去年の末頃から、ボタニカルアートの教室に行き出した。
月に2回で一回6時間ほど。
何故そんなに長い時間なのか聞いたら、
水彩絵の具を塗ってから、乾くまで待って、
次にまた塗るという行程が多いからだという。
以前、ボタニカルアートの絵を見た時に、こういうのを描いてみたいなぁと
思ったことがあり、そのままただの憧れだったんだけど、
たまたま近くにその教室があることを知り仲間にいれてもらった。
絵を描くなんて何十年もしてない。
ボタニカルアートというのは、
とにかく写実的に描くものだそう。
正確に、脚色せず、そのもの通り、植物図鑑にある絵のように。
まだ色を塗るのは練習してるだけ。
鉛筆でその通り描くのを10 枚くらいかな描いた。
それが楽しいのだ。
気がついたら4時間位描き続けたこともある。
自分でもびっくりしてる。
楽しい。
集中することが楽しい。
なんだろう?集中することが楽しいなんて、
今までそんな表現したことあるか?
記憶にない。
面白いと思って本を読んで、そのことを楽しいと表現したこと私あるか?
読むということと、描くということ、の違いかもしれない。
本の文字を読む →感じる。何を言っているのか、何を伝えようとしてるのか考える。
ボタニカルアートは、植物を見る →その物をそのまま描こうとする。
考える、という事はしない。
ただただその通りに描こうとする、それがいいのか。
何が楽しいのか、自分に問うたことなんてなかったけど、
人から、ボタニカルアートやってどう?というようなことを聞かれた時に
集中するのが楽しい、という言葉がすぐに出た私。
よく見てその通り描く。何も考えずに描く。
それがいいのだろうなぁ。