、ジョンは笑顔で「また明日!」と
ひきあげていった。

*

9日のチケットも持っていたのだが、こちらはまだ一度もボンジョビを
観たことがないという友人に譲った。今日もソールドアウトになるのかな?
あと少しで開演時間だ。みんな楽しんできてね!


レンタル三昧

2006-03-18 | 音楽・ライブレポ
気に入ったアルバムを少しずつアマゾンで収集していたものの、
やっぱりレンタルでいいじゃん、ということでごっそり借りてきた。

★TOTO : Greatest Hits and more(3枚組)
★GENESIS : Turn It On Again(ベストアルバム)

まったりしたい気分のときに聞くつもりで借りてきた。
いずれも未聴。

★EXTREME : EXTREME
★EXTREME : PORNOGRAFFITTI

店頭で名前を見て、好きだったのを思い出して借りてきた。
どちらも最高だ~。今はどうしてるんだろう。

ヌーノは昨年来日してたような?

★MR.BIG : LEAN INTO IT

これも昔もっていたもの。

私にとってはDLRバンドでお馴染み BILLY SHEEHANと、
当時は神クラスのギタリストと信じていたPAUL GILBERT。

数年前にポールが堂本兄弟の後列に座っていたのには驚いたが、
その後、彼がヘビメタさんでトマトソングを歌っていたのを観て
私の中で何かが終わったのであった。

DADDY, BROTHER, LOVER, LITTLE BOY
(THE ELECTRIC DRILL SONG)
ポールとビリーがマキタの電動ドリルで演奏しているこれを
また聴けてうれしい。

*

ポールがヘビメタさんに出演したときの動画がアップされていた。
Paul Gilbert And Marty Friedman

演奏しているところをみると、やっぱりかっこいいなあ~。
ヘビメタさんもタイトルを変更して続編?が始まるらしい。
      ↓
◆テレビ東京「ROCK FUJIYAMA」(初回4/3(月)深夜1時~1時30分)
  出演:マーティ・フリードマン、鮎貝健、シェリー、ROLLY、久武頼正

今度はちゃんと録画しておこう。

★JUDAS PRIEST :  RAM IT DAWN

このアルバムは昔もっていたけれど、その頃はなんだか
ハードすぎて馴染めなかったのだった。

しかし改めて全編通して聴くと、どの曲もジューダスらしくてよい。
1曲目の Ram It Down からテンションあがるわ~。

疾走感、飛翔感、ストイックな重圧からの開放。
HARD AS IRON とかも気持ちがいい。

昨年来日したときの武道館のDVDを買ってみるか。

★STEVE VAI : ULTRA ZONE

先日アマゾンから Passion and Warfare が届いて満足したので
これを借りてみることにした。

急にB'zの声がしたのでびっくり。
「Asian Sky」
Written by Steve Vai, Tak Matsumoto, Koshi Inaba
コーシと読むんだ? 知りませんでした。


★HANS ZIMMER : THE ROCK(サントラ)

ハンス・ジマーが全部書いたわけではなく、メディア・ベンチャーズ
という、ハンス率いるグループの作品とのこと。

シンセサイザーとオーケストラを組み合わせているジマー・サウンド
は特徴的で大好きだけど、このグループの誰が書いても
ジマー節になってしまうのが悩みどころらしい。

1.Hummel Gets The Rockets (6.25)
2.Rock House Jail (10.12)
3.Jade (2.01)
4.In the Tunnels (8.40)
5.Mason's Walk - First Launch (9.34)
6.Rocket Away (14.25)
7.Fort Walton - Kansas (1.37)
8.The Chase (7.35)
演奏時間 60分20秒

哀調を帯びた、粛々とした、これがジマー節というやつですね。
たたみかけてきたあとに、この音はなんだろう?
チェロなのかバイオリンなのか、弦楽器っぽい音で勇ましく、

ジャカジャン ジャンジャン?
ジャカジャンカ ジャン!

ジマーの手がけた全ての映画でこのリフ(?)が使われている気がする。
もちろんこのサントラでもほぼ全ての曲で登場する。

このアルバム、最初はパイレーツオブカリビアンのサントラと
言われてもわからないくらい、酷似している気がした。

しかし2度目に聴いてみると、エド・ハリスの青い目や、必死になっている
ニコラス・ケイジ、落ち着き払ったショーン・コネリーらの顔が浮かんでくる。

この映画はシリアスな男の世界なので、パイレーツオブカリビアンの
サントラとちゃんと聞き比べたら雰囲気は違う、んじゃないかな…。
たぶん。(正直、よくわからない)

*

iTunesライブラリが急に充実して嬉しい。