ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

元々が・・

2012-10-02 18:48:21 | ひとの幸福
人間が元々善なるものなら、何故獣性が現われるのか?

やはりそれは肉体という物質を持つもの・物理的世界に住むものだから、

相対的な存在でしか在りようが無いからか・・・

『非善』という状態に居なければ『善』という状態には“なれない”から。

赤ちゃんという時代の意識は脳波がシーター波で、暗示を受けやすい、

鵜呑みする・・という在りようをしている。

謂わば、周りと一緒。否定なし。絶対の世界に居る。

魂のまま、と言ってもいいのかもしれない。

なんの判断も無い。楽園。

生まれたばかりの赤ちゃんが虐待を受けても感情的に苦しむことはないのじゃないか。

それを鵜呑みするだけだから。

まだへその緒の付いた赤ちゃんが死んだ状態でゴミ袋から発見されることがある。

それを聴いた大人は非常に辛い思いをするけれど、

赤ちゃん本人の顕在意識では何にも思わず死んだのだろうと思う。

赤ちゃんは人として扱われる事で人間になるということははっきりしてるみたいだ。

下條信輔教授の「まなざしの誕生」という本にそうあった。

人として扱われる経験をしないうちに殺されてしまったら、

苦しみを苦しむことが出来ない。

狼に育てられた赤ちゃんは人間のようではない。

身体の使い方も意識も。

話が違う方へ行ったかな・・・

そんなふうに絶対の世界からこの世という相対の世界に赤ちゃんはやって来た。

なので、獣性もなければ、それが無くなる嬉しさを体験できない。

そういうことなんじゃないか・・・



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引き出し合い

2012-10-02 15:41:26 | 実例体験観察
或る場合の長女に対しての自分の在りようが変わったことで、

それがキッカケで長女は飛躍的に変わったように感じられる。

それは勿論キッカケに過ぎない。彼女は自分をよく観察し、

とてもよく考えるタイプなので、苦しんだ分成長したのかと思う。

けれど、夫に対しての日常の自分の在りようが或る部分、全然変わってないので、

夫も変われずに居るのか・・とやっと気が付いた。

偉そうに云ってるんじゃないよ。

自分が変われば世界は変る、というような言葉はいろいろな本で見ることが出来る。

どんな時の自分の何が変わることでそうなるのか・・・

夫を非難しているわけじゃないときにでも、

何かしら自分が真実じゃない在りようのとき、相手は確実にそれを嗅ぎ取る。

嗅ぎ取ったそれに反応する。

そんなふうに思う。

ひとは瞬時に相手の在りようがわかる。

それは意識的にわかるというより、無意識的にわかるもの。

互いに在るものを引き出し合っている。

何が引き出されるかはこちらの在りよう次第なのだと思う。


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軽んじる

2012-10-02 14:17:43 | 実例体験観察
『なめられる』の元は「無礼」の動詞化だということを広辞苑で知った。

軽んじる、という表現もあるけど、正式には「軽んずる」らしい。

(カロミスの音便)ともあった。

大切に思わない。見下げる。侮る。という意味。

夫に対しては侮って言動してしまうことがあるけど、

隣の旦那さんのことは侮らない。

ついつい夫には気安く、軽んじるモードの時が私にはある。

夫も私に対してはそういう言動が見られる。

楽しい冗談を言い合っている場合なんかもあるので、

軽んじる、そのことが悪いと決め付けることはできないけど。

けど、普段、冗談モード以外では、

友人や近所の人には絶対なめるような態度はとらない。

やはりそれも、友人や隣人は私たちに見下げるような態度はとらないからだろう。

私と夫は互いに冗談モードでない時にでも、

相手をなめて(無礼な態度)相手の獣性を引き出すことがあるようだ。

昨日一昨日と少し遠くの友人が遊びに来てくれた。

いろんなこと話して聴いてとても楽しい時間を過ごした。

そうしたなかで、或る場合の夫に対しての在りように目が向いた。

夫が獣性を引き出されるような応対を私はしていた。

この発見、気付きは私にとってかなり大きい。

すごく嬉しい。





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ごめんなさい

2012-10-02 10:34:20 | 実例体験観察
自分がした失敗でひとに多大な迷惑をかけてしまったときなど、

本当に心底「ごめんなさい」と謝ることはある。

なので、言葉の「ごめんなさい」をどういう気持ちから発しているかは

いろいろとあるだろう。

混雑した中を通る時、さりげなく「すみません」とか「ごめんなさい」とか発することもある。

その「ごめんなさい」は謝っているというより、

「通させてください」とお願いしている気持ちだろう。

言葉、音は同じ「ごめん」でもいろんな意味合いがある。


夫に言う、或る場合の「ごめんごめん」は昨日書いたみたいに、

夫から荒々しい気持ちを引き出してしまったのかと思った。

そう、いじめられっ子がイジイジしていると、

いじめる側はもっといじめたくなるように。

私の在りようが夫にそういう態度をさせた、そう思った。







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台風一過

2012-10-01 14:05:00 | 日々の暮らし・思い出
昨夜台風が去って、外に出たら、満月が静かにこうこうと照っていた。

星も出ていた。

月がじーっと私を見ているような気がした。

今日は十月の一日。早いなぁ。あと三月で今年も終わる。

あと数日で石垣島に行く。

娘が子供を産んだので、ちょっと手伝いに行って来る。

イブの弟だ。アダムと呼ぼう。

イブはアダムを可愛がっているという。どんな感じなんだろうか。

私が次女を産んだとき、長女は2才で保育園に通っていた。

保母さんに赤ちゃんは?と聞かれて、

「まだ居るよ」と答えたそうだ。

いきなり現われた客のようだったんだろう。
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なめられる

2012-10-01 13:50:37 | 実例体験観察
私は夫に注意された時に割りと軽くごめんごめんと言ったりする。

悪いと思ってなくても、そう言っているな、と気が付いた。

けれど、「ごめん」と聞いた側は、

失敗したそのことを“よくない”と思っているんだなと解釈する・・・

すると、相手は、そうだそうだ、お前が悪い、とエスカレートするんじゃないか・・・

ごめんと言うことは謝る、わびる、という意味なので、

悪いと思ってるから謝るんだろう、ということになって。

そんなふうで「ごめんごめん」「ごめんね」と口走るひとはなめられやすい。

・・んじゃないかと思った。

「この野郎!なめんなよ!」という言い方の『なめる』は、

「なめ(無礼)」の動詞化であり、

意味は相手又は事を、頭から馬鹿にしてかかること。みくびる。


失敗はしても、それが“悪い”となってないことで、ごめんごめんを言わず、

あー、失敗したね、という自分への観察だけの言葉を発すると、

相手は非難交じりに注意したことが、恥ずかしく“なる”・・・

どうもそういう感じになる。

そうなるのは当たり前といえば当たり前か。



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右折失敗・・・

2012-10-01 13:03:39 | 実例体験観察
私が何か失敗して、夫が攻撃的に注意した。

失敗は失敗なので、そうかと思ってやり直した。

けれど、少し不快感を感じた。

その暫く後で、そのことを茶化して、

まるで私が人でも殺したように攻撃するんだから~と和みモードで言った。

夫は「未熟者なもんで・・」と笑いながら言った。

その日のうちだったかと思うけど、出かけた。

私が運転して、夫が助手席に乗った。

片道三車線の道路の十字路を右折しようとした時、

私は間違って対向車が向かってくる方の車線に右折しようとしてしまった、その時、

夫がアッ!違う!とか瞬時に叫んだ。ただ驚いただけのようだった。

すぐに訂正して右折するべき道に向かって事なきを得た。

その後、夫から何の言葉もなかった。

こういうときいつもなら、彼は必ずナンタラカンタラ私に注意する。

それが、なんにもなかった。

その結果、今後は気をつけようと強く思った。

注意されて反省した時よりも、静かに強くそう思った私だった。

このことで思った。

非難交じりに注意されると、注意された側は失敗したとわかっても、

否定されたと感じるので、イヤな感じを持つ。

嬉しくてたまらないという感じにはならない。

それが相手から何にも注意されないと、

イヤだという気持ちにならないから、その分のエネルギーが

ストレートに自分がしたことに向かう、そういう感じがした。

否定されるとひとは反発気分になることが多い。

先に反発の方に気というエネルギーを使ってしまい、

注意された内容の方にエネルギーが向かうのが遅れる。

そういうことなのか、と思った。



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