2010年1月9日(土曜日)
午前11時17分の地震は震度2・・・
ドーン! と直下型の地響きがきたので、身構えたけれど
そのあとは横揺れもなく、おさまった。
いつもになく、不安が胸の内にうずまき、ドキドキがおさまらなかった。
直下型は怖い。
敦賀半島にも、滋賀県との県境にも活断層があるだけに
油断はできない。
もんじゅの再開、1号機の運転延長と原発に関係するみなさんは
浮き立っているけれど、人知の計り知れないところで
自然界は、思わぬ災いを引き起こす。
何かの前触れでないことを願うしかない。
さて、今日の中池見関連ニュースです。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20100108-OYT8T01502.htm
中池見湿地に水田復活
希少植物の移植成功
中池見湿地(敦賀市樫曲)の保全に取り組むNPO法人「中池見ねっと」が、
昨年から始めた水田での植物生育研究の成果をまとめた。
取り組みによって湿地内に水田を復活させ、オオアカウキクサなど
希少な植物4種類を移植することに成功。
成果報告では「環境に適度に人間の活動が加わることで生物の多様性が広がる」
としており、2010年度からは水田で昆虫を再生させる事業にも取り組む。
中池見湿地は、里山に囲まれた約25ヘクタールの泥炭湿地。
1992年に大阪ガス(大阪市)による液化天然ガス備蓄基地の建設計画が
浮上したが中止となり、02年に同社が湿地を含む約80ヘクタールを
敦賀市に寄付した。
湿地では、以前は稲作が営まれていたが、液化天然ガス備蓄基地の
建設計画が持ち上がったことから、耕作は放棄されたままに。
主に水田や周辺で生育していた植物も少なくなっている。
そこで水田を復元し、以前の生育環境を取り戻そうと、
中池見ねっとが同市から約1400平方メートルを借り、
昨年3月から耕作を始めた。
メンバーら約20人がスコップやカマを使って草取りやあぜ作りに取り組み、
耕運機で土をおこして水田を整備。
田植えや稲刈りも行った。
並行して植物の移植を進め、同年6月頃には
オオアカウキクサ、デンジソウ、ヒメビシが順調に増殖していることを確認。
ミズアオイも同年9月に花を咲かせた。
移植した植物はいずれも環境省のレッドリストに掲載され、
「絶滅の危険が増大している種」とされている。
中池見ねっと事務局長の増田茂さん(52)は
「水田を復活させることで、かつての自然の姿を取り戻せると
確認できたことは大きい」とし、
「今後は市民のボランティアも募り、取り組みを広げていきたい」と話している。
(2010年1月9日 読売新聞)
こちらはその「中池見ねっと」のホームページ
http://www6.plala.or.jp/nakaikeminet/index.html
ウエットランド中池見のホームページもご紹介します。
http://www.nakaikemi.jp/