ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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思い

2012-10-04 09:42:19 | ひとの幸福
机は構造なのか概念なのか・・なんて書いたけど、

「構造」という言葉は言葉なので、概念。

「概念」の意味は事物の本質をとらえる思考の形式。

「人」という概念もある。

概念は言語に表現され、その意味として存在する。(広辞苑より)

「机」という字は思い、なんていうと誤解されそうだけど、

「机」という認識が在ることと、机そのものが在ることは別。

目隠しされて入った部屋に机が在っても、

目隠しされてる自分にとっては「机」は無い。

「机」という言葉が頭に浮かばない。

事実はそこに在っても、認識が無いと自分にとっては机が無い。

アインシュタインが誰も見ない月は無いと言うのか???と叫んだらしいけど、

誰も月を見なかったら「月」という言葉は存在しない。

「誰も見ない月」という言葉が在るなら、そこに既に月は在る。

幽霊なんかいない。UFOなんて無い。魂なんて無い。霊魂なんて無い。

あの世なんて無い。

そう言う人にとっては無いんだろう。

けれど、そう言ってるということはそれが在るとなってる、ということ。

無いものが在るとわかっている。

でも、そういう自分を知らない。
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つくりと働き

2012-10-04 09:15:15 | 新聞を読んで
今朝の毎日新聞に養老先生の文章が載っていた。

時々養老先生のこの欄が出て来る。今日のはこういうの。

口というのは解剖学的な器官の名前じゃなく、

機能を表わす言葉、概念である。肛門もそう。構造の名は肛門管というらしい。

口は構造名は唇と口腔。

「つくり・構造」と「機能・概念」との相異について云ってた。

口を慎め!なんていうのは働きについて云ってる。

概念の言葉は多い。敵・味方なんてのもそうだ。

昨日の敵は今日の友というように、ころころ変わるもの。

まぁ、口は機能を表わす言葉・概念だけど、肛門に変わったりしないけどね。

でも嘔吐なんかは口が出口になってるなぁ。でもそれは働きじゃないか・・

いや、働きといえば働きだよね。

「お金・現金」というのも概念だね。

その紙や金属、通帳の数字にはそういう働きがあることを表わしている。

「机」というのは構造なのか概念なのか・・・

それを踏み台としてしか使ってない場合も広い世の中にはあるかもしれない。

ダイニングテーブルなんかも、物置にしてる人もある。

そういう場合、つくりはテーブルだけど、機能は物置。

まぁ、いいや、そういうことはどうでも。

構造は簡単には変えられないど、機能だったらいくらでも変わる可能性がある。

意識は機能、はたらき。



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