はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

当事者主権によるニーズ中心の福祉社会に向けて~次世代型福祉戦略

2010-01-31 | ジェンダー関連

2010年1月31日(日曜日)
今日は午後1時半からのシンポジウムに参加するため
秋葉原へ・・・
UDXギャラリーというところへ1時に到着。
で、このUDXっていったいなんのこと?
いろんな人に聞いてみたけど誰も知らないという・・・

家に帰ってから検索してみました。
秋葉原UDX(あきはばらユーディーエックス、
Akihabara Urban Development X)

JR秋葉原駅から徒歩2分、
東京地下鉄銀座線末広町駅・つくばエクスプレス秋葉原駅から
徒歩3分と交通利便性が非常に高く、
NTT都市開発を始めとした企業の本社、
および日立グループ企業が多数入居している・・・んですって・・・

このナウい超高層ビルで開催された
シンポジウムは
「当事者主権によるニーズ中心の福祉社会に向けて
                 ~次世代型福祉戦略」
と題して超豪華パネリストが4人も勢ぞろい・・・
上野千鶴子さん
中西正司さん
樋口恵子さん
大沢真理さん
これで参加費が1000円なんて、すごい得した気分!

このシンポジウムに助成しているキリン福祉財団のかたの
あいさつもとてもよかった・・・
こういう企業がドンドンふえてくれるとうれしい。

最初は上野千鶴子さんの
「介護される側の論理:当事者主権の立場から」というお話。
とてもわかりやすく、最近少々なまっていたわたしの
おつむにもピンピンと響いてくる。

続いては高齢社会をよくする女性の会理事長の樋口恵子さん
動脈瘤破裂寸前で大きな手術を受けられたというのに
元気な話しっぷりは以前にも増して歯切れがいい。

三番手は大沢真理さん
現在の日本の税収より社会保障費が上回っている
福祉政府の惨憺たる現状と
生活の協同に根ざした組み換えが必要であることを力説された。

最後のパネラーは主催の全国自立生活センター協議会の
中西正司さん
中西さんと上野さんの出会いが「当事者主権」という
言葉をあみだし、共著にもなっている。

障がい者も高齢化になっていくし、
高齢者も障がい者になっていく現実のなか
福祉サービス・ユーザーユニオンの設立を目指そうという
高い理想をかかげ、日々闘っている中西さんの熱い思いが
胸を打つ。

第1部が終わり、第2部は休憩中に会場の参加者からよせられた
質疑応答にたいし、コーディネーターの上野さんを中心に
議論が繰り広げられた。

な~も社会のためになっとらんのに長生きして
みんなに迷惑かけとるだけやわ・・・と口癖のように言う
タミヨさんの言葉はそういわせる社会に問題がある。

ちょうどわたしの目の前にすわっていた女性は
タミヨさんより1歳年上の方だった。
わたし、かわいいおばあちゃんにはなれないのよ・・・と
笑っていらした。

障がい者は社会貢献度が低い!などと平気で口にする
ブログ市長の竹原さん・・・
こういうシンポジウムにこそ参加してほしいわね。

コメント
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