この前読んだ本からの抜粋・・・・
・・・トーマス・ホームズ、リチャード・ラーヘ両博士は
発病の可能性を見るために、
ストレスの誘因となる43の項目を表にしてその物差しとした。
配偶者の死後1,2年以内にガン、その他の重い病気にかかりやすい。
伴侶を失った悲しみは免疫力を一年以上の間弱めることが明らかになった。
別の研究でコントロールできないストレスは、
その日のうちに病気と闘うT細胞の力を弱めることがわかった。・・・
・・・以上。
仲のいい夫婦の死期は近い、というのを聞いたことがあるけど、
こういうことなのかと思ったよ。
私の母は父の死後32年間生きた。
その事実は何を物語るか!?
そう、その通り母の場合、伴侶を失った悲しみ・・ではなく、
伴侶を失った喜び・・だったからだと思う。
父の死後、母の免疫力はぐんと高くなったんじゃないかしらん。
父はいろいろと問題を起こす人だったので、
その父が亡くなって、母は本当にせいせいしたんだろうと思う。
そんなことを言っていた。
父の葬儀の際、ある時母が泣いているのを見て、
あんな父だったけど、母も泣くんだなと思って、後でそう言ったら、
即座に「もらい泣きしちゃったよ」と言ってた。
悔やみを言ってくれた人が泣いてたもんだから・・・って。
そう言った母の様子を見て、その言葉に嘘はなかった気がした私だ。
父がちょっとかわいそうだけど、母がそう思ってしまったのも本当に無理はないと思っている。
そんな夫婦なら離婚してしまえばいいのにと若い頃は思ったこともあるけれど、
大正生まれの母はそういう選択肢を選ばなかった。
いいとか悪いとかそんなことは一切言えないし、ない。
夫婦という人間関係は人間関係の中で一番密度の高い関係かなと思う。
全ての人間関係はひとを成長させるためにあるのかと思っている私だけど、
配偶者の言動が自分にとってあまりにハードルが高い(受け容れられないことが多い)と、
生きる気力もしなびてしまう。
ハードルの選手もいきなり高いのを飛ぶ練習をするわけじゃないだろう。
今の自分の能力よりちょっと高いハードルから始めるんじゃないかと思う。
私も前の夫は当時の私にとって、本当に高いハードルだったなぁ。
そのハードルを越えようとホント頑張ったなぁ・・
その頑張りが無駄だったとは全然思わないし、
今の自分に繋がっていると確かに思うけれど、
別れたその晩、帰って来て、明かりが付いていない(夫が居ない)のを見たとき、
解放感で胸ははちきれんばかりだったことを思い出す。
そんな解放感が人生に一度もない方がいいに決まっているんだろうけど、
今の夫がもしも、私より先に亡くなるようなことがあったら、
解放感なんか絶対ないと思う。
免疫力も下がってしまう気もする。
多くの幸せを与える人は多くの悲しみも与える。
多くの人にすごく嫌われている人間は最後に多くの人に大きな喜びを与えられる。
何故ならその人は居なくなること(死ぬこと)が出来るから。
こういう話も何かの本で読んだことがあるよ。
・・・トーマス・ホームズ、リチャード・ラーヘ両博士は
発病の可能性を見るために、
ストレスの誘因となる43の項目を表にしてその物差しとした。
配偶者の死後1,2年以内にガン、その他の重い病気にかかりやすい。
伴侶を失った悲しみは免疫力を一年以上の間弱めることが明らかになった。
別の研究でコントロールできないストレスは、
その日のうちに病気と闘うT細胞の力を弱めることがわかった。・・・
・・・以上。
仲のいい夫婦の死期は近い、というのを聞いたことがあるけど、
こういうことなのかと思ったよ。
私の母は父の死後32年間生きた。
その事実は何を物語るか!?
そう、その通り母の場合、伴侶を失った悲しみ・・ではなく、
伴侶を失った喜び・・だったからだと思う。
父の死後、母の免疫力はぐんと高くなったんじゃないかしらん。
父はいろいろと問題を起こす人だったので、
その父が亡くなって、母は本当にせいせいしたんだろうと思う。
そんなことを言っていた。
父の葬儀の際、ある時母が泣いているのを見て、
あんな父だったけど、母も泣くんだなと思って、後でそう言ったら、
即座に「もらい泣きしちゃったよ」と言ってた。
悔やみを言ってくれた人が泣いてたもんだから・・・って。
そう言った母の様子を見て、その言葉に嘘はなかった気がした私だ。
父がちょっとかわいそうだけど、母がそう思ってしまったのも本当に無理はないと思っている。
そんな夫婦なら離婚してしまえばいいのにと若い頃は思ったこともあるけれど、
大正生まれの母はそういう選択肢を選ばなかった。
いいとか悪いとかそんなことは一切言えないし、ない。
夫婦という人間関係は人間関係の中で一番密度の高い関係かなと思う。
全ての人間関係はひとを成長させるためにあるのかと思っている私だけど、
配偶者の言動が自分にとってあまりにハードルが高い(受け容れられないことが多い)と、
生きる気力もしなびてしまう。
ハードルの選手もいきなり高いのを飛ぶ練習をするわけじゃないだろう。
今の自分の能力よりちょっと高いハードルから始めるんじゃないかと思う。
私も前の夫は当時の私にとって、本当に高いハードルだったなぁ。
そのハードルを越えようとホント頑張ったなぁ・・
その頑張りが無駄だったとは全然思わないし、
今の自分に繋がっていると確かに思うけれど、
別れたその晩、帰って来て、明かりが付いていない(夫が居ない)のを見たとき、
解放感で胸ははちきれんばかりだったことを思い出す。
そんな解放感が人生に一度もない方がいいに決まっているんだろうけど、
今の夫がもしも、私より先に亡くなるようなことがあったら、
解放感なんか絶対ないと思う。
免疫力も下がってしまう気もする。
多くの幸せを与える人は多くの悲しみも与える。
多くの人にすごく嫌われている人間は最後に多くの人に大きな喜びを与えられる。
何故ならその人は居なくなること(死ぬこと)が出来るから。
こういう話も何かの本で読んだことがあるよ。