今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「家売るオンナ」一話の感想

2016-07-14 12:03:38 | ドラマ
北川景子が怖い顔をして不動産物件を成約させるドラマです。
決まり文句が「私に売れない家はありません」
これはドクターXの大門を意識した言葉でしょう。ミエミエですね。
 
しかし、彼女の仕事場はこじんまりした事務所ですし、至って普通な社員ばかり。
個性の強い人はいないです。
課長からして「まぁまぁ…」的な、色々遠慮して物がはっきり言えないタイプです。更にガンガン仕事するタイプがいません。
これって普通すぎ?
イモト演じる女子社員は全く仕事していない様子。パソコンでネット見てたり怠慢もいいとこです。
そこへ鬼のような顔をした三軒家万智がやってきます。どうやら係長みたいな立場のよう。
そして次から次へと部下にやってはいけない命令を出し、仕事させます。
 
イモトは通りに立たされサンドイッチマンにさせられ、事務所では体にガムテープを巻かれて電話で営業をかけさせられます。
まぁ昔よくあった営業なのですが、今はなくなりました。
それを強制させるのですが…
この辺はご愛敬。
 
今回は、夫婦とも医者で、一人息子は亡くなった祖母のいない寂しさから卒業できず、女医である客は新しい家を探しているのですが、病院近くの一戸建ての広い家を望んでいます。
でも、都心にそんな物件は出てこない。
買い手のつかない1LDKの病院近くのマンションをこの家族に進めようとする万智。
その為に、一晩泊まり込んで息子の世話をし、家をリサーチし、この家の何が問題で何が解決になるかを熟考する彼女。
 
次の日にはマンションに一式家具を配置し(いつの間に?)おばあちゃんの思い出の琵琶の木を挿し木した鉢植えを置きます。
しかもそこから病院までは徒歩3分なのです。
万智は、内見で新しい生活をまざまざと描いてみせてくれます。
そして女医夫婦は一発で気に入り、ここを買うと決めます。
 
驚いたのは、万智が息子にはっきりと人間が老いて死ぬこと、生死の不条理を説いたこと。
このきっぱりとした態度。
子供に真実を教えることは大切なのだなと思いました。
 
「一晩泊まって家をリサーチしたくらいでそこまで出来るか?」と思いますが、
普段の剛腕ぶりからして、ありえない感じにも見えません。
怖い顔が似合う北川です。
 
何か今の生ぬるい仕事の仕方に喝を入れるような痛快さです。
「セクハラ」とか「パワハラ」とか言われてしまうのを吹き飛ばすような仕事っぷり。
面白いというより、可笑しくてたまりません。
色々権利や制約ばかりの今の仕事場ですが、窮屈さを吹き飛ばす爽快さがあります。
風穴を開けるのは女なんでしょうか…。
 
終わりに、万智が殺人事件のあった事故物件に住んでるのが分かりました。
どんないきさつがあったんでしょうか?気になる…
 
これからどんな客が現れるのか、想像も出来ません。楽しみです。

「好きな人がいること」初回の感想

2016-07-13 15:29:33 | ドラマ
滑り出しですが、初回は紹介のため、何か全体が変でした。
急ぎ過ぎと言うか、漫画のノリなんですかね。
登場人物の行動が子供じみていて、社会不適応者みたいです。
夏向?という人の傲慢でセクハラまがいの行動。なんじゃこりゃって感じ。
まぁ三男の冬真はいいとして…
 
粗筋ですが…、ケーキ職人の美咲。
今までの仕事をたまたまクビになって新しい仕事を探している間に、先輩の千秋が偶然声をかけました。
湘南の自分のレストランで働かないかと言うのです。
千秋は美咲の先輩で初恋の人。4年間恋をして来なかった彼女は「今年の夏は恋します」と意気込んで湘南にやってきます。
勤めてるところが改装中で暇だと嘘をついてしまいましたが‥
そこで偶然に出会った男がまた最悪の男…
それは、千秋の弟の夏向でした。
 
一番上の千秋(のだめを思い出す)が可愛いイケメンの三浦翔平です。
もっと重みがあってもいい気がするのに、なんとも軽くて頼りなさそう。
三浦さんミスキャストだったのかな?
自分でどう役作りしていいか分からないように見えます。
フワフワして台詞も棒読みです。うーん…
 
桐谷さんは27才でケーキ職人。並々ならない闘志を胸に秘めて、ケーキ作りに勤しんでいます。
なのに二男は美咲と出会った特の印象が悪くて、「遊び半分で適当に仕事してる下心丸出しのやつ」と決めつけます。
美咲は、職人気質もいいとこで、不眠不休でケーキの創作をしているのですが…
美咲が作ったケーキは床にぶちまけられるわ、セクハラでキスされるわで、なんと可哀想なこと…
 
しかし最後の方でやっと夏向は美咲が本気でケーキを作っていることに気づくのです。
そして「ハッ」とするのです。
 
まぁ何もかもこれからです。美咲は27才。初心すぎるし子供っぽいのが心配です。
新しい職場で恋もやろうなんて、ちょっと欲張りじゃありませんか?
 
それにしても桐谷さんの細いこと…。頑張って張り切っても、バッタが跳ねてるみたいで貧相です。
細けりゃいいってもんじゃないと分かりましたね。若い時は健康的に見えないとダメです。
さぁこの話、どうなるんでしょうね。
ケーキ作りの話が主なのか恋愛なのか。
 
美咲は二男と打ち解けて、何でも言い合えるいい仲になる。
二男も彼女が好きになって、そこへ入ってくる三男と三角関係になる。
…長男とは結ばれないでしょ。
別次元の人という感じですから。
そして意外な顛末で美咲の心は吉田さんへ行く…とか、ないですかね。ないでしょうね。

「神の舌を持つ男」一話の感想

2016-07-09 16:37:17 | ドラマ
一話目を見ました。意外に面白かったです。
てっきり料理人の話かと思っていたら、なに?温泉のお湯を舌で分析してしまうと。それも一瞬で?
すごい能力ですが、私は昔深夜帯にやっていた温泉マニアのべに子さんを思い出しました。
V6の番組でやっていました。
彼女は車でどこまでも出かけて行き、露天風呂や温泉に入りまくっていました。
泥水にしか見えない場所でも入ってましたね。そしてお湯を舐めて成分を当ててました。
でも蘭丸のように詳しくはなかったですけど。
 
ところで、今回の主人公とその仲間は今まで見たことのない変わった設定です。
主人公は舌で成分分析が出来るだけでなく、三助という、温泉でマッサージや湯かけをする祖父の孫で、その技術を引き継いでいます。
蘭丸は雅という芸者を追っているのです。ここが分かりませんでしたが、何かを思って彼女を追っかけているのです。
彼にくっついて骨董品を売り歩く光と、何者なのか分からぬ佐藤二郎演じる寛治。
この3人が温泉宿を巡り歩いて、雅を探しながら、そこで起こる事件も解決していくという話らしいです。
 
今回は人物紹介があったので、1人語りやおふざけで、前半はかなり茶番劇っぽかったです。
舞台のような大げさな演技が寒かったですが、事件の背景やいきさつも説明しなければならず、忙しかったですね。
環境省のお役人が殺されていて、そこには環境保護団体と町との衝突があり、また宿の源泉かけ流し湯の偽装があり、なんと女将が殺人を工作したという話でした…
でも一つ一つのトラブルは、ありそうな話でした。
色んな要素を持ってきて、前半のこっけいさとは裏腹に後半はシリアスでした。
 
木村さんが熱演していて、イメージが変わるのが心配なほど頑張っておられました。
佐藤さんもいつものおとぼけの味を出しています。
この二人の陰に隠れて無色透明でほとんど出番がなかった向井理の蘭丸でしたが、最後の15分くらいで本領発揮し、見事に事件を解いてくれました。
今回の謎解きは、とても分かりやすかったです。
温泉組み上げのポンプが壊れたことで蛍が上流に上がってきて、蛍の乱舞となった皮肉な顛末もなかなかでした。
 
しかし、若いということは無個性ということなのか‥
祖父の日野正平さんの色気と来たら…。人生経験の差?…思わず見入ってしまいました。
女将の片平なぎささんも、いいですよね。大人の魅力一杯です。
 
一話ごとに舞台が変わってゲストも変わるんですね。
どんな話が待っているのか、これからが楽しみです。

「ドクターX」スペシャルの感想

2016-07-04 10:23:52 | ドラマ
途中寝てしまって熟睡、気づいた時には12時という最悪な事態でしたが、幸運にも録画を録っていました。
深夜見直しますと、いやーなかなかよく出来たドラマではありませんか。
舞台は金沢なのですね、(途中まで戸塚だと思ってた)
 
やや定型化した筋書きですが、今回は捻ってきました。変化球です。
大物だけどあくどくて、相当な腕を持っているのに今は外科手術をやらない。得体の知れない男、ビートたけし演じる黒須病院長。
そんな裏の顔を持った男にスカウトされて病院に赴き、今まで通りの流儀を貫き通そうとする大門未知子。
しかしそこは創薬の研究開発の拠点だそう。
「外科手術は野蛮な治療法、内科的治療で全ては収まる」という考えの病院長に未知子はたじたじです。
確かにかかる経費を考えたら、少ない費用で多くの患者が助かるのは内科的治療、投薬による治療なのです。
しかも、大門の派遣元の晶さんは、病院に手術代金をふっかけて来ます。
1千万が2千万、そして1億とか…
これは真っ向からの対決です。
 
きれいで颯爽とした米倉。スタイルもよく美人で(への字口が気になるけど)今風のしゃれたファッションがよく似合う。
でも40なのでしょ?もう若くないし。
何を言われてもぶーたれて「いたしません」とか「私失敗しないので」とか、会議(カンファレンス?)の場でも脚を組み前をはだけで、大人げない。横柄です。
食べ物屋ではしゃぐ姿との落差が大きくて、げんなりです。
にしても、確かにこの容姿はダントツだわ、と脇役と比較して感心しきりでした。
 
羽生くんを思わせるスケート選手が大門の手術を待ちわびていたのに、突如として暴漢に襲われて右手を骨折してしまう大門。それもどうやら黒須のしかけた罠だったよう。
もう暫く手術は出来ません。手に保険掛けておけばよかったのに…
しかし間一髪で救ってくれた男がいました。なんと、優香と結婚したばかりのあの青木さん演じるマタギです。
 
いつも脇役で見慣れているのに、今回はどんぴしゃの適役でした。
彼は全てを知った上で、山の中の家に居候させてくれたのです。(そんな都合の良い偶然あるかい)
まぁでも彼の存在感は素晴らしく、見ていて全てを受け入れられました。

一月経ち、彼は無理矢理大門を病院へ連れ戻します。
何故そこまで知っていた?そしてなぜあの晩に彼はあの場所に居合わせたの?
勝手な妄想で失礼しますが、私は彼は大門の隠れたストーカーだったのでは…と思いました。
(勿論半分冗談ですが)
 

右手の回復への不安を拭って大門は手術に向かいます。がそう簡単には成功させるものかという…
手術は時間が足りなくなり絶体絶命に。
その時、病院長が鶴の一声をかけ、危機から脱出したのです。
偽羽生君の手術は大成功し、鮮やかな4回転半の演技を披露しました。
そしておまけ付きが…
黒須が手術をやらなくなったのは、右手の手術失敗があったからだそうです。
大門は「私がやりましょうか?」と声をかけるのですが…
この時のたけしはまんざらでもなそさう。米倉との親密さにドキドキしてる風にも見えました。
 
ちょっと難を言わせて貰えば、この中のシーンで、たけしと橋爪さん、岸部さんが会食してる時に、私はこれがどうしてもドラマに見えなくて、トーク番組に見えたのです。
つまり、みなテレビに出過ぎていて、見飽きてるんですよね。うーんこれは問題だ…。
他の人はどう感じたんでしょうか?
また、たけしの喋りが不明瞭で、セリフが伝わってきませんでしたよね。
ドラマの命はセリフだと改めて思いました。「聞きづらい」と思わせちゃいけないでしょ。
脚本家が知恵を絞って考えたセリフなのに。
 
まぁしかし2時間、楽しめました。
黒須の大門に放った言葉、「神になったつもりか?このアマ!」これが心に残りました。
プロ中のプロになんてことを。
あれはたけしのアドリブだったんではないでしょうか。どうでしょう。
 
 

土曜プレミアム「知られざる脳の真実・世界を変える奇跡の力」の感想

2016-07-03 12:52:18 | エンタメ
すごい話でした。これがフジテレビ?期待してなかったのに…
でも振り返ると、フジは先駆のような面白い番組をたくさん作って来たんですよね。
アンビリは私の楽しみにしていた番組でした。
最近は他の番組に追われてすっかり生彩を欠いています。
このスペシャルはアンビリの粋に入る内容でした。
 
4人に起こっている脳にまつわる信じられない出来事。
それは健常な私たちには想像できない摩訶不思議な出来ごとです。
始めの人は「世界が幾何学模様に見える男性」でした。彼は14年前まで、数学的なことなど全く興味もないロッカーでした。
夜な夜なパーティに参加し、パンクロックを歌いまくって悦に入るノリのいい男でした。
しかしある夜、金目当てに後頭部を強打されます。
次の日激しい頭痛で目が覚め、シャワーを浴びると、なんと、水しぶきが幾何学模様に見えたのです。
そして世の中の風景がまるで違って見え始めました。あらゆるものが幾何学模様に見えているのです。
 
その後の調べで、彼の右脳が活動していないことと、その代わり左脳が激しく動いていることが分かりました。
打撲で前頭葉が損傷していたというのです。
脳と言うのはどこかが失われると他の部分がその肩代わりをするように大きな働きをするらしいのですね。
彼の場合は前頭葉の損傷でサバン症候群を発症した珍しいケースらしいです。
 
彼の人生は全く変わってしまいました。引きこもりになり、大学で数学を学び、そこで知り合った人と家庭を築きます。
見たところ数学の知識を生活に応用してるわけではないようでしたが‥彼は今の生活に満足していると言います。
 
2番目は深い眠りが襲い、長い時で半年間眠り続ける若い女性です。
6年間で50回もの眠りを発症しました。人生を奪う病気です。
母親は仕事を辞めて彼女に付きっ切りです。夫は出て行ってしまいました。(なんつう身勝手…)
兄が一家を支えています。しかし彼女は恋人もいて、友人にも恵まれています。ネットの動画サイトで自分を表現しています。
そして世界的権威の先生に今回、診てもらう事が出来ました。希望のある終わり方でした。
 
3番目は全盲で生まれた30代の男性が、自分の鳴らした音の反響だけで回りを知り、恐れることなく行動している人です。
今回は元パラリンピックの金メダリストの日本女性にその方法を教えにやってきました。
エコーだけで周りの物を感じ取るというのが信じられません。しかし20年のキャリアで見事に成し遂げていました。
専門家によると、やはりここでも、失われた視覚を脳の視覚野が補って総合的な働きをしているそうです。
この20代の女性のバイタリティーにも驚きました。
 
4つ目は記憶力に障害を持った50代の男性です。
彼は風邪をひいて脳炎を起こし、海馬が傷ついてしまいました。
過去の記憶も忘れ、一日寝ると記憶がリセットされてしまいます。
しかししっかりと妻が寄り添い、生活をサポートしています。
会社へ行く道順なども妻がメールで教え、あらゆる事を支えています。
そしてこの、海馬の傷を治す物質として注目されているのがX物質だそうです。
カイコ冬虫夏草から抽出した物質で、岩手医大が研究しているのです。
男性が妻と岩手医大を訪れ、治療の話をするところで終わっていました。
 
どれも重い話でした。
どの人も生き生きと生きています。普通の人に遜色ないくらい。
しかし、これだけ普通の生活を送れているのは、一重に周りの人の協力があってこそ。
自分の人生を犠牲にして尽くしています。家族の人たちがいなかったら、これほどの生活の質を保つのは困難でしょう。
それもきっと運不運が分かれるだろうなと思いました。
 
深いだけに少々疲れました。
テレビってまだまだ捨てたもんじゃないなーと。
そして未知な部分の多い脳の低力。健常な自分たちの出来ることって、本気を出したらどれたけ凄いんだろうとチラッと思いました。