今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「はじめまして、愛しています。」一話の感想

2016-07-16 11:44:37 | ドラマ
遊川和彦さん脚本ということでハスに構えて見たのですが、当てが外れました。
破綻もなく、登場人物も自然です。「これが遊川?」と驚きです。
路線を変えたのか自分らしさを封印したのか。
 
尾野真千子さん演じる梅田美奈はピアニストですが、毎日ピアノ教室で生徒を教えています。
国際コンクールで受賞を目指すという高い目標を持っています。
 
でも目下49連敗と言う不名誉な結果。
彼女の父親は有名な指揮者で、世間的には色眼鏡で見られるし、父親とは交流がないし、孤独です。
でも美奈の夫の善良さや優しさに救われています。
 
不動産の仕事をする信次は、妻がコンクールに受かるまでは子供を作らないという主義を貫いてきました。
でもそろそろ子どもが欲しくなってきたのは隠しようがありません。
美奈は同年代の母親に引け目を感じています。

ある日、美奈は家の庭に一人立っている不審な子供を見つけます。
男の子は5歳で、家から逃げ出して来たのですが、親から虐待され栄養失調で名前もありませんでした。
児童相談所の職員が来て、ひとまず施設に入れられます。
が、信次は彼を特別養子縁組して自分の子にしたいと言い出します。
 
周りはびっくり仰天です。
しかもかなり気持ちが固いよう。やがて美奈の心に変化が現れます。
男の子は2度も梅田家の庭に現れました。一体何でなのか‥大人たちは考えあぐねます。
 
どうやらそれは、美奈の弾くピアノにあったようなのです。
男の子はピアノが気になってしょうがなかった…だから梅田家へやって来たらしいのです。
そして美奈と一緒に男の子は鍵盤に向って弾き始めます‥。
 
ゆっくりと尺を取って話が流れていきます。
時々変なエピソードもありますが、遊川と思えない人間味あふれる話です。
ちょっとしんみりしました。
 
気になったのは、余さんの相談所職員が、何かイヤな感じなんですよね。
不機嫌で横柄で。私の経験で言うと、保健と福祉の関係の職員ってすごくいい人ばっかりでした。
だからこういう役作りが腹立つんですよね。
 
まぁとにかく、尾野さんのキャラクターは真面目で不器用、だけど言うべき所ははっきり言う強い性格です。好感が持てます。
最後は特別養子縁組したいと、職員の前で宣言しました。
 
来週は親の資格があるか審査されて、それから養子を育てる難しさを描いていくのでしょう。
見ごたえがありそうですね。
そして音楽の道は諦めてしまうのか…
 
藤さんが出てますね。彼はその昔トレンディドラマに出ていました。
大原麗子と言い合っていた頃が懐かしい。今はまた別のカッコよさです。
子役さんもどんな演技を見せてくれるのか、期待したいですね。