昨夜、母方の伯父の通夜に行って来た。
その連絡を実兄から受けて、行くか行かないか、少し迷った自分だった。
儀式という形に馴染めないというか・・・行きたいというふうにならない自分。
実兄は私の今までの生き方・・というか、やって来たことに多くの反感を持っていたようで、
かなり長い間、疎遠になっていたんだけど、
実母が病に倒れたとき、私がたまたま近くに居て、
いろいろ動けたりしたことがきっかけになり、
根雪が少しずつ少しずつ溶けるように・・・なり・・・
今、心が通ったな・・と思うことも何度かあるようになり・・・
去年の大晦日から実兄が住む市の近くの街に私が住むようになったので、
今回の連絡をくれたのだろうと思った。
出席した方が今後のためにいいな・・というような一種の打算で
行きますと返事した自分だった。
通夜の席の前後に少し話しが出来るような間があって、
・・さっき、こんなことがあってね・・・・と、わたし、
三十年近く前の幾つかの出来事など、まるでなかったような口調で話しかけ・・
兄も同じような感じでふふ~んと聞いてた。
同じ場に居たいとこが若い頃の母の話しをしてくれ、
若かった母の初めて聞くそのエピソードにびっくりして、
兄に知ってた?と聞いたら、そんなこと知ってたよと笑って言ってた。
通夜の主人公なのかな、亡くなった伯父は
小さな私にとって、会っている時はいつもいつもニコニコしていて、
私が育った家の雰囲気とはまるで違うものを感じさせてくれた人だった・・・
そんなこともじっくりと思えた通夜の席でした。
通夜とか葬式といった形式にそっぽを向きたがる自分というのは
形ばかりに拘る頑固者なんだろうと痛感した昨夜の通夜でした。