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またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

AVENGED SEVENFOLD in YOKOHAMA BLITZ

2008-01-11 | 音楽・ライブレポ
お正月も明けたばかりで
うっかり忘れそうになっていたが、
無事、開場前に現地到着。

整理番号が早かったため、割合前の方に行かれたが
そこからライブが始まるまでの一時間は場所とりのための
微妙なせめぎあいとなる。これがけっこう疲れる。

*

スタンディングの会場に行くと、
私のまわりはいつのまにか女性ばかりになることが多い。

きっとそれは私が小さいオバサンなので、
安全かつ視界を確保できるからではなかろうかと推測。
あらっぽい男性の近くだとちょっと怖いもんね。

以前に一度、酔っ払ってるのかラリってるのかわからない
男性(英語圏の人だった)に、
「モット サワゲ」「テヲ フレ」など言われて
強引に背後から腕をつかまれてぶんぶん振らされたりなどして、
鬱陶しいやら怖いやらで閉口したことがある。

なので女性ばかりのゾーンが自然にできるのも
当然といえば当然なのかも。

*

今回は前方にいたので、背後をふりかえって
全体の入りを見ることはできなかったが、
けっこう人がいたような気がした。

セットリストは今回のツアーではずっと同じだった様子。
アルバム3~4枚目からのものが多くて嬉しかった。

フロアは立錐の余地なく人が詰まっているため、
視界はあまりよくなく、私から見えるのはシニスターのみ。

クレオパトラのように目尻を長くのばした太いアイラインと
ニッキーのように立てた髪、
膝の破れたジーンズでなかなかカッコよかった。

巨漢のシャドウズもパワフルで
全体の演奏もしっかりしていてよかった。

ライブじたいは70分ほどとやはり短い。
後半に行くに従ってシャドウズがパワーダウンしてきたので
あれはノドに負担がかかる歌い方なのかもしれない。

ラストにやった、私の好きな Bat Country では
やはり出だしの「む”~~~ん!」はなかったわ。

謎のMCとビール一気飲みはなく、
サクサクと展開していた。

シャドウズの「俺は日本語を覚えたんだよ。ムキムキマン!」も
一度だけだったかな、登場したのは。

yumiko-98さんの「ザッキーが軽部さん」ってナンダ?と
思っていたのだが一目見て解決。
腹話術っぽいよね、あの衣装は。
びっくりはしたけれど、えらく似合っていた。

今日は好きな曲も色々やってくれたので満足。
演奏も音響もよかったと思う。

観客層もそうだがバンドメンバーも若いという印象が残った。

*

さて横浜はジャパンツアーの最終日ということもあってか
観客は大変な盛り上がりで、1曲目からクラウドサーフとして
フロア後方からスシ詰めの客の頭上にあがり、そのまま
すべるようにステージ前方まで進む者が続出。

ステージ前にあけてある、警備員やカメラマン用のスペースに
落下したあと、警備員にひったてられていくのだが、
サーフ者全員が誇らしげに片手をあげていく。

ライブハウスには何度か行っているけれど、
これを実際に見るのは初めてだったので、
もみくちゃになりながらも横目で観察していたら、
急に背後からの押しがいっそうきつくなった。

おおっとここは踏みこたえねば…と思うと同時に
頭上を何かの影がかすめていき、隣にいた女の子が
イタタ!と頭をおさえていた。
これは…!

どうやら私の真上をサーフ者が通過したらしいが、
私は人と人の間に埋もれていたので
かすりもせずにスルーした模様。

たぶん私のところでサーフ者はバランスを崩したのだろう。
これがほんとの落とし穴ってやつですね。

なんだか隣の子に申し訳ないような気持ちになったが、
あれはしかし防ぎようがないような…。

たしか主催者側はサーフを禁止していたはずだ。
あんなに早い速度で移動しているということにびっくり。

まあ暴れたくなる若者の気持ちもわからんでもないので、
みんな怪我をすることなく楽しみたいものであります。



RATT/WINGER in YOKOHAMA BLITZ

2007-11-09 | 音楽・ライブレポ
この会場に来たのは初めてだ。

センター寄りの前から3列目付近でわくわくと待つ。
昨日の渋谷ではステージ上の全員がよく見えたけれど、
やはり細かい表情までは追いきれないので楽しみだった。

そして登場したキップに感激!

卓越した音楽的なセンス、技術とともに、
セクシーさがもてはやされていた頃とは違って落ち着いた印象。

キップは右手の全ての指に銀色の指輪をはめていた。
1本の指に2つはめていたりもしたので、総計6個。
左手にはマリッジリングのみ。

肩につくくらいのウェービーな髪は、前髪の一部分が
一房の白髪になっていて、まるでメッシュを入れているかのようだった。

首にもチェーンを巻いていたし、ちょっと凝ったつくりのシャツを
着ていて、別におしゃれしていないわけではないのだけれど
たしかに地味ではあったかな~。

キップは自分だけがフロントマンとして目立つことのないよう、
メンバー全員に均等に脚光があたるように、
心を砕いているように見えた。

なのでキーボードをひいていたり、
一歩さがってベースをひいていたりしても
退くときは退いていて、その時間が長い。
観客のほとんどは常にキップとレブに注目していたけれど。

演奏も手堅く、力強い美声も健在で、見た目もまだまだ
カッコいいので、今度は単独公演として来日してほしいなー。

*

RATTは洋楽に疎い私のオットですら名前を知っていたくらいで
熱心なファンも多い。もちろん私も大好きだったバンドの1つである。

今日は目の前3mのところでパーシーが熱唱。迫力ある~♪
会場の物販コーナーで売っていたRATTオフィシャルTシャツの
レディス用ちびTシャツ(MとLがある)を着ていたのには驚いた。
本当にスリムになったもので。

ウォーレンは昨日ほど髪の異変は目立たなかった。
近くからみるとやはり美形ギタリストであることに変わりはなかった。

昨日初めて存在を知ったベースのロビーは
今日もすごく張り切っていた。眺めていて飽きない。

コラビはずっとはじっこから動かずにいたけれど
コラビファンもけっこういるようで、
しょっちゅう客席から声をかけられていた。

ウォーレン、スティーブン・パーシー、ロビーにコラビと
フロントの4人の誰をながめても楽しめるというのは豪華でよかった。
個人的にはウィンガーとあわせてプチロックラホマ気分。

渋谷のラットは音が大きくて翌日昼過ぎまで耳鳴りがしていたので
今日は耳栓を準備してきたのだが、
最前列付近だと意外にスピーカーの直撃を受けずにすむのか、
今回は耳栓なしで大丈夫だった。

往年のヒット曲が続いて汗だくのクタクタになったところで
アンコールのround and roundも終了。

パーシーがカメラを持ち出してきて客席を撮ったりして、また盛り上がる。
やー、この2日間本当に楽しかった。
疲れ方も半端ではなかったが、よい思い出です。




RATT/WINGER in Shibuya O-EAST

2007-11-08 | 音楽・ライブレポ
このカップリングが今になって実現するとは思わなかった。
当日になっても信じられないような気持ちでいたけれど、
期待と緊張で胸をとどろかせながら渋谷に向かった。

渋谷O-EASTは早い時期にチケットがソールドアウトになったので
場所とりが不安だったけれど(O-EASTのキャパシティは約1300人)、
なんとかスタンディングフロアの一段高くなったところの右寄りを確保。
ウィグワムのときと同じ場所だ。

全体を見渡せるので私にとっては最良の場所だったりする。

ステージ左脇に時計があり、チラチラとそれをみていると
ほぼ時間どおりに暗がりのなか、レブがでてきて、ついでキップが登場。

レブはこの1年ほどの間に、WHITESNAKE、NIGHT RANGERの
サポートメンバーとして来日していて、半年ぶりのご対面だけれど
サポメンではなく、本来の彼の場所であるウィンガーでのライブを
みるのは、これが初めてになる。

ステージに釘付けになっていると、Blind Revolution Madが始まった。
セットリストは今回のツアーでは毎回ずっと同じだったみたい。
(セットリストはyumiko-98さんのところへ

大阪で剃り跡が目立っていたらしいキップは
いい感じに無精ひげが生えていたように見えた。

肩から斜めにつるしたベースをさっとかまえて指で弾く。
あの背のかがめかたが映像で見てきたとおりでじんとする。

80年代後半から90年代前半にかけて、そのワイルドさと
セクシーさで多くの女性を魅了したキップも
(参照:NNDB:KIP WINGER 写真は90年頃かな)
今は髪を切り、少し恰幅がよくなって
落ち着いた大人の魅力を発している。

メンバー4人とも地味は地味なのだが、全員の演奏技術が高く、
キップの声もきれいにのびて、完璧なステージに圧倒された。

しかし私の位置から見ていると、観客の盛り上がりがいまひとつで
何か申し訳ないような気持ちになった。
RATT目当ての人が多かったのね、きっと。
最前列から5~6列目くらいまでかな、激しく反応してたのは。

以前この会場の同じ場所で見ていたのが、
DVD撮りも兼ねていたウィグワムだったせいもあって
(あれはありえないくらい会場全体が盛り上がっていた)、
つい比較してしまう。

キップが中盤で軽快にカントリーミュージックを奏でたあと、
「それじゃ、これでさよなら~」といったのが
あながち冗談に聞こえなくて焦ってしまったわ。

とはいえ私は予習ばっちりで好きな曲連発に大興奮。
気持ちだけは10代に戻ってとんだりはねたり、しんみりしたり。

表情豊かに両手タッピングでギターをかきならすレブも堪能。
左側にいたギタリストは歯で弾いたりもしてて見せ場も多かった。

キップのバレエターンは、今はもうやっていないのね、などと
感慨にふけっているうちにラストに「17」。このリフ大好き!

やりましたぞ、こちらでも。
キップの手ぶりつきで「She’s only 35~~♪」。
先月36になった私としては、実に惜しい気分でした…。

キップは律儀に「アリガトウゴザイマス」と日本語で言いつつ、
和やかにステージを終えた。音響もすごくよくて楽しめた。

*

私の中ではウィンガーがメインでもおかしくなかったのだが、
今回のツアーではラットがトリというかメインなのであった。

しかしRATTも好きで、20年前に東京ドームのBON JOVIの前座で
見て以来なので懐かしく、楽しみでもあった。

ネットで今年の7月頃のライブ映像をみたときに、
パーシーの声のでなさ加減に驚き、覚悟はしていたけれど、
始まってみると案外気にならなかったな。

音響があまりよくなかったので、個々のアラが目立たなかったのかしら。
ウィンガーのときには余裕があった前のフロアも、
ラットになると観客がみっちりと詰まっていた。

パーシーの体のしぼりかたにはびっくり。
毎朝欠かさずエクササイズをして、食事の管理もきっちりやっていそう。
若い頃はメイクばっちりでムチムチしたイメージがあったけれど、
今は眼光炯々として、なんともいえない迫力がある。

美形ギタリストのウォーレンもかっこよかった。
さすがに20年経った今、全盛期の若さからくるエネルギーの
爆発ぶりは見られなかったけれど、お元気そうで何よりです。

中盤くらいから、ちょっと頭頂部が気になった…。
きっと汗と照明のせいだろう。

往年のヒット曲連発で、BODY TALKもあり満足。
この頃のアルバムの曲は、出だしから全部歌えたりする。

ラットは派手で客ののりもよく、LAメタルの本領発揮で
しみじみとなつかしく、また楽しかった。

オリジナルメンバーであるロビンとフォアンがいないかわりに、
元モトリー・クルーのジョン・コラビと、ベースのロビーが好演していた。

コラビは左端にいてあまり移動せず、きっちりと仕事をこなしていた。
ショートヘアにしていて年齢よりも、うんと若く見えた。
コーラスのときなど、パーシーより歌がうまいのはご愛嬌。

ベースのがっちり体型、黒髪ショートストレートヘアのロビーは
きぐるみ的な可愛さがあった。
ベースのヘッドを8の字にゆすりつつ、
嬉しそうに頭をブンブンとふりながら最後まで熱演。
1度だけだがキップばりにターンしたりして。

RATTはライブ映えする持ち曲の多さ、
派手なオーラがとても楽しかった。
RATTのTシャツを着用している人も多かった。

やや後方でセーブしつつ楽しんでいたわりに、
帰ってきたら意外なほど疲れていたので、
お風呂に入ってバタリと眠った。年には勝てん。



LOUDPARK07 in さいたまスーパーアリーナ

2007-10-21 | 音楽・ライブレポ
ラウドパーク…それは日本史上最大のメタルフェスティバル。

早い時期からWIG WAM が出演することは知っていたけれど、
他に知っているバンドがほとんどなかったので、
ウィグワムの出演する40分ほどのために
13,000円のチケットを買うかどうか激しく迷っていた。

パスしようかな…と思っていたところにウィグワマニアの
友人からメールがきて、それは熱心に誘ってくれたので
ようやく重い腰をあげてチケットを購入したのだった。

そうこうしているうちにハノイロックスの出演が決まったり、
テスラとマンソンのベストを買って予習してみたら
意外と気に入ったりで、なんだかんだいいつつ
当日が楽しみになっていったのだった。

そして、いよいよその日がきた。

5:30 起床
8:50 さいたま新都心着 友人とおちあい、開場待ちの列に加わる
10:00 開場
    
並んでいる間にどう行動するか、自分たちのタイムテーブルを
相談していたので、まずはタワーレコードのブースにかけつけた。

タワレコではウィグワムのCDあるいはDVDの購入者
先着200名にサイン会の整理券をくれる。
しかしこれは2日間合わせての数なので、
1日目で売り切れている可能性もあるのだ。

なんとか間に合って LIVE IN TOKYO のCDを購入。
偶然にも、これはまだ買っていなかったので渡りに船♪
私の整理券は60番台前半だった。

友人はHANOI ROCKSのCDも買って、
こちらの整理券ももらっていた。
ハノイは先着50名だったので争奪戦が激しそうだ。

そのあとは物販コーナーを見学。
物販コーナーの決済は、たいがいの場合現金のみなのだが、
ここではDoCoMoのiDと、VISAが使えるようになっていた。


11:00 クリエイティヴマンブースにてWIG WAM のサイン会

こちらはクリマン3A会員の抽選に当たった人(20~30人)と、
ラウパのパンフレットを購入した人(先着20名)が対象のもの。

私はタワレコでもらった整理券があるので、
こちらは見物するだけにしようかと思っていたが、
会員の抽選に当たり、かつパンフも購入した友人が
パンフの権利を譲ってくれたのでありがたく並ぶ。

歓声があがり、メンバーが衣装をつけて登場した。
グラムのドーランは普通の照明のしたで見るとかなり濃いのね。

空港では私服だったけれど(グラムはプーマのジャージだった)、
やっぱり衣装を着ているときに会えるというのはいいね!
グラムにハグしてもらって、天にものぼる心地でございます。

ボーッとしながら、そこらのブースや飲食ブースを散策。
ステージでは11時から第一弾のバンドが始めているのだが、
なんだかんだで場外にいる時間のほうが長くなりそう。

ステージは中央の大きなスクリーンを挟んで両脇に設けられており
左右で交互に演奏を開始するのでセットチェンジの時間を
ほとんど取ることなく、順調に進めることができる。

ウィグワム(左ステージ)の前方位置を押さえるために、
彼らの前にそこで演じているANTHEMの終盤近くに
ようやくアリーナに入った。

ANTHEM (12:20~)

アンセムといえば名前を聞いたことあるな…くらいの
知識しかなかったが、アリーナAブロックはなかなかの盛り上がり。

これは日本のメタルバンドなのね。
ボーカルは黒いレザーパンツをはき、素肌にダブルの黒い革ジャンを
ひっかけるという正統派メタラーの格好。
けっこう歌もうまかったし、1曲も知らなかったけれど
なにか伝わってくるものがあった。

まわりのアンセムファンに失礼にならないよう、
体でリズムをとったり、両手をあげて拍手したりしているうちに
最後の曲が終わったので最前列目指してダッシュ。
なんとか中央から右よりの2列目にもぐりこんだ。


ANDRE MATOS (13:05~)

マトスは右のステージなので、私からは真横にあたり、
よく見えないので中央のスクリーンを見る。

マトスはブラジル出身。
黒いストレートロングヘアに白いドレスシャツ、
黒いロングジャケットで貴族っぽい雰囲気の人だった。

床にはってあるメモを見ながら、上手な発音で
「今日はどうもありがとう」的発言をしたあと
「このフェスをもりあげるのはきみたちです」と語っていた。

マトスのことは全然知らなかったけれど、
日本語のMCを頑張ってくれたのが嬉しかった。

セットリストの中で、1曲だけ聴いたことのある歌があった。
何かのテーマソングだったのかな?
しかしながら体力温存のため、静かに拝聴。


WIG WAM (13:55~)

マトスが終わった途端、こちらのステージの開始前から
ウィグワムコールが巻き起こる。ウィグワム! ウィグワム!

会場にいるウィグワマニアはこんなに多かったのかと感動。

満を持してメンバー登場。
大歓声のなか、WIGWAMANIA~ROCK MY RIDEと
前回と同じ流れで始まった。

観客も歌う歌う。私は熱気と背後からの圧力で生命の危機を
感じつつ、ステージもよく見えたし思いきり歌ってとびはねて満足。

途中、グラムが着ていたランニングタイプの袖なしスーツの
右肩を片肌脱ぎして、右胸と胸毛があらわになったので
私を含めて観客はさらに熱狂した。

あっという間に時間が過ぎて、メンバーがひきあげていったあとも
しばらくウィグワムコールが鳴り止まなかった。楽しかった。

セットリストは前回来日時のものを凝縮したもので
新鮮味こそなかったものの、ラウドパーク出演ということは
今回初めて彼らを見るという人たちへのアピールの場でも
あるのであんな感じでよかったのだと思う。

いつものように演奏も安定していたし、グラムの声もよく出ていた。
出演が決まったときには迷っていたけれど、ここに来てよかった。

メンバーはこのあと、キングレコードブースで
例のタワレコ購入者200人とのサイン会を開始。

興奮さめやらぬ顔をした人たちが長い行列を作った。
整理券に書かれた番号順に呼ばれるので、
比較的早い番号だった私は、待っている間に
サインしているテーブルの近くで見物。
いや、メンバーも大変ですね。

先日の空港でお会いした方に声をかけられ、ひとしきり
ライブの感想など熱く語ったあと、その方は整理券を
お持ちでなかったので私の券を差し上げた。
こういう機会はみんなでわかちあおう~♪

TESLA (15:35~)

テスラを見るつもりだったので、1人場内に戻り、
1~2曲見たところで用事が入ったので、また場外に出る。
演奏はすごく上手だった。さすがベテラン。



16:00 タワレコブースでCD購入先着50名に
    VICTORブースでHANOI ROCKS のサイン会

こちらに友人が参加したので、私は野次馬として見物。

ハノイは中学生の頃にベストアルバムを持っていて、
実際に見るのは今回が初めてなので楽しみにしていたバンド。

うわぁ~、マイケル・モンローが目の前3mくらいのところにいる…。
人の密度が高いこともあって館内は半袖シャツで平気な温度だが
ハノイの後ろで日本人スタッフがパンフであおいで風をおくっていた。

友人が全員のサインを胸に抱いて戻ってきたので、
そろそろ食事をしよう。

飲食ブースはKFCにロッテリアのほか、、
タイ屋台にインドカレーなどエスニックが充実。

しかし私たちは無難にミックスサンドにして
場内のスタンド席で食べることにした。

SATYRICON (16:30~)

食べ物を抱えて席に座ると、
ステージではサテリコンが熱演していた。

こちらも未知のバンドだが、
ウィグワムと同じノルウェー出身なのね。

ブラックメタルというジャンルがあることすら知らなかったが、
ステージに向かって右奥のスタンド席から
疲れで朦朧としつつ眺める。

楽器隊が激しくヘッドバンギングしながら、連獅子のように
その長髪をきれいにふりまわしているのが壮観だ。

この日初めての食事をとっていたことと、
疲れがピークに達していたこともあり
曲は記憶にないのだが、あとでCDをチェックしてみよう。


SAXON (17:25~)

26年ぶりの来日でデビューは1979年という大御所。
心待ちにしていたファンも多かったらしく盛り上がりを見せる。
サクソンコールがすごかったな~。

アリーナ後方はスペースに余裕があるので、疲れきった
オーディエンスがそちらこちらにばったりと転がっている。

メタルファンには死体置き場と呼ばれている場所なのだが、
SAXONが始まるといつのまにか死体が全員起き上がって
膝を抱える体育座りでステージに見入っているのが面白かった。

私は疲れがピークに達していて、スタンド席でがっくりと気絶。
たぶん1人で来ていたら、私もアリーナで
死体の仲間入りをしていたことだろう。

爆音の中、体にびりびりと振動を感じながら
床と一体になって眠るのも気持ちよさそうだ。

HANOI ROCKS (18:25~)

行くかどうか迷っているうちに、
単独公演の東京分は売り切れてしまったので
このステージはとても楽しみにしていた。

スタンド右後方からオペラグラスでモンローを鑑賞。
メタリックレッドのサックスがカッコいい。

ロックスターらしいキラキラど派手な衣装が
あの大きな目ときれいなプラチナブロンドによく映える。

ものすごくよく動いてたし体も柔らかい。
20年前からほとんど劣化していないのがすごい…。

明るくてのりがいい曲連発で華やかなショウだった。
もうちょっと体力があれば、アリーナに踊りこむところだったけれど
もう本当に限界がきていて残念。
でも、アリーナにいたらきっとあまりステージは見えなかっただろうから
(マンソン待ち含めてハノイのファンが大勢詰め掛けていたし)
スタンドからじっくりたっぷりモンローを見られたので満足。


この後は左のステージでアークエナミーだが
場外にでてラクーナコイルのサイン会を見物。

だいぶ人も減ってサイン会のために並んでいる人以外は
あまりいない。日曜のこの時間だからね。

MARILYN MANSON (20:45~)

マンソンはあまりいいイメージを持っていなかったけれど、
ベスト盤を聞いてみたら、曲はけっこうよかったのだ。
しかしビジュアルがね…。私はこういうのちょっと苦手。

とはいえ予習のためにネットでPVを見たり、
映画ボウリングフォーコロンバインでインタビューに答える
マンソンを見たりと、それなりに楽しみにしていた。

開演前の舞台には薄い緞帳が張られ、
血をイメージさせる赤いライトが奥で点滅している。

ロックのライブではなく、これから舞台が始まるかのようだ。
毒々しい空気がモトリーのカーニバルツアーを思い出させる。

序章、という雰囲気の曲が始まり、
包丁の形のマイクを持ったマンソンが登場。
曲調が静かなせいか、観客も歓声をあげるでもなく
静かに聞き入っている。

PVのイメージとは違ってちょっと中年太り気味かな?
アルバムに比べると声がつらそうだったので、
今日は風邪なのか、ライブではいつもああなのか気になった。

新アルバムからの曲もあったけれど、
ベスト盤で知っている曲もたくさんでてきてよかったな。
モブシーンとか好き。

マンソンはサービス精神旺盛で、しょっちゅうステージから
おりてきては最前列付近に上半身を投げ出していた。
最初、例の包丁マイクで観客を襲っているのかと思ったが
どうもそうではなかったようで。

歌いつつ観客にペタペタさわられて、ある程度のところで
ガッチリしたSPがマンソンをお姫様のように横抱きにして
そっとステージまで運ぶ。

マンソンはぐったりとSPの両腕に身をゆだねたままステージに
横たわらせられ、の繰り返しが何度もあった。

まるではしゃぎすぎて急に眠くなったこどもを
そっとベッドに運ぶような一連のやりとりに笑いそうになったが
あれはなんらかの様式美にのっとっているのかもしれない。

1曲ごとに暗転、衣装替えを含めて趣向をかえてくるのは
アルバムごとに雰囲気をガラリと変えてくるのと同じ理由であり、
彼の美意識なのかな。マンソンは帽子がよく似合うと思う。

しかしまあ、およそ健全さとはかけ離れていて、歌いながら
はいているズボンの中に右手を突っ込みグニグニした挙句、
その手を自分の顔になすりつけるので、見ていてげんなりする。

あの妖しい感じがファンの心をとらえて放さないのだろうかなどと
感心したけれど、単純な印象としては、なんだかこどもっぽい人だなあと。

ファンの年齢層も10~20代と若い人が多かったが、
何か惹きつけて離さない魅力があるんだろうということはわかる。

マンソンの声も曲もいいと思うのだが、ルックスの良さも重視される
音楽の世界において、彼は売り込み方についてよく考えていると思った。

あの毒がよくもわるくも印象に残って、次にひっぱれるのではなかろうか。
自分が良識派に嫌われているということはよく承知している
といった趣旨のことを静かに語っている姿を以前に見たことが
あるけれど、それがとてもカッコよく見えた。

マンソンファンはゴスロリというのかおしゃれな服装の人が多かった。
最前付近の混沌はどうなっているのだろう?

もみくちゃ汗だくになるのでジーンズに黒Tシャツ、スニーカーという
動きやすい服装がデフォのライブにしか行ったことがないので
そのへんちょっと気になったわ。

マンソンの世界観がいまいちつかみきれないまま
ステージは唐突に終了したが、これはこれで面白かった。

*

22時過ぎにさいたま新都心を出て、自宅最寄駅には24時前に着いた。
ここ数年に覚えがないくらい疲れたが、楽しかった!

一夜明けて全身筋肉痛でゾンビ化している。
今回、耳栓を持参していたので耳鳴りとは無縁ですんだ。

役に立ったもちもの:耳栓、オペラグラス
ラウドパークのフォトギャラリーはこちら



WIG WAM そしてHEVEN AND HELL

2007-10-19 | 音楽・ライブレポ
21日のラウドパークから始まって
31日のMEGADETH(CCレモン)、
11月8、9日のRATT&WINGERと
ライブの予定が詰まっている。

ここしばらく胃痛に悩まされていたが、
いつまでもへこたれてはいられない!
重いみぞおちをなでながら一路空港へ。

ラウドパークに出演する、
WIGWAMのみなさんをお出迎え~。

グラムとも2ショットで撮ってもらえて大満足。
ラウドパークでの持ち時間は45分と
短いけれど、とても楽しみです。

今回はカバー曲もやってくれるといいな~。
KISSとかQUEENとかジンギスカンとか。

*

その後、Wig Wamとは別件で
六本木のハードロックカフェに移動。

この店に来るのは初めてだ。
ジョー・ペリーの名がついた料理が気になったが
これはまた来たときに頼もう。


店内に陣取り、小一時間ほど経ったところで
ヘブンアンドヘルの記者会見が始まった。

ブラックサバスのメンバーにDioのロニーを迎えた、
大御所同士、期間限定のバンドで
ラウドパーク1日目のトリをつとめる大物だ。

私は以前にakivilさんの記事で、
初めてロニー御大を知りました…というレベルなので、
この場にいられる幸せを
本当には実感できていなかったかもしれない。

でも、こんな大物を間近に見られてうれしい!

撮影は許可されていたけれど、何しろ人が多い。
すきまからパチリ。






店内にいくつもあるTV画面には、
ずっと彼らのライブ映像が流れていた。

明日のラウドパーク、盛り上がるだろうな~。
私は日曜日のみの参加なので、
明日行かれた方の感想を聞くのが楽しみだ。



NIGHT RANGER Japan Tour 2007 最終日

2007-06-15 | 音楽・ライブレポ
直前まで都合がつかなかったため、
ぎりぎりの時間になって慌てて飛び出した。

渋谷駅のホームに降り立った時点で、
おそらく10日の公演日に買ったのであろう
背中に You can still Rock in America と書かれた
今回のツアーTシャツを着用している若者あり。
家から着てくるとは気合が入っている。

CCレモンホールに到着したのは開始10分前。
当日券売り場は入り口の右手側にあった。

窓口はカーテンが下ろされ中の様子が見えず、
手前に体格のいい男性係員がいたので、
当日券の有無を聞くと、その係員が窓口の中に
声をかけ、チケットを私に手渡してくれた。

この、当日券売り場で窓口に直接対応させないのは、
客がトラブルを起こすのを防止するためなのかな。

以前にさいたまスーパーアリーナに行ったときも、
仕切りの会社は違ったが、やはりこわもての係員が
窓口との仲介をしていたのを思い出した。

さて、受け取ったチケットの座席を確認すると
二階で前回よりも15列ほど後ろの下手側だった。

ステージはよく見えるし、レブ寄りなので悪くない。
双眼鏡を持ってくればよかったと思いつつ、
席についてわくわくと開演を待つ。

平日ということもあって、スーツ姿の会社員もいた。
ロックのライブとはいっても、集まってくるのは
いわゆるロックな外見の人たちばかりではなく、
ごく普通の人がほとんどだ。

私のまわりも1人で来ている人が多かった。

*

例によって15分ほどおしてライブ開始。

セットリストは初めの1~2曲を入れ替えていた。
今日のライブはレコーディングされるらしい。

ベースを肩からさげたまま、コマネズミのように
くるくると駆け回るジャックも、初日に比べると
いささかお疲れのようではあったが、
元気いっぱいで声も張れている。

お約束の「僕に電話がかかってきてね」と受話器を
耳にあてる仕草をして、「モシモシ?」と
急に日本語で言ったので会場はどっと沸いた。

*

レブ・ビーチは相変わらず、柳に風という風情で
演奏していたけれど、どういうわけか、
後半の Four in the Morning からノリノリになっていた。

カッコいいというよりも、ウキウキ♪という感じで
少しお酒の入ったおじさんがこどもを笑わせようと
わざと滑稽な仕草をしてみせるような、そんなノリ。

どっ、どうしたレブ!と思ったけれど、
遠慮がちにしているより全然よかったな。


そしてアコースティックタイムでは、
最終日ならではのスペシャルなのか、
レブが何かの曲を少しだけ歌ってくれた。
(Superstition "STEVIE WONDER" という説を
 見たが、実際はなんだったのかわからない)

意外に声が低くてびっくり!
渋くてカッコいいじゃないか。そしてとても上手だった。

家に帰って調べたところ、レブはソロアルバムを出しており、
その中で歌ってもいることを知った。
出遅れたけれど、これは買わねばなりますまい。

そして会場では、のどを披露したレブに向かって
「Winger!」と叫ぶ声が響き、レブは少し笑って
Seventeen のあのリフを弾いてくれた。

キャー!
まったりのどかなナイト・レンジャーで寛いでいた自分が
バリバリ覚醒するのがわかったわ。

もう、この1フレーズをきけただけで、
今日やってきた甲斐があるというものよ。

会場のテンションもけっこうあがっていた…と思う。

*

今日はブラッド・ギルスの誕生日。
ハイヒールにミニスカートの女の子2人が
ロウソクをさしたケーキと、乾杯用のカップを
持ってステージにでてきた。

ジャックが音頭をとり、
会場全員でハッピーバースデイを歌った。
ファンからアメリカ国旗にメッセージを
書かれたものを受け取ったブラッドは、
ジャックに記念写真を撮ってもらっていた。

ナイト・レンジャーは大人からコドモまで
楽しめる、明るくて健全なバンドですな~。

名古屋まで遠征できたら、きっと表情まで
よく見えてよかっただろうと思ったけれど、
今回は都合がつかなくて残念。

でも、渋谷で二回とも見られて本当によかった。

*

10日のライブの記事はこちら

NIGHT RANGER in 渋谷C.C.LEMONホール

2007-06-10 | 音楽・ライブレポ
4月だったか、バズのチケットを申し込んで少し経った頃、
ナイト・レンジャーが来ます!というメールがUDOから来た。

どうしようかなと思っていたら、
なんと昨年ホワイト・スネイクで来日したレブ・ビーチが
サポートとして一緒に来るとあるではないか。

~UDOより~
Jack Blades/ジャック・ブレイズ……Vocals, Bass
Brad Gillis/ブラッド・ギルス……Guitar
Kelly Keagy/ケリー・ケイギー……Vocals, Drums
Reb Beach/レブ・ビーチ……Guitar
Michael Lardie/マイケル・ローディー……Keybord



レブが来るなら行きますよ!

その日のうちにクレジット決済会員で申し込んで、
届いた席は2Fの3列目。

予習のために揃えたアルバムはこちら。

Midnight madness / Man in motion
Greatest Hits / Live in Japan(1988)
Hole in the sun

Rock in America と Sister Christian は知っていた。
他にも聞いたことがある曲がちらほら。

ナイトレンジャーは曲調が明るくてキレイで、
ツインギターが華麗なメロディを奏で…というイメージ。

映画「摩天楼はバラ色に」のSecret of My Successが
特に好きだったな~。

*

CCレモンホールには開場前に着いた。

今日のチケットはソールドアウトなので、
ここに2000人が集結することになる。

客層は男性7:女性3、年代は20~40歳くらい。
全体に年齢層は高めだったような。

二階席だが、実際に座ってみると、
前席との段差が大きいので視界がいい。

ステージ全体を見渡せて、視界に何の障害物もない
ライブというのは、これが初めてといってもいいかも。
実に快適ですな~。

開始前のざわめきを上から眺めていたら、
上手の客席前方に白人女性カメラマンがやってきた。
ジャパンツアー初日だから、記録用に撮るのかな。

どこかで聞き覚えのある音楽がかかっていると思ったら
FIREHOUSEだった。UDO、まさか…?

*

10~15分ほどおして始まった。
私はNRのライブはこれが初めて。
いきなり新曲から入ったが、
客のノリは思ったほどでもなかったような…。
みんな新アルバムを買っていないのかと心配になった。

さて二階席だが、勢いこんで立ち上がったものの、
まわりはけっこう座っている人が多い。

二階席につくのも今日が初めてなので、もしやここは座るのが
マナーなのかと悩みつつまわりを見ると、立っている人も
半分くらいいたので、やっぱり立って見ることにする。

ステージ左からブロンドヘアのマイケル、
いつものように飄々としたレブ、
小柄だが元気いっぱいのジャック、
落ち着きと威厳のあるブラッド、
歌うドラマー、ケリーの順に並んでいた。

ここのフロントマンはジャックなんだね。
80年代から弾き方というか姿勢が変わっていないようで
びっくりするくらい元気にステージを駆け回っている。

身軽で機敏でちょこまかしていて、パントマイムよろしく
びっくりしたようにオーバーにのけぞってみせたりと
なぜだかトムとジェリーのジェリーを思い出した。

このジャックを見ているだけで楽しい気持ちになる。


照明もけっこう凝っていて、よく客席がぱっと明るくなった。
二階席だからと油断していられない感じ。
これは一階席だったら気分が高揚するんだろうな~。

視界確保なら二階、のりたいなら一階って感じなのかな。

2曲目、This Boys Needs to Rock から急に
Highway Star につながったのにはびっくりした。

ライブは新旧曲おりまぜて進み、ふいにジャックが
「昨日、マイケル・J・フォックスと電話したんだ」と言い出した。

きっ、きたあ~!
私はこれを待っていた~。

うわあ、これを生で聞ける日が来るとは思わなかった。
アドレナリンが瞬時に充満するのがわかったけれど、
途中で胸が詰まって動けなくなるわたくし。涙が出そう。

もちろん一階席もたいそう盛り上がっていた。

ジャックのMCはわかりやすくていいな。
ここはジャックとケリーの2人がボーカルなのだが
80年代から現役で残ってこられたのは、いい曲をたくさん
作ってきたことの他に、ライブが楽しいというのがあるのかも。

レブは相変わらず淡々と、一歩さがって確実に
自分の仕事をこなしていた。
あのメンバーの中ではレブが一番カッコよかったけれど、
出過ぎないように気を配りつつ、かといって地味に終わらず
きめるところはきめるのが強力な助っ人たる所以かなあ。

レブの椅子だけ出てくるのが遅れたり、ギターのコードの
とりまわしがうまくいかなかったりと、ハラハラする場面は
あったが、プレッシャーに負けずに頑張っていたと思う。
また日本に来てね! 今度はWINGERで!!

*

さて今回、サプライズがあって、アンコールが始まるかと
思われたときに、でっぷりしたおじさんがステージに現れた。

「ここでケリーから発表があります(英語で)」

ええ?!と思っていると、開演前に見た女性カメラマンと
ケリーがステージに登場し、ケリーが跪いて指輪の入った
小箱を捧げつつ「僕と結婚してくれるかい?」と。

この、ひざまずいてのプロポーズを実際に見るのは初めて。
女性はうなずき、指輪を受け取って観客は盛大に拍手。
シャンパンを持ってメンバーがあらわれ、デジカメ片手に
ジャックも大はしゃぎ。

そしてSister Christianをケリーが粛々と歌い上げる…。
好きな曲ということもあるけれど、
シチュエーションにたまらず泣いてしまったわ。

なんともいえず暖かい気持ちになったところで
アンコールの2曲が始まった。

しめはロックインアメリカ。
アメリカ国旗を掲げている人がぼちぼちいたな。
私もこれは大好き。

手がしびれるくらいの拍手を送って
充実した2時間のライブが終わった。

そうだ、最後になぜか全員で三本締めをやったんだ。
どこでこんなの覚えたんだ。笑ったけど。

初めてのナイト・レンジャーはとても楽しかった。
また行きたいと激しく思う所存であります。

*

UDOのホットニュース欄より、セットリストを転載。
ライブの翌日に早々とアップしてくれるとはありがたい。
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6月10日(日)@渋谷C.C.Lemonホール

1. Tell Your Vision(☆)
2. This Boys Needs to Rock(○)
3. Sing Me Away(▲)
4. Touch of Madness(△)
5. Drama Queen(☆)
6. Rumours in the Air(△)
7. Seven Wishes(○)
8. Secret of My Success(◎)
9. There is Life(☆)
10. Eddie's Comin' Out Tonight(▲)
11. Sentimental Street(○)
12. - - - - - Acoustic set - - - - - Fool in Me(☆)
13. High Enough(◆)
14. Good Bye(▲)
15. - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - Whatever Happend(☆)
16. Four in the Morning(○)
17. When You Close Your Eyes(△)
18. Dont' Tell Me You Love Me(▲)
19. - - - - - - Encore - - - - - - - - - Sister Christian(△)
20. Your Gonna Hear from Me(☆)
21. (You Can Still) Rock in America(△)

(☆)album『Hole in theSun/ホール・イン・ザ・サン』('07)
(◎)album『Big Life/ビッグ・ライフ』('87)
(○)album『7 Wishes/セヴン・ウィッシーズ』('85)
(△)album『Midnight Madness/ミッドナイト・マッドネス』('83)
(▲)album『Dawn Patrol/ドーン・パトロール』('82)
(◆)album『Damn Yankees/ダム・ヤンキーズ』('90) ダム・ヤンキーズ
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ジャパンツアー最終日の記事はこちら

SEBASTIAN BACH in 渋谷C.C.Lemonホール

2007-06-05 | 音楽・ライブレポ
元Skid Rowのセバスチャン・バック(以下バズ)が
9年ぶりの単独来日公演!ということで
旧・渋谷公会堂であるC.C.レモンホールに行ってきた。

スキッド・ロウ時代のアルバム3枚は
当時から聴きこんでいたので予習の必要はないが、
私が彼を観たのは90年のドームの時のみ。

最近はどうなの?ということで
Wowowで放送された昨年のUDOフェスの映像と、
89年にクラブチッタ川崎でSkid Rowとして行った
ライブの2つを鑑賞した。

昨年のウドーのバズはずいぶん恰幅がよくなっていて
声も以前ほどではなかったが、あの長い髪とステージを
動き回る元気さは健在だったのでほっとする。

そのまま続けて89年の映像をみると
これがもうびっくりするくらい細くて美形で
190cmの長身ながら、中性的な魅力に溢れていた。
観客も黄色い声の女子ばかり。
そう、こんな時代がありましたね…。

バズがソロになってからの新曲は、
バズのmyspace(いきなり音が出る)で聴けるらしい。

*

さてCCレモン。
渋谷公会堂時代にも行ったことはなかったので
今回が初めてなのだが、将八のある通りを
のぼりきったあたりの左側にあった。

入り口のドアの上にドーンとCCレモンのロゴ。
商品名をそのままもってくるってすごいよね。
広場ではガンズのチラシが配られていた。

チケットをもぎり、カバンチェックを受ける。
飲み物の売店は二階にあるので生ビールを買う。

スペシャルドリンクとして
CCレモンとカンパリのカクテルもあった。
アルコール類は500円、ソフトドリンクは300円。

ビールを持って席に向かおうとすると、
なんとここはホール内での飲食が禁止であった。
仕方ないのでロビーで飲み干す。
開演時間が迫っていたので焦ったわ。

*

UDOのネット先行予約(カード決済)で取った
チケットは1F、5列目以内の下手寄り。

良席でびっくりしたがスピーカーのすぐ近くだ。
CCレモンは座席の番号さえわかれば、
自分の位置をサイトで確認できるので、
これはじゅうぶんに予測できることだったのだが…。

5分くらいおしてライブが始まった。

とびだしてきたバズは昨年よりもやせており、
あの長い金髪も美しく保たれていた。

いきなりバシバシと頭をふりまくり、
変わらぬ元気ぶりにこちらのテンションもあがったが、
私は直前にガッとビールを飲んでいたこともあって
最初から鼓膜に限界がきていた。

ああ~耳栓もってくればよかったほんとに。

急性音響性難聴は必至だったが、
両手で耳をふさいでいるわけにもいかず、
大音響のせいかヘリウムガスを吸ったあとのような
声に聞こえるバズのシャウトに集中する。

*

セットリストは名古屋、大阪と同じだったようだ。
UDOのHOT NEWSというページにセットリストが
のっていたのでコピペ。UDOさんありがとう。

1. Slave to the Grind(☆)
2. Tornado(◎)
3. Big Guns(◎)
4. Here I am(◎)
5. Stuck Inside
6. Piece of Me(◎)
7. 18 and Life(◎)
8. American Japan!! Metalhead
9. The Threat(☆)
10. (Love is) a Bitchslap
11. By Your Side
12. Monkey Business(☆)~GODZILLA
13. - - - - - - - Encore - - - - - - - You Don’t Understand
14. Clock Strikes Midnite
15. Begger's Day(☆)
16. I Remember You(◎)
17. Youth Gone Wild(◎)

(☆)album『Slave to the Grind/スレイヴ・トゥ・ザ・グラインド』('91)
(◎)album『Skid Row/スキッド・ロウ』('89)

今ならUDOによるバズのツアーリポートも読める。
【UDO HOT NEWS】
面白いので、過去ログとして読めるように
してもらえたら嬉しいな…。

*

私の前方でフライングVを抱えたメタルマイクという
ギタリストがニコニコしながら熱演していた。

UDOフェスの映像で見覚えていたスキンヘッドの
ジョニーは上手側にいて、あまり見えなかったのが残念。
超音波みたいな声を出せるのがすごい。

バズの肩くらいまでしかない小柄な人がステージにいて
びっくりしたが、彼はベースのロブ・デルーカであった。

今回、入り口で配っていたバズ公演のチラシに載っている
ドラマーは急遽来られなくなったようで
元Neurotica、Pitbull Daycareのジェイソン・ウェストが
代役を務めていたが、彼はなかなかカッコよかった。

バズは明るくてからっとしていて、陽気なアメリカン
(カナダ人だけど)で元気いっぱいでよかったな~。

客入りは1Fが8割、2Fが1割くらいで
客層は20~40代(最多は30代だと思う)、
男女比率は男性が6~7割といったところ。

観客も元気でおおいに盛り上がっていた。
まずまずの公演だったと思う。

*

今度の日曜日はやはりここCCレモンで
ナイトレンジャーの公演なのだ。
これにもいきまっせ~。



WIG WAM Japan Tour 2007(名古屋CLUB QUATTRO)

2007-03-01 | 音楽・ライブレポ
wig wamのライブに行くために、こだまにのって名古屋到着。
栄の街はきれいで道路も広く、デパートやビルがたち並び、
何をするにも便利そうで、文字通り栄えていた。

名古屋クアトロはパルコ東館8Fにあった。
東京ではチケット代の他にドリンク代として500円徴収されたが
名古屋はドリンク代込み。これは嬉しい。

キャパシティ500人に対してロッカーは120個で
利用するのに200円かかる。
地下鉄の駅が近いので、駅のロッカーを利用する人も多いようだ。

ハコが小さいのでステージまでの距離も近い。
例によってスケッチャーズを履いた私はステージに向かって
右のスピーカー近くを確保して、わくわくと開演を待った。

今日はFATAL SMILEのマーカスさん…でなく
「Y」をじっくりと観たい。

金具や飾りのたくさんついたタイトな黒いレザーパンツに
ロングヘア、シルバーのアクセサリーをじゃらじゃらつけて
たまにヘッドバンギングしながら黙々とギターをかきならす、
古臭いかもしれないけれど、こういうスタイルが好きなんだな。

時間ぴったりにメンバーが現れ、爆音で演奏開始。
スピーカー近くにいたので音が割れて何を演奏しているのか
聞き取りにくいが、本日の目的は「近くで観る」なのでよい。

ボーカルのHBアンダーソンは身長190cm前後の
メンバーの中では小柄なほうで、
(HBは173cmくらいに見える)押し出しがいい。

その体型に親近感を覚える一方、華麗なマイクスタンドさばきが
なぜだかコミカルに見えてしまうことに困惑するが、
その愛嬌とパンチの効いたしゃがれ声とのミックス具合がいい感じ。

「土の香りがするロック」という表現をしている人がいたが、
それを読んではたと膝を打った。私はけっこう好きです。

Neo Natural Freaks
Bleeding Kiss
Common People
ColorBlind
Crash & Burn
Learn - Love - Hate

あたりをやってたかな。
曲の合間に「物販でおれたちのTシャツ買ってね!」みたいな
ことを言うのが面白かった。

そして東京と同じ「マザファッカイエィ!」連呼で
和気藹々と終了。

私は前方にいたので客全体の盛り上がりが
どの程度だったかつかめなかったが、
メンバはそれなりに手ごたえを感じたのではなかろうか…。

最初に登場したときにHBが日本の旗をまとい、
Yが腕に日の丸鉢巻をしていたが
これ、けっこう嬉しいものですね。

クアトロはこじんまりしているだけにステージも小さい。
FATAL SMILEの機材は舞台正面からフロアを経由して
運び出されていったことに少しびっくりした。

*

さていよいよWIG WAMだ。
スポーティのドラムセットにかけられていた布が
取り払われ、フロアのテンションもあがってくる。

ティーニー、フラッシュ、スポーティが定位置につき、
WIG WAMANIAが流れ、スモークの中からグラムが登場!
あの羽根飾り大好きだ~。

私はさっきと同じ場所にいるので音響は相変わらずだが
ステージの彼らを近くで観ることができて嬉しい。

フロアをそっとふりかえると後ろは黒山の人・人・人…。
みんな笑顔で楽しそうに参加している。

演奏が始まってももみくちゃになるでもなく、
お互いに気遣いながらも全力で楽しんでいるのは
名古屋の美徳なのではなかろうか、と
新木場で両脇から圧縮された私は思う。

まあ、もみくちゃになるのもよいものですが…。

グラムはきれいなブルーの瞳をしていて、
青いシャドウがよく似合っていた。
あの唇の色も違和感なかったな。
私が見慣れただけなのかな?(^^;)

終始嬉しそうに歌っていたし、
かなりリラックスしていたようにも見えた。

日本語の勉強をしてくれたようで、
「(なんとか)! トヨタッ!」
とトヨタだけ妙にクリアな発音で叫ぶので笑ってしまった。

フラッシュのカウボーイスタイルは私の好みと
どんぴしゃなので間近で見られて幸せ。

ティーニーも頻繁にこちらに来てくれるので、
あのふわふわヘアにみとれながら
ピョンピョンとジャンプしてアピールしてみる。

セットリストは東京のものをベースに
After The 9 O’clock News
Slave To Your Love
を入れてきた。

MCはずいぶんわかりやすくしてくれてたな~。

グラム:イェーイ!
観 客:イェーーイ!!
グラム:おれたちは今おなじ言語を話している!
笑った。

DVDで観た、あのカフスとトリムに
毛皮のついた真っ赤なコートを羽織って
出てきたときには嬉しくて凝視してしまった。
これは東京では着ていなかったと思う。

「名古屋は盛り上がらない」
「名古屋はいつも公演を飛ばされがち」
と名古屋の方たちからうかがったけれど、
一昨年参加したモトリー@愛知県民体育館にしろ
今日のウィグワムにしろかなり熱かったけどなあ。

私としては移動時間や交通費含めて
名古屋までならなんとか行ける距離だし、
東京よりもアーティストを近くで観られるのはありがたい。

これからもどんどん名古屋でライブをしてほしいです…。

ラストのIn my Dreamsの演奏が終わり、
どこからともなくアカペラで観客がサビを歌い始め、
それがずっと続いたのには感動した。

Thank you for splendid time!!

*

渋谷O-EASTでのwigwam公演の感想は【こちら】